
「うわあああああ……」
ふとした瞬間に、何年も前の恥ずかしい出来事が脳内に突然リプレイ再生されてしまう。思わず「やめてー!」と心の中で叫んでしまうwこんな経験、皆さんもあると思います。
- 友達との会話での痛恥ずかしい言い間違い
- 職場でのちょっとした失敗
- 学生時代の「うっ…思い出したくなかった…」ってやつ
時間が経っているのに、なぜかふとした瞬間に思い出して顔が熱くなってしまう…。私自身もよく「なぜ今このタイミングで!?」という感じで、急に当時の恥ずかしい感情がよみがえってくるタイプです(特にお風呂)。
しかも困ったことに、こういう「黒歴史」って忘れたくても簡単には消えてくれないんですよね…
この記事では、そんな「思い出したくないのに勝手に思い出してしまう恥ずかしい記憶」とどう向き合うか、心理学的な視点を交えながら、日常生活にすぐ取り入れられる対処法を紹介します!「何年経っても、つい思い出して悶絶してしまう…」という方は、ぜひ読んでみてください。
ちなみに、なぜ私がこのテーマで記事を書こうと思ったかは…ご想像通りですw
なぜ恥ずかしい記憶は何度もよみがえるのか
そもそも、なんでこうも「昔の恥ずかしいこと」ばっかり思い出してしまうのでしょうか?
実はこれ、脳の正常な働きだそう。
心理学的に見ると、「ネガティブな感情が強く伴った記憶」は脳にとても強く焼き付けられやすい性質があります。その理由は、人間の生存本能に関係しています。
- 危険だったこと
- 社会的に「やばい」と感じた失敗
- 自分が深く傷ついた体験
こうした出来事は「もう二度と繰り返したくない!」と学習するために、脳が記憶として強化するんです。
特に「扁桃体」という脳の部位が関わっていて、強い感情(恥ずかしさ、恐怖、不安)とセットで記憶が保存されます。そのため、ちょっとした日常のきっかけでも「フラッシュバック」みたいに蘇ってきてしまうわけですね。
無理に「忘れよう」とするほど逆にしんどくなる
「もう二度と思い出したくない!」「とにかく忘れよう!」そうやって必死に抑え込もうとした経験、きっと誰しもあると思います。
でも実はそれ、逆効果なんです。
アメリカの心理学者ダニエル・ウェグナーさんが提唱した「皮肉な過程理論」という考え方によると、「考えまい!」と意識すると、かえってその思考が強化されてしまうことがわかっています。
つまり、「恥ずかしい記憶よ消えろー!」と意識するほど、より意識にのぼりやすくなるんですね。
ラクになるための5つの対処法
じゃあどうすればいいの?ということで、気軽に試せる5つの方法を紹介します!
受け入れる
まずは「お、また出てきたなwでもまあ自然なことだよね」と受け入れる姿勢を持つのがポイント。否定しないだけで、心の緊張がふっとゆるみます。
友達に言うように自分にも優しくする
「もし友達が『昔の黒歴史が…』って相談してきたら、自分はどう返すかな?」→ きっと「そんなの誰にでもあるよ、大丈夫!」って言いますよね。
同じ言葉を自分にも言ってあげましょう。セルフ優しさ、大事。
今この瞬間に意識を戻す
恥ずかしい記憶で「うわああ」ってなった時は、
- 深呼吸する
- 椅子の感触を意識する
- 手を握って今の感覚を感じる
こうしたマインドフルネス的な方法がとても効果的です。
誰かに話してネタ化する
信頼できる人に話すだけで気持ちが整理されてラクになるもの。私なんて、この記事に書いてる時点で半分ネタ化しちゃってます(笑)。
笑いに変えることで、記憶の「恥ずかしさ」のエネルギーが弱まります。
時が解決
結局最後はこれに尽きます。時間は確実に恥ずかしさを薄めてくれます!
よっぽどのことでない限り、半年後、1年後には「なんであんなに気にしてたんだっけ?」って思えることがほとんどです。時は無情なほどに全てを洗い流してくれます(byミスチル)。
セルフ・コンパッションで心をもっとラクに
最近注目されているのがセルフ・コンパッションという考え方。簡単にいうと「自分に優しく接する力」です。次のようなセルフトークがおすすめ。
- 「人間だから失敗はあるよね」
- 「この経験も自分の成長につながってる」
こうした考え方を取り入れるだけでも、心の負担がだいぶ軽くなります。
まとめ
「恥ずかしい記憶」に悶えることは、誰だってあるし、それ自体はごく自然な反応なんです。大事なのは「こんなことで悩む自分」を責めないことです。
- 受け入れる
- 優しいセルフトーク
- 今に集中する
- 誰かに話してネタ化する
- 時間の力を信じる
これらを意識していくだけで、だんだん心がラクになるはずです。そしてセルフ・コンパッションを取り入れると、もっと自分に優しくなれます。
恥ずかしさは「なくすもの」じゃなくて「うまく付き合うもの」と思って、考えすぎないようにするのが一番です!