サイコパス診断テストは、犯罪心理をモチーフにした有名なクイズ形式の心理テストです。ひとつの場面に対して、多くの人が思いつく「一般的な回答」と、共感性に欠けるとされる「サイコパスの回答」がまったく異なる、というギャップを楽しむものです。それにしても、サイコパスとされる人の発想は、普通の人が見るとゾッとするものばかりです(((( ;゚Д゚)))
この記事では、有名なサイコパス診断を20問、質問&答え付きでまとめました。定番として長く出回っている12問に、あまり見かけない8問を加えています。それぞれに簡単な解説も添えました。
後半では、こうしたゾッとする回答がどういう仕組みで生まれるのか、そもそもこの診断はどこから広まったのかにも触れています。
「20問じゃ足りない!」という方向けには、サイコパス診断100問まとめも用意しています。
自分ならどう答えるかを考えながら読むと、面白さ(と怖さ)が増します。
※これはあくまでエンタメとして楽しむ心理テストです。科学的に検証された診断ではなく、都市伝説的に広まったものも含まれます。答えが一致したからといってサイコパスというわけではありませんので、気軽に楽しんでください。実際の性格やこころの状態が気になる場合は、専門家にご相談を。
サイコパス診断テスト 定番の12問
1. 滞在
ある家で一家殺害事件が起きた。
若い夫婦とその子供の遺体はダイニングで発見された。
捜査の結果、犯行後、犯人は一日以上この家に滞在していたことが判明した。
犯人はいったい何のためにこの家にとどまっていたのだろうか?
解説:罪悪感や恐怖より、自分の好奇心や満足を優先する点に、共感性の欠如が表れているとされます。
2. 動物愛護
あなたには可愛い猫が一匹います。
動物愛護を訴えるサイトを作りたいのですが、
あなたは猫のどんな写真をどのように載せますか?
もっともアクセスが増えるようにしてください。
解説:目的のために他者(動物)を手段として利用し、巧妙に善人を演じる発想がポイントとされます。
3. 強盗
あなたの家に強盗がやってきました。
あなたは武器も持たず、隠れる事しかできません。
武器を持った強盗から隠れるため
あなたが身を隠したのは家のどこですか?
解説:身を守るためではなく、相手より優位に立てる(反撃できる)位置を選ぶ点に、攻撃的で自己中心的な傾向が出るとされます。
4. 葬儀
夫の葬儀中、そこに来た夫の同僚に一目ぼれをした未亡人。
その夜に息子を殺害した。
その理由とは?
解説:他者の命より自分の欲望を優先し、人の死すら目的達成の手段として捉える点が特徴とされます。なお、この問題は世界的に有名ですが、実は科学的な裏付けのない都市伝説として知られています。
5. バス停
大嵐の日、あなたは車でバス停の前を通りかかった。
そこには、死にかけの老人、自分の好みの異性、友人の3人がいるとする。
車は2人乗りで1人しか乗せることはできない。
あなたは誰を助ける?
解説:人助けという体裁と自分の欲望を同時に満たそうとする、極端に自己中心的な合理化がポイントとされます。
6. バルコニー
あなたは眠れず、自宅のバルコニーに出た。
外を眺めると、ある男がある女を刀で刺し殺していた。
あなたがその姿を見て通報しようと携帯電話を耳に当てたところ、
その男と目が合ってしまった。
男はあなたの方を指し、指を一定の動きで動かしている。
何故そうしたと思うか?
解説:恐怖を感じる状況でも、相手の行動を冷静に観察・分析できるかに着目した設問です。
7. 子供とペット
あなたはある人を恨んでいる。
家に忍び込んでその人を殺害した。
それだけでなく、無関係な子供とペットをも殺した。
いったいなぜか?
解説:残虐な行為を「思いやり」のように語る、ゆがんだ論理に着目した設問です。
8. 片付け
自分の殺人テクニックに自信を持っている連続殺人犯がいた。
今回のターゲットは1人暮らしの男性であり5人目のターゲットとなる。
部屋に忍び込むと男は足の踏み場も無い汚い部屋で寝ていた。
殺人犯は気配を消して男に近付き、首をいっきに締め上げた。
やがて男が死んだのを確認すると殺人犯は男の部屋を片付け始めた。
いったいなぜか?
