最近「SEOオワタ」みたいな記事を目にすることが増えました。
この一文だけ読むと勘違いしてしましそうですが、これは別にSEOが終わったわけではなく昔からあった「スパムまがいのSEOが終焉を迎えている」ことを指しています。
最近よく耳にするのが「コンテンツ重視のSEO」、ひとことで言うと「いい記事書けばOK」ってことですね。と言っても、コンテンツがしっかりしていれば必ず検索結果の上位に表示されるのかと言えばそんなこともありません。
今回はサイトを制作したら必ず行うべき「基本中の基本のSEO対策」についてまとめました。
1.titleタグ
titleタグはSEO対策の中でも最重要項目の一つということは今も昔も変わりません。
具体的には「titleタグにキーワードを含める」ということ。ただし、無理やりキーワードを詰め込むのはNGです。不自然なタイトルは検索結果のクリック率にも影響します。あくまでコンテンツの内容に従ってタイトルをつけるのが前提です。
文章の最初の方にキーワードがあると有利という話も聞きますが、それはあまり気にしなくていいかと思います。自然に文章を作って、結果、文章の先頭にキーワードがきたらベターくらいの気持ちで考えましょう。
タイトルがあまりに長いと検索結果で「…」と表示されてしまうので、全角で「30~35文字」程度がいいかと思います。
2.descriptionタグ
titleタグと同じくらい重要なのが「description」、ページの説明文となる文章です。
検索結果のスニペットとして利用されるため、検索結果のクリック率にも関係してきます。ユーザーの心を掴むような簡潔でわかりやすい説明文を考えましょう。
descriptionもタイトル同様、長すぎると省略されてしまうので「130文字」前後をおすすめします。
descriptionタグが空の場合はGoogleが自動でスニペットを作ってくれますので、文章が思いつかない場合はあえて空にした方がいいかもしれません。
3.ソーシャルブックマークボタン
当ブログにも設置しておりますが「Twitter」「Facebook」「はてなブックマーク」のソーシャルブックマークボタンは最低限つけましょう。
検索に引っかかりにくいサイトでも、良質な記事が「Twitter」や「はてブ」で拡散されれば一躍人気ブログになる可能性もあります。
設置もそれほど難しくないので、特別な理由がない限りは導入することをおすすめします。
関連記事:「はてなブックマークボタン」をWordPressの個別記事に設置する方法
4.見出しタグ
titleやdescriptionほど神経質になる必要はありませんが、<h1><h2>等の見出しタグにキーワードが入るとより良いと思います。
もちろん不自然にキーワードを埋め込むのは逆効果です。普通に記事を書いていれば、自然と見出しタグにキーワードが入るはずです。
キーワードも大切ですがページの構造も意識してください。ブログ名は<h1>、記事タイトルは<h2>、小見出しは<h3>…と、きちんと構造化すれば後々のページの管理も楽になるので一石二鳥です。
5.ページのスピードを意識する
ページの最適化と言ってもいいかもしれません。
ウェブサイトの表示速度は、Googleの検索結果における指標の一つに過ぎませんが、表示速度の遅いページはユーザーが離脱する原因の一つでもあります。
具体的にはHTML、css、JavaScript、PHP…等の最適化、画像の最適化、不要なプラグインの整理や、ページキャッシュ系のプラグインの利用、あるいはCSS Spriteを積極的に使う…など、やれることはたくさんあります。
WebページのパフォーマンスはFirefoxアドオン「YSlow」や「Pingdom Tools」などのツールで測定できます。また、Googleの提供している「PageSpeed Insights」では、サイトのスピードアップのための施策を提案してくれます。
ページの表示スピードが上がればSEO対策としてはもちろん、ユーザーのストレスも減る上、サーバーの負荷も減るのでいいことずくめです。