ダンボーが写真映えする理由とは?海洋堂リボルテックの可動フィギュアを徹底解説

リボルテックのダンボーの画像

段ボールの頭に、つぶらな瞳。なんとも言えない素朴な表情で世界中の写真好きを虜にしてきた「ダンボー」。SNSや写真共有サイトを眺めていると、机の上やお散歩中、旅先のベンチなど、いろんな場所でちょこんと佇むダンボーの写真をよく見かけます。私もはじめて見たときは「このキャラ、なんでこんなに絵になるんだろう」と素直に感心したのを覚えています。手のひらに収まる小さな存在なのに、写真になると妙に主役級の存在感を放つのです。

もともとは漫画『よつばと!』に一度だけ登場した段ボールの着ぐるみなのですが、海洋堂が立体化してからというもの、フィギュア撮影の定番モチーフとして長く愛され続けています。手のひらサイズのミニだけでも累計25万個以上という販売実績は、その人気の根強さを物語っていますね。私自身、文房具屋やホビーショップでふと見かけて、つい足を止めてしまうことが何度もありました。

この記事では、ダンボーとは何者なのか、海洋堂リボルテックの可動フィギュアとしての魅力、そしてなぜこれほどまでに写真映えするのかを、おもしろ&レビュー寄りの読み物としてまとめました。

「名前は知ってるけど由来までは知らない」「Amazonの箱のキャラと同じもの?」といったよくある疑問も、ここで一気に解消できます。さらに、いざ手に入れたときのために、スマホ1台でできる撮影のちょっとしたコツも後半で紹介しています。ダンボーが気になっている人はぜひ最後まで読んでみてください。

ダンボーとは?よつばと!生まれの段ボールロボット

ダンボーは、あずまきよひこさんの人気漫画『よつばと!』に登場する、段ボール製の着ぐるみ(ロボット風キャラクター)です。初登場は単行本5巻に収録された第28話「よつばとダンボー」。作中では小学生のえなとみうらが夏休みの自由課題として作ったもので、「ダンボー」という名前は中に入った女の子のとっさの思いつきだったという、なんともゆるい誕生エピソードを持っています。

面白いのは、漫画本編での出番はたった一回だけということ。それなのにキャラクター単体で爆発的な人気を獲得し、立体化やコラボ展開にまでつながったのですから、デザインの力というのは本当に侮れません。

四角い段ボールの頭、シンプルな丸い目、丸みのある手足。情報量を極限まで削ぎ落としたこのフォルムが、見る人の想像力をかき立てます。表情がほとんど変わらないからこそ、置かれた状況によって喜んでいるようにも、寂しそうにも見える。この余白こそがダンボー最大の魅力だと私は思っています。

出典・参考:ダンボー – Wikipedia

海洋堂のリボルテックで立体化されたダンボー

このダンボーを世界で初めてフィギュア化したのが、フィギュアメーカーの老舗・海洋堂です。同社の可動フィギュアブランド「リボルテック」の技術を使い、関節がぐりぐり動くアクションフィギュアとして商品化されました。

リボルテックの強みは、なんといっても独自のジョイント機構による豊かな可動域。ダンボーも例外ではなく、手足や首をいろいろなポーズに動かせます。撮影のたびに表情(といっても顔は変わりませんが)やしぐさを演出できるので、写真の幅がぐっと広がるわけですね。

オリジナルとミニ、2つのサイズ展開

リボルテックダンボーには、大きく分けて2つのサイズがあります。

ひとつは全高約130mmの「リボルテックダンボー オリジナル」。こちらは段ボールの質感を再現したボディに、目が光る発光ギミックまで搭載した本格仕様です。

もうひとつが、全高約80mm(約8cm)の「リボルテックダンボー・ミニ」。手のひらサイズで取り回しがよく、2013年の登場以来、各種バージョン合わせて25万個以上を売り上げた海洋堂のベストセラーサイズです。小さくても目が光るギミックは健在で、机の上にちょこんと置いておきたくなる愛らしさがあります。

ミニ[ノーマル]は2024年にも再販され、税込2,200円で海洋堂オンラインストアや全国のホビーショップで取り扱われました。定番商品として息の長い人気を保っているのがよくわかります。

出典・参考:ダンボー×海洋堂 [ DANBOARD ]リボルテックダンボー再販決定(電撃ホビーウェブ)

Amazonの箱を背負った「Amazonボックスver.」

ダンボーといえば、Amazonの段ボール箱のキャラというイメージを持っている人も多いかもしれません。これは「もしダンボーの段ボールがAmazonの配送箱だったら?」という発想から生まれた「Amazonボックスver.」が大ヒットしたためです。胴体にAmazonのロゴが入った専用デザインで、Amazon.co.jp限定として販売され、ダンボーの知名度を一気に押し上げました。

ちなみに「ダンボーはAmazon公式キャラクターなのでは?」と勘違いされがちですが、あくまで『よつばと!』発のキャラクターとのコラボ商品であって、Amazon自身のマスコットというわけではありません。ここは意外と知られていないポイントですね。

猫になった「ニャンボー!」も

派生キャラクターとして、ダンボーが猫になったような「ニャンボー!」も人気です。耳が動いたり、しっぽがくるりと回ったりとギミックが追加され、フィギュア化もされています。2016年から2017年にかけてはNHK EテレでストップモーションとCGを使ったミニアニメも放送されました。段ボールから生まれた一族が、こうしてどんどん広がっていくのは見ていて楽しいものです。

なぜダンボーはこんなに写真映えするのか

ダンボーが長く撮影モチーフとして愛されているのには、ちゃんと理由があります。

まず大きいのが、表情の「余白」が見る人の感情を引き込むこと。顔の造形は固定なのに、置かれた場所や光の当たり方、ポーズ次第で、楽しそうにもしんみりしても見えます。撮り手の気持ちをそのまま投影できる器のような存在なんですね。

次に、人間ではないからこそ気軽に持ち歩いて撮れること。旅先や日常の風景にそっと添えるだけで