WordPress専用のレンタルサーバー「wpX」に移転!ブログが高速化したのか比較検証

ちょうど1年前にブログのサーバーをGMOクラウドの「InfinitoPLUS」から「iCLUSTA+」に変えたのですが、レスポンスが悪く障害が多かったため、サーバーを再移転することにしました。

wpXクラウド

新しいサーバーは、エックスサーバー株式会社が運営している「wpX Speed(旧wpXクラウド)」。

今回は、wpX Speedを使ってみた感想とブログのページスピードの変化について紹介します。サーバー移転やブログ開設を考えている方の参考になれば幸いです。

関連記事:ブログのレンタルサーバーを移転しました。ホスティングの評判はきちんと調べるべきと実感!

wpX Speedってどんなサーバー?

ひとことで言うと「WordPress専用のレンタルサーバー」です。

WordPressに特化したサーバー・システム構造のため、WordPressを高速かつ安定して利用できます。特に「リバースプロキシ」という仕組みを利用したキャッシング機能は、通常レンタルサーバーでは困難な高速性・高負荷耐性を実現しているとのこと。

また、Google社により開発された拡張モジュール「mod_pagespeed」を使用して、Webサイトの表示速度を向上させる機能も搭載しています(画像は公式ページより)。

もちろん、メリットばかりでなくデメリットもあります。

一番のデメリットはWordPress以外は使えないという点。つまり、静的ページなどWordPress以外のサーバー運用を考えている方には向きません。

また、wpXには「wpXレンタルサーバー」と「wpXクラウド」の2種類があります(現在は「wpX Speed」に一本化されています)が、クラウドはレンタルサーバーより月額費用が安い分、メールアカウントや複数ドメインの運用ができません。両サービスの違いについては、エックスサーバーの社長ブログで詳しく解説されています。

LINK:wpXクラウド、wpXレンタルサーバーの違い

wpX Speedに移転後、ページ速度は変わったか

結論から言うと、体感でわかるレベルでページの読み込みが速くなりました。特に管理画面の処理速度は感動を覚えるほど。ストレスなく記事を更新できるというのは想像以上に快適でした!

実際のページスピードをGTmetrixで測定・比較してみました。

まずは旧サーバー「iCLUSTA+」。

Page Load Timeは「3.2s」、Page Speed Scoreは「D」、YSlow Scoreは「C」

そして新サーバー「wpX Speed」。

Page Load Timeは「2.2s」、Page Speed Scoreは「A」、YSlow Scoreは「B」となりました。

サイトの表示スピードはGoogleのSEO対策になるとも言われていますが、それ以上にユーザー体験の向上につながるのが大きいです。サイト表示が2秒遅いだけで直帰率は50%増加するとも言われています。

wpXはWordPress初心者におすすめ

wpX Speedはキャッシュ系のプラグインや細かい設定をしなくても、サーバー標準のキャッシュ機能だけで十分な高速化が実現できるのが魅力です。

WordPressに詳しい方であれば、自由度の高いエックスサーバーでカスタマイズする方がいいかもしれませんが、WordPress初心者~中級者であればwpXを利用する方が確実に楽な運用ができます。

複数ドメインで運用、あるいはメール機能が必要であればwpXレンタルサーバー、そうでないのであればwpXクラウドを利用するのがベストだと思います。

LINK:wpX Speed