解説:自らの犯行を「作品」や「栄誉」として捉える、自己陶酔的な発想がポイントとされます。
9. 警察の質問
あなたは犯罪を犯し、警察に捕まった。
あなたは警察の質問に対し、
正直に全て話した。
警察が掴んでいない事件も含めて、全て。
罪が重くなるのに、なぜ全て話したのか?
解説:罪の重さよりも自分の承認欲求を優先する点に、特有の自己顕示性が表れるとされます。
10. 死刑台
ある殺人犯が死刑台に立たされた。
殺人犯は言った。
「やめてくれ、何で俺が死刑なんだ」
死刑執行人は言った 。
「おまえがマイケル一家を殺したからだ」
これを聞いた殺人犯はなんと言った?
解説:自分が手にかけた相手にすら関心がない、他者への無関心の極端さを示すとされます。
11. 親友と暴力男
あなたの彼氏は暴力男だった。
耐えかねたあなたは彼氏と別れ、
安穏とした生活を手に入れた。
ある日、あなたは街でカップルを見かけた。
あなたの親友と暴力男だった。
あなたは親友を殺した。
なぜか?
解説:最も極端な手段を「守るため」と正当化してしまう、論理のゆがみがポイントとされます。
12. 刃物
あなたはこれから刃物で人を殺します。
殺人に使う刃物を買いに行ったところ、
300円の刃物と3000円の刃物が売っています。
あなたは300円の刃物を買いました。
なぜ?
解説:価格や実用性ではなく、相手を苦しめること自体に発想が向く点が特徴とされます。
あまり見かけない追加の8問
ここからは、定番12問ほどには出回っていない8問です。人を殺める話ばかりではなく、絵を並べたり、ケーキを切ったりする設問も混ざっています。
13. 占い師
よく当たると評判の占い師に見てもらったところ、
「あなたのそばに、あなたを傷つけようとしている人がいます」と警告された。
ところがその帰り道、あなたは占い師を殺してしまった。
いったいなぜか?
解説:他人の命が、思いつきを試すための材料になっています。動機として「気になったから」で足りてしまう点が特徴とされます。
14. 遅刻
寝坊してしまい、大事な会議に間に合いそうにない。
車で向かっても電車を使っても、どうやっても遅れる。
あなたはどうする?
解説:自分の面目を守るためなら、引き起こす被害の大きさは判断材料に入らない。虚栄心の強さが出るとされる設問です。
15. ケーキ
ホールケーキを3人で分けることになった。
あなたなら、どう切り分けますか?
頭のなかで、ケーキに線を引いてみてください。
解説:分けるという行為に、公平さという発想がそもそも入ってこないかを見る設問です。凶悪犯罪の加害者に同種の課題を出した例があるとも言われますが、出どころははっきりしません。
16. 誕生日プレゼント
隣の家に住む少年の誕生日に、あなたは自転車とブランドの靴を贈った。
ところが少年はあまり喜ばない。
そこで予備に買っておいたスケートボードとサッカーボールも渡したところ、
少年は泣き出してしまった。
なぜ泣いたのか?
解説:相手が傷つくとわかっていて、わざわざもう一押しする。悪意が「善意の贈り物」の形で届く点がゾッとするところです。
17. 4枚の絵
次の4枚の絵を使って、ひとつの物語を作ってください。
①女の子 ②消防車 ③女の子を抱きかかえた消防隊員 ④燃えている家
解説:同じ4枚から、どちらの結末を組み立てるか。手元の材料が同じでも、着地の選び方に差が出るとされます。
18. 幼馴染
孤児院で育ったA子とB子は、支え合って勉強し、
一緒に事業を立ち上げて成功させた。
二人とも十分な財産を手にしたはずなのに、
ある日A子はB子を殺した。
いったいなぜか?
