「プログラミングを始めたいけど、いきなり分厚い参考書を買うのはちょっと…」――そんな腰の重さ、すごくよく分かります。
白状すると、私もJavaScriptは大の苦手でした。ソースを開いては「ん?これかな…いや、こっちかな…」と、当てずっぽうで書き換えては動かして、を延々くり返す日々。教科書を一行ずつ読むタイプの勉強は、どうにも続かないんですよね。何度参考書を開いては、数ページで閉じたことか分かりません。
そんな飽きっぽい人間でも、なぜか手が止まらなくなる学習サービスがあります。ブラウザの中で実際にコードを書きながら、ゲーム感覚でプログラミングを学べる「Codecademy(コードアカデミー)」です。
面白いのは、いわゆる「読んで覚える」教材ではないところ。画面の右側にコードを書く欄があって、指示どおりに打ち込むと結果がその場で表示されます。間違っていればヒントが出る。この「書いて、すぐ動かす」の小気味よい連続が、退屈する隙をまったく与えてくれません。気づけば次のレッスン、また次のレッスンと、つい先へ進めてしまうんです。
Codecademyは2011年に登場したサービスで、当時このブログでも紹介しました。あれから十数年、サービスは大きく進化し、扱える言語も学べる内容もぐっと増えています。昔はJavaScriptを教える小さなサービスでしたが、今ではすっかり大きく育ちました。
この記事では、制作歴は長いのに、かつてのプログラミング挫折組でもある私の目線で、「Codecademyってどんなサービスなの?」「初心者でも本当に大丈夫?」という素朴な疑問に、ゼロからお答えしていきます。難しい専門用語はなるべく使わず、これから何かを学び始めたい人に向けて、できるだけやさしく書いていきます。仕組みや料金、向き不向きまで一通り押さえられる内容にしました。
Codecademyってどんなサービス?
Codecademyは、ブラウザ上でプログラミングを学べる学習サービスです。アメリカ発で、世界中に多くの利用者がいます。
いちばんの特徴は、説明を読むだけで終わらず、その場で自分の手を動かしてコードを書ける点です。画面が「説明エリア」と「コードを書くエリア」「結果が表示されるエリア」に分かれていて、教わったことをすぐに試せるようになっています。
パソコンに何かをインストールする必要はありません。必要なのはWebブラウザだけ。環境づくりでつまずいて挫折する、という初心者あるあるが起きにくいんです。
登場した2011年当時はJavaScriptを教えるシンプルなサービスでしたが、今では学べる言語も種類も大幅に増えています。学習の進め方も、AIがコーディングを手助けしてくれる機能が加わるなど、ずいぶん今風になりました。
参考: Codecademy公式(Learn JavaScript)
何が学べるの?
気になるのは「結局、何を勉強できるの?」というところですよね。今のCodecademyは、最初のJavaScriptだけにとどまりません。
公式のカタログを見ると、扱っているプログラミング言語は15以上。代表的なところでは、人気の高いPythonやJavaScript、Java、C++、HTML & CSS、SQLといった言語がそろっています。
言語そのものだけでなく、テーマ別の学習コースも用意されています。たとえばWeb制作やアプリ開発、データ分析、AI・機械学習、サイバーセキュリティなど、近年注目を集めている分野まで幅広くカバーしています。
「とりあえずWebサイトを作ってみたい」ならHTML & CSSから、「これからのデータの時代に備えたい」ならPythonやSQLから、というように、目的に合わせて入り口を選べるのがありがたいところです。
もちろん、その昔このブログで紹介したJavaScriptのコースも健在です。ボタンを押したら反応する、といったWebページの「動き」を作る言語なので、Web制作に興味がある人の最初の一歩にぴったりです。
言語のコースとは別に、短時間で終わる入門コースや、複数のレッスンをまとめた学習パスも用意されています。前者は「とりあえず雰囲気だけ知りたい」とき、後者は「一つの分野を順番に身につけたい」ときに向いています。自分の使える時間や目的に合わせて、軽く試すか、じっくり進めるかを選べます。
参考: Codecademy公式カタログ
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使い方の流れ
では、実際にどう始めるのか。流れはとてもシンプルです。
まず公式サイトにアクセスして、学びたいコースを選びます。無料で始められるコースもたくさんあるので、最初はそこから気軽に試すのがおすすめです。
コースを開くと、画面に説明と「コードを書く欄」が並んで表示されます。あとは指示に沿って、お手本どおりにコードを入力していくだけ。打ち込んだ内容はその場で実行され、結果がすぐに目の前に出てきます。
「自分で書いたコードが、ちゃんと動く」――この小さな成功体験を何度も積み重ねられるのが、Codecademyが続けやすい理由です。分からないところはヒントやAIのサポートが助けてくれるので、つまずいたまま放置されることもありません。
1つのレッスンは短い単位に区切られているので、すきま時間にコツコツ進められます。「今日は1レッスンだけ」でもちゃんと前に進めるのは、忙しい人や飽きっぽい人にとって地味にうれしいポイントです。
学習の進み具合は記録として残っていくので、前回どこまでやったかを思い出す手間もありません。間が空いても、続きのレッスンを開けばそのまま再開できます。パソコンとブラウザさえあれば、自宅でも外出先でも、いつでも同じ続きから学べるのは便利です。
料金は?無料でどこまでできる?
