ホームページやブログのアフィリエイト収入の平均は?月3万稼ぐ人は2%程度

日本アフィリエイト協議会は今月2日に「アフィリエイト市場調査2013」の結果を公表しました。

萬券を見せつける闇金風の男性

調査はアフィリエイト歴からサイト数、収入まで記載されています。私たちブロガーはもちろん気になりますが、サイトを運営していなくてもアフィリエイトが儲かるのか知りたい人も多いのではないでしょうか。

アフィリエイト収入ってどのくらい?

この調査は2013年5月24日(金)から5月27日(月)まで、ネットリサーチ会社の株式会社クロス・マーケティングの協力のもと、アンケートモニター7,209名を対象に実施したアフィリエイト・プログラムに関する市場調査になります。

調査結果によると、ホームページやブログを所持しているのは回答者のうち1,765名(24.5%)となりました。このホームページやブログの所有者1,765名のうち、『28.3%』にあたる500名が、アフィリエイト広告も掲載しているアフィリエイトサイト運営者(アフィリエイター)になります。

アフィリエイト歴は「5年以上~10年未満」の回答者が20.2%ともっとも多く、次いで「1年以上~2年未満」と「2年以上~3年未満」が14.6%と同率で並びました。運営しているアフィリエイトサイトの数(ブログを含む)は、平均で「3.08サイト」という結果になりました。

アフィリエイト収入の面では、月3万円以上のアフィリエイト収入があるのは全体の2.4%、アフィリエイターの約8割が収入1,000円未満という調査結果となりました。

LINK:アフィリエイト市場調査2013を発表&共有させて頂きました

アフィリエイトとは、Webサイトなどに企業サイトへのリンクを張り、ユーザーがリンク先サイトで会員登録したり商品を購入すると、サイトの運営者に報酬が支払われる広告の仕組みです。Google AdSenseAmazon アソシエイトが有名。

約8割が「1000円未満」というのは、なかなかリアルな数字ですね。

実際、ブログでアフィリエイトって儲かるの?

少し前に会社の同僚が「ホームページとかブログを作って副収入でも稼ごうかなー」と言っていました。私が「更新しないと結構大変みたいですよ」とアドバイスしたところ「更新しなくても大丈夫なサイトを作ればいいんじゃない?」と言っていました(ちなみに私がブログをやっていることは知りません)。

わかります。私もそう考えている時期がありました。

流行りモノのページではなく、半永久的に検索されるような内容(例えば、保険の比較サイトなど)でページを作れば、ある程度放置しといても広告収入が得られるって思いますよね。

アフィリエイトで収入を得ようと思っている方のほとんどは楽して収入を得たい人なので、そう考えるのはごく自然な流れだと思います。実際にそういうサイトを作って収入を得ている人もいます。

が、経験も実績も0からのスタートでそれを実現できる人は、1%もいないと思います。

Webには自分よりもはるかに経験のある先駆者達が、無限とも思える数のサイトを公開しています。その中で放置している自分のサイトが検索順位の上位に表示され、アクセス数を増やし、まとまった広告収入を得るなんて…結構なアメリカンドリームですよね。

先の方は「月10万くらい稼げたらいいけど…」とも言っていました。私は「そうですね」と答えておきました。

また本調査によりますと、月3万円以上の収入があるアフィリエイターは、『1年以上のアフィリエイト経験があり、平均6.3サイト(ブログ含む)を運営しており、毎日約3.1時間をアフィリエイト活動に費やしていて、レンタルサーバーや独自ドメイン、商品購入等に毎月5,000円前後の経費をかけている』、という結果になっております。

調査結果からも、それなりに収入があるブロガーは時間や労力をかけていることがわかります。

収入目当てでブログやサイトを作ってもいつか行き詰まると思います。私も収入を追いかける時期がありましたが、今では役に立ったとコメントをくれたりFacebookページに「いいね!」を付けてくれる人がいることに大きな喜びを感じています。

これからブログを始める人に「そんな心構えではじめましょう!」と言っても、実際に経験しないとなかなかわからないと思います。スタートは広告収入目当てでもいいと思います。ただ、安定して収入を得るためには「目先にこだわらないコンテンツ・ブログを作ることが一番」ということに気づいてからが本当の勝負です。その頃には広告収入は目的ではなく結果になっていることでしょう。