自分のブログがどのくらいの人に読まれているのか、なかでも「毎回チェックしてくれている常連さん」がどれくらいいるのか、気になったことはありませんか。アクセス数が伸びてくると、一度きりの訪問者より、わざわざ更新を追いかけてくれる人の数のほうが励みになる、というのは私自身よく感じるところです。その「常連さん」を測る昔ながらの目安が、RSSフィードの購読者数でした。
ところが、この記事をもともと書いた当時に紹介していた方法は、今ではまったく使えません。RSS購読者数を簡単に調べられた「Google リーダー」は2013年に終了し、ブログ界で定番だった「FeedBurner」も購読者数の計測機能が事実上止まっています。つまり、かつての「定番の調べ方」は、ほぼ全滅したと言っていい状況なんです。
とはいえ、読者数を知りたい気持ちが消えたわけではありません。むしろ、SNSやメール配信が当たり前になった今のほうが、読者とのつながり方は多彩になっています。この記事では、なぜ昔の方法が使えなくなったのかを正直に整理したうえで、2026年のいま現実的に使える「自分のブログの読者数・購読のされ方を把握する方法」を、私が実際にやっている範囲で順番に紹介していきます。具体的には、現役のRSSリーダー「Feedly」での購読者数の調べ方、GA4やサーバーログを使ったフィードへのアクセスの確認、さらにメール購読やSNSフォロワーまで含めた読者数の捉え方まで取り上げます。RSSという一本の物差しにこだわりすぎず、いまのブログに合った形で読者の数を多角的につかむ考え方を、まるごと持ち帰ってもらえれば嬉しいです。
昔の定番だった「Google リーダー」と「FeedBurner」は今どうなった?
まずは、過去にRSS購読者数を調べる王道だった2つのサービスの現状から確認しておきます。ここを飛ばすと、ネットに残っている古い解説記事を見て「書いてある通りにやったのにできない」と時間を溶かすことになりがちなので、先に押さえておきましょう。
Google リーダーは2013年に終了済み
もともとこの記事で紹介していた「Google リーダー」は、URLを入れるとそのフィードの登録者数が見られる便利なRSSリーダーでした。当時このブログも23人ほどに登録してもらえていて、目安として重宝していたものです。
しかしGoogle リーダーは2013年7月1日にサービスを終了しました。理由としては利用者数の減少が挙げられており、以降この方法は完全に使えません。ネット上には今もGoogle リーダーで購読者数を調べる手順が残っていますが、すべて過去の情報だと考えてください。
FeedBurnerも購読者数の計測は実質ストップ
Google リーダー亡き後、ブログの購読者数管理として長く使われたのがGoogleの「FeedBurner」です。フィードを束ねて配信し、購読者数やクリック数を表示してくれるサービスで、私の周りでも導入している人がたくさんいました。
ところがGoogleは2021年7月、FeedBurnerを新しいインフラへ移すと同時に、メール購読をはじめとする「中核ではない」機能を廃止しました。フィードのURLやタイトルの管理といった基本機能と、ごく簡単なリクエスト数の分析は残っていますが、かつて頼りにしていた「メールでの読者登録」や、しっかりした購読者数の表示はもう期待できません。古くからのブログのサイドバーに残っている「メールで購読」ボタンの多くは、この時に動かなくなったものです。
要するに、RSSの購読者数を1つのサービスでスパッと数える時代は、すでに終わっているというのが正直なところです。そのうえで、今でも使える現実的な方法を順番に見ていきます。
参考:Upcoming changes to FeedBurner(Google Search Central Blog)
今でも使える方法その1:Feedlyの購読者数を調べる
「じゃあRSSの購読者は一切わからないの?」というと、そこまで悲観しなくて大丈夫です。Google リーダー終了後、その受け皿としてユーザーが一気に流れ込んだRSSリーダーが「Feedly」で、現在のRSSリーダーの中では事実上の定番になっています。発表直後の48時間で50万人以上が移ってきたと報じられたほどで、今も多くの人がFeedlyでブログを購読しています。
このFeedlyは、特定のフィードを何人が登録しているかを外部から確認できます。やり方はシンプルで、「Feedly Subscribers Checker」のようなチェックツールに自分のブログのフィードURLを入力するだけです。Feedly上での購読者数がパッと表示されます。
もうひとつ、ブラウザのアドレスバーに直接、次の形のURLを打ち込んでも確認できます。返ってきたデータの中にある購読者数の項目を見ればOKです。
https://feedly.com/v3/feeds/feed%2Fhttps://あなたのブログのフィードURL
ただし、これで見えるのはあくまで「Feedlyを使って読んでいる人」の数です。RSSリーダーは数あるなかの1つですし、RSS自体を使う人は昔よりだいぶ減っています。Feedlyの数字は「熱心な読者の最低ライン」くらいの目安として受け止めるのがちょうどいいと思います。