学習サービスというと気になるのがお金の話ですよね。Codecademyには、無料で使える「Basic」プランと、有料プラン(PlusやPro)があります。
うれしいことに、無料のBasicプランでも基本的なコースに触れることができます。「まずはどんな雰囲気か知りたい」「自分に合うか試したい」という段階なら、お金をかけずにスタートできます。
一方で、修了証の発行や一部のプロジェクト・クイズ、本格的なキャリア向けコースなどは、有料プランの対象になっています。学習を深く続けていきたくなったら、有料プランを検討するという流れになります。
つまり、入り口でいきなりお金を払う必要はありません。無料で試して「続けられそう」「もっと学びたい」と感じてから有料に切り替えれば、ムダがありません。まずは合うかどうかを確かめる、という使い方ができます。
料金は時期やプランによって変わることがあるので、申し込む前にかならず公式サイトで最新の金額を確認してください。ここで具体的な金額を書いてしまうと、あなたが見るときには変わっているかもしれませんからね。
メリットと、ちょっとした注意点
ここまでをふまえて、初心者目線でのメリットと注意点を整理しておきます。
メリットは、なんといっても「手を動かしながら学べる」「ブラウザだけですぐ始められる」「無料でも試せる」の3つ。読むだけの勉強が苦手な人ほど、相性がいいと思います。
注意点もいくつか。まず、画面の表示は基本的に英語です。とはいえ操作はパターンが決まっているので、中学英語くらいの感覚でも意外となんとかなります。最近はブラウザの翻訳機能も優秀なので、どうしても不安なら併用するとよいでしょう。
もう一点、Codecademyはあくまで「基礎を楽しく身につける」のが得意なサービスです。ここで土台を作ったら、次は自分で何か作ってみる、ほかの教材にも触れてみる、と段階的にステップアップしていくのがおすすめです。最初の一歩を踏み出す場所として、これ以上ないくらい優秀だと感じています。
関連記事:初心者向けClaude Codeの始め方|導入手順と使い方・メリットを解説
まとめ:迷っているなら、まず無料で触ってみよう
JavaScriptが苦手で長年逃げ回っていた私が言うのもなんですが、プログラミング学習でいちばん大事なのは「最初の一歩を、いかに軽くするか」だと思っています。やる気があっても、入り口が重いとそこで止まってしまうものですから。
その点でCodecademyは、インストール不要・ブラウザだけ・無料でも試せると、はじめの一歩のハードルをとことん下げてくれるサービスです。環境づくりでつまずく心配がないので、思い立ったその日のうちに、すぐ学習をスタートできます。
2011年の登場から十数年、扱える言語は15以上に増え、AIのサポートまで加わって、初心者にとってはむしろ昔より始めやすくなりました。JavaScriptはもちろん、人気のPythonやWeb制作、データ分析、AIといった注目の分野まで、今の自分の「やってみたい」に合わせて入り口を選べます。学べる幅が広がったぶん、長く付き合える相棒になってくれるはずです。
もちろん、Codecademyだけで何でもできるようになるわけではありません。ここで楽しく基礎を固めたら、次は自分で何か作ってみたり、別の教材に進んでみたりと、少しずつステップアップしていくのが王道です。それでも、最初の入り口としてこれほど心強い場所はそうそうないと、長年つまずいてきた身として強く感じています。
「プログラミング、ちょっと気になるな」と思っているなら、参考書を買う前に、まずは無料のコースを開いてコードを1行打ってみてください。自分の書いたものが画面の中で動くと、次のレッスンへ進む手がわりと自然に動きます。
かつての挫折組としては、あのとき手を動かす学び方に出会えていたら、と少しだけ思います。これから始める人にとっては、遠回りせずに最初の一歩を踏み出せる選択肢が、もう手の届くところにあります。