解説:手に入れたのは金ではなく「過去を知る人がいない状態」。長年の相棒すら、経歴を消すための対象になります。
19. 倒産
会社を経営していた男の会社が倒産し、男は別の仕事に就いた。
そのことを妻と子には隠していたが、
実は二人とも知っていて、気づかないふりをして気を遣ってくれていたと判明した。
男は妻子を殺した。
なぜか?
解説:家族を、自分をどう映すかという役割でしか見ていない。役に立たなくなった時点で対象から外れる、という筋道です。
20. 刑事
通り魔事件が起きた。
担当の刑事は、被害に遭った人ひとりひとりに熱心な聞き込みを重ねた。
ところがその数日後、刑事本人が犯人として逮捕された。
犯人であるのに、なぜ熱心に聞き込みをしたのか?
解説:捜査そのものが、犯行の続きになっています。危険を冒してでも余韻を取りにいく点が、隠しきろうとする発想と決定的に違うところです。
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ゾッとする回答が生まれる仕組み
20問も並べると、答えの作られ方に共通の型があることが見えてきます。サイコパスの回答例は、でたらめに残酷なのではなく、だいたい次の3つのどれかに当てはまります。
ひとつめは、人が目的ではなく手段になっている型。バス停の設問や倒産の設問がこれで、そこにいる相手は「自分の望みを叶えるための道具」として処理されています。感情のやり取りをする相手だという前提が、最初から抜けています。
ふたつめは、恐怖の場面で感情より観察が勝つ型。バルコニーの設問が代表格で、普通なら身がすくむ場面で、相手の指の動きの意味を落ち着いて読み取ってしまう。怖がるべきところで怖がらないから、読んだ側がゾッとします。
みっつめは、残酷さが正しい行いの言葉に置き換わる型。子供とペットの設問の「あの世で再会させてあげる」や、親友を殺した理由の「暴力男から守るため」がこれです。本人の中では筋が通っているのに、外から見ると筋の通し方そのものが壊れている。この落差がいちばん後味を残します。
この3つを頭に入れてから読み返すと、初見の問題でも答えの見当がついてしまいます。当たるようになるのは気持ちのいいものではありませんが…そういう読み方もできる、ということで。
有名なサイコパス診断は、どこから広まったのか
これだけ知られているのに、この手の診断は出どころがはっきりしません。ネット上のコピペとして広まったものが多く、誰がいつ作ったのかまでたどれる設問はほとんどないのが実情です。
紹介されるときに「精神科医が使っている」「FBIが採用している」といった触れ込みがつくことがありますが、裏付けのある話は見つかりません。この記事の4問目にした葬儀の設問は世界的に有名なものの、専門家が実際に使っているという説明は否定されています。
専門家が使うのは、まったく別のものです。サイコパシーの評価で知られるのはロバート・ヘアが作ったPCL-Rというチェックリストで、20項目を面接記録や生活歴と突き合わせて採点します。訓練を受けた臨床家が時間をかけて行うもので、設問に直感で答えて自己採点する、というつくりにはなっていません。
つまりこのページの20問は、心理学の道具というより、みんなで出し合って驚くための読み物です。そう割り切ったほうが素直に楽しめます。
あなたはいくつ当てはまった?
自分ならどう答えるかを考えながら読んでみて、いかがでしたか。一般的な回答とサイコパスの回答のあまりの違いに、ゾッとした方も多いと思います。
当てはまった数を気にする方が多いのですが、この20問に採点の基準はありません。もともと得点をつける設計になっていない設問の寄せ集めなので、3つ当たったから何%、といった読み方はできない作りです。当たった数より、どの型で当たったかのほうが読んでいて面白いところです。
冒頭でも触れたとおり、これはあくまでエンタメとして楽しむ心理テストで、答えが一致したからといってサイコパスというわけではありません。むしろ、こうした発想が「怖い」と感じられること自体が、人として自然な共感性を持っている証拠とも言えます。友達や家族と一緒に出し合って、「自分ならどう答える?」と盛り上がってみてください。
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