今でも使える方法その2:GA4やサーバーログで「フィードへのアクセス」を見る
購読者の「人数」をきっちり数えるのが難しくなった今、私がより実用的だと感じているのが、フィードファイル自体にどれだけアクセスが来ているかを見るやり方です。これなら特定のサービスに頼らず、自分のサイトのデータだけで状況をつかめます。
GA4で参照元やフィードのリクエストを確認する
WordPressなら、フィードは https://あなたのブログ/feed/ のようなURLで配信されています。RSSリーダーやアプリ経由で記事に飛んできた読者は、Googleアナリティクス(GA4)の参照元データに現れることがあります。GA4の「レポート」→「集客」→「トラフィック獲得」を開き、参照元/メディアを眺めて、feedlyなどRSSリーダー由来の流入がないかチェックしてみてください。
注意点として、RSSリーダーの種類によってはアクセス解析に正しく記録されないこともあります。フィードを取りに来るアクセス(クローラー的な動き)は、ブラウザでの閲覧と挙動が違うため、計測ツールでは拾いきれない場合があるからです。あくまで参考値として見ましょう。
サーバーのアクセスログでfeedへのアクセス数を数える
より確実なのが、レンタルサーバーのアクセスログ(生ログ)を見る方法です。ログの中から /feed を含むリクエストを抜き出してカウントすれば、フィードがどれだけ取得されているかの実数に近づけます。手元のサーバーで完結し、外部サービスの終了に振り回されないのが利点です。WordPressのプラグインでRSS経由のアクセスを集計してくれるものもあるので、ログ操作に不慣れなら、そうしたプラグインから試すのも手です。
関連記事:アクセス数を伸ばす!Search ConsoleとGAで見極めるリライト優先記事の選び方
今でも使える方法その3:メール購読・SNSフォロワーで読者数を捉え直す
ここまで読んで気づいた方もいるかもしれませんが、そもそも「読者を数える物差し」自体が、RSS一択だった時代から大きく変わりました。RSS購読者数だけにこだわると、いまのブログの実態を見失ってしまいます。私が今いちばん意識しているのは、次のような複数の入口を合わせて読者数を捉えることです。
FeedBurnerのメール購読が終わった代わりに主流になったのが、メールマガジンやニュースレターのサービスです。読者にメールアドレスを登録してもらい、更新やまとめを直接届ける形で、登録者数=熱心な読者数として、はっきり把握できます。RSSのように「読まれたかどうか分からない」状態より、開封率まで見えるぶん手応えがあります。
もうひとつ大きいのがSNSです。X(旧Twitter)やInstagram、FacebookなどのフォロワーやRSS的に更新を追ってくれる人の数は、今や立派な「購読者数」です。私のブログでも、更新を一番早く届けられる相手はSNSのフォロワーになっています。フォロワー数・反応の数を読者規模の目安にするのは、今では自然な考え方です。
まとめると、「Feedlyの購読者数」「feedへのアクセス数」「メール登録者数」「SNSフォロワー数」をざっくり足し合わせて、自分のブログの読者層を立体的に眺めるのが、現実的なやり方だと感じています。1つの数字に一喜一憂するより、ずっと健全です。
関連記事:たった1つの拡散でブログのアクセスが1400倍に!SNSバズの実体験と学び
まとめ:RSS購読者数は「複数の物差し」で見る時代に
かつてはGoogle リーダーやFeedBurnerでサクッと分かったブログのRSS購読者数ですが、Google リーダーは2013年に終了し、FeedBurnerも購読者数の計測やメール購読の機能が止まっています。昔の手順をそのまま試しても、もう数字は出てこないというのが今の現実です。
それでも、読者数を知る手立てがなくなったわけではありません。Feedlyでの購読者数チェック、GA4やサーバーログでのfeedアクセスの確認、そしてメール購読者やSNSフォロワーまで含めて見れば、ブログの読者像はむしろ昔より細かくつかめます。RSSという一本の物差しが折れた代わりに、複数の物差しを持てる時代になった、と前向きに捉えたいところです。
大事なのは、購読者数という一つの数字が出なくなったことを嘆くより、いま手に入る複数のデータを組み合わせて読者像を描き直すことだと思います。Feedlyの数字は熱心な読者の最低ライン、feedへのアクセス数は実際の取得状況、メール登録者数は確実につながっている人、SNSフォロワーは更新を最速で届けられる相手。それぞれ性質が違うので、無理に一本化せず、用途に応じて見比べるのがコツです。
もし今、自分のブログの読者数が気になっているなら、まずはGA4の参照元を眺めるところから始めてみてください。設定が済んでいればすぐ確認できますし、特別なサービスへの登録もいりません。そこに、あなたの記事を読みに来てくれた読者の足あとが残っているはずです。どの入口から読まれているかが見えてくると、次に何を書くかの判断材料にもなります。