【随時更新】新型コロナウイルス(新型肺炎)感染症対策のまとめ

新型コロナウイルス(新型肺炎)イメージ

【現状についての注記(2026年時点)】

この記事は2020年初頭、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行初期に、当時公開されていた公的機関の情報を管理人がまとめた記録です。当時はまだ分かっていないことが多く、ここに載せた感染者数や予防に関する記述の一部は、その後の研究や状況の変化ですでに古くなっています。

その後COVID-19は世界的な大流行(パンデミック)を経て、日本では2023年5月8日に「5類感染症」へ移行し、対応は個人の判断を基本とする形へと変わりました。手洗いや咳エチケットといった今も有効な基本対策は残しつつ、そのほかの記述は「当時の情報」として読んでいただければと思います。

最新かつ正確な情報は、必ず厚生労働省や各自治体の公式発表でご確認ください。

  • 厚生労働省「新型コロナウイルス感染症」:ページを見る
  • 厚生労働省「新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行後の対応について」:ページを見る

中国・湖北省武漢市で令和元年(2019年)12月以降、新型コロナウイルスに関連した肺炎の発生が報告され、その後、世界各地へと広がっていきました。

日本国内でも2020年1月に感染者の発生が確認され、当時は感染症法上の「指定感染症」に指定されました。この記事は、その流行初期に、私(管理人)が公的機関の情報を頼りにまとめたものです。以下は2020年初頭時点の記録として残しています。公開当初は「随時更新」としていましたが、現在は更新を終え、当時の記録として保存しています。

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新型コロナウイルスとは(当時の説明)

発熱や上気道症状を引き起こすウイルスで、人に感染するものは当時6種類が知られていました。

そのうち、中東呼吸器症候群(MERS)や重症急性呼吸器症候群(SARS)といった重症化傾向のある疾患の原因ウイルスも含まれます。残りの4種類は、一般的な風邪の原因の一部を占めるとされていました。

中国で見つかった新型コロナウイルスは、当時これら既知の型に当てはまらない新しい型とされ、世界保健機関(WHO)は一時的に「2019-nCoV」と呼んでいました。その後、このウイルスは正式に「SARS-CoV-2」、引き起こす病気は「COVID-19」と名づけられています。

当時まとめた感染症対策

以下は、流行初期に公的機関が公開していた対策やアドバイスをまとめたものです。数字や連絡先など時点に依存する情報は当時のままなので、現在の対策は前述の公式ページで確認してください。手洗いや咳エチケットといった基本的な対策は、今でも役立つ考え方です。

新型コロナウイルス感染症に備えて

当時、首相官邸ホームページで「新型コロナウイルス感染症に備えて」が公開され、咳エチケットや手洗いについて解説されていました。

新型コロナウイルス感染症に備えて

こちらの資料は、2020年1月31日12時時点の情報をもとに作成されたものです。

新型コロナウイルスに関するQ&A(当時の内容)

厚生労働省が当時公開していた「新型コロナウイルスに関するQ&A」から、気になる項目を抜粋していました。以下はいずれも2020年初頭時点の回答で、その後の知見で更新・変更されている点が多くあります。

ヒトからヒトへうつるのか?(当時)

当時の回答では、中国国内でヒトからヒトへの感染は認められるものの、その程度は明らかではない、とされていました。過剰に心配せず、風邪やインフルエンザと同様に咳エチケットや手洗いを行うことが重要、と案内されていました。

潜伏期間は?(当時)

当時の回答では、潜伏期間は不明だが、他のコロナウイルスの状況などから最大14日程度と考えられる、とされていました。

予防法は?(当時)

当時の回答では、一般的な衛生対策として、咳エチケットや手洗いなどを行うよう案内されていました。武漢からの帰国後2週間以内に発熱や呼吸器症状が出た場合は、マスク着用のうえ最寄りの保健所に連絡するよう求められていました。

正しい咳エチケット

厚生労働省は「正しい咳エチケット」を公開しています。咳エチケットとは、咳やくしゃみの飛沫による感染を他人に広げないために、マスクやティッシュ・ハンカチ、袖で口や鼻をおさえることです。電車や職場、学校など人が集まる場所で実践することが大切で、これは今でも有効な基本マナーです。

咳エチケット

手洗いの方法について

当時、東京都感染症情報センターが手洗いの方法や関連リンクをまとめて公開していました。正しい手洗いは、今も感染対策の基本です。

手洗いの方法について

厚生労働省 公式X(旧Twitter)

最新情報は、厚生労働省の公式アカウントなど一次情報から確認するのが確実です。以下は当時投稿された相談窓口のお知らせです(電話番号・受付時間は当時のもので、現在は変わっています)。

感染症専門医が当時語っていたこと

流行初期には、感染症の専門医がQ&A形式で見解を発信していました。当時紹介されていた主な内容は次のとおりです(いずれも2020年初頭時点の情報で、その後の知見で更新されている点があります)。

どんな症状が出るのか(当時)

当時、中国からの臨床報告では、多くの患者に発熱や咳が見られ、約半数が呼吸困難を訴えたとされていました。頭痛や下痢は比較的少なく、患者の多くは大人で、小児の入院はほとんど報告されていなかったと紹介されていました。「症状が軽くても実は肺炎を起こしている例があるかもしれない」といった指摘もありました。

重症化しやすいのはどんな人か(当時)

当時の中国の報告では、亡くなった方の多くが高齢で、糖尿病や肝硬変、脳梗塞などの持病を抱えていたとされ、専門家は「重症化して亡くなるのは持病のある高齢者が多い」と分析していました。

感染を防ぐには(当時)

当時は、一般の人が特別な対策をとる必要はなく、あえて挙げるなら咳エチケットや手洗いなど日頃の感染対策をしっかり行うこと、とされていました。人混みでは共用のものをなるべく触らず、触れた場合は手を洗うまで顔を触らないよう注意する、というアドバイスも紹介されていました。

相談・受診の目安(当時)

厚生労働省は2020年2月17日に「相談・受診の目安」を発表しました。当時は、風邪の症状や37.5度以上の発熱が4日以上続く場合、強いだるさや息苦しさがある場合に相談センターへ連絡するよう案内されていました。この目安はその後見直されています。

新型コロナウイルスに感染の疑いがある場合の相談・受診の目安

こちらは当時の資料です。現在の受診・相談方法は、各自治体や医療機関の案内に従ってください。

検査費用について(当時)

当時、検査の手数料は政令で4,200円と定められ、都道府県が必要と判断したPCR検査は無料と案内されていました。費用の扱いは、その後の制度変更(2023年5月の5類移行を含む)で変わっています。

なお、当時は「検査に8万円かかる」という情報がSNSで広がりましたが、これは誤りでした。こうした不確かな情報に惑わされず、公式発表を確認する姿勢は、今も変わらず大切だと思います。