BIGLOBEが全国の20代~50代の社会人男女を対象に「有給休暇に関する意識調査」の結果を発表しました。調査方法はインターネット調査で、年代・性別ごとの人数はそれぞれ125人ずつの合計1000人です。
日本は特に有給休暇が取りにくいと言われていますが、その理由がまぁ日本人らしいというかなんというか…
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あなたが有給休暇を取得できない(しない・しづらい)理由
1位:職場に休める空気がないから
はい出ました空気!
日本人が大好きな「空気を読む」ってやつですね。
いや、立派だと思いますよ。煽りではなく。
でも、休めない空気を作っているのは周りなのでしょうか?それとも自分なのでしょうか?「休めないから」と言って休まない人たちが集まって、そういう空気を作り出していることに気が付きましょう。
自分が休みを取って空気を変える方が、周りの人にとっても自分にとってもプラスになるのではないかと思わずにはいられません。
2位:自分が休むと同僚が多く働くことになるから
いやぁ、これも本当に素晴らしい。自分が休んだら周りが忙しくなるから休めない。
でも、世の中持ちつ持たれつでいいじゃないですか。自分が休んだ時は周りに助けてもらい、他の人が休んだら自分が助ける。お互い休みを取り合えば、何も悪いことはないと思います。
3位:上司・同僚が有給休暇を取らないから
これも1位の「職場に休める空気がないから」と同じ話。
周りが休みを取らないから自分も取らない…これじゃあ誰も永遠に休みを取れないです(笑)個人が率先して休みを取ることが、社ち…もとい社員の意識改革につながるのではないでしょうか。
まず大前提として有給休暇は社員の立派な権利であること。もちろん、繁忙期を避けるといった配慮は必要かと思いますが、通常営業時まで気にしていたらキリがありません。
自分が休むことは周りのためでもある
ちなみに私は会社でも有給を多く取っている方だと思います。
毎年、必ず休みを取って海外旅行にも行っています…が、日本人の血がそうさせるのでしょうか、まとめてはせいぜい3日か4日くらいしか取っていません。海外で外国の方と話すと「ニホンジンヤスミスクナーイ(英語)」と言われます(笑)
私みたいなぺーぺーが有休を率先して取ったところで会社の空気は変わっていないかもしれませんが、それでも多少は周りの休みの取りやすさの緩和になっているのではと自分では思っています。
ただ、おそらく有休を取らない人もここで私が言っていることなんて本当はわかっていると思います。ただ、休みを取ることによって周りを気にするストレスや、仕事の調整等を考えると面倒くさくなって「大変だから取らなくていいや」となっているのではないでしょうか。休みを取るのにパワーを使うのはよくわかりますが、それもなんだか悲しい話ですね。
調査結果では他にも「周囲の人が有給休暇を取るときに感じること」や「有給休暇に関して希望していること」、「有給休暇を取りやすくするための工夫をしているか」など、有給休暇に関する様々な結果が紹介されていますので、興味がある方はご覧ください。
LINK:有給休暇を取得しづらい理由は「職場の空気」が1位にBIGLOBEが「有給休暇に関する意識調査」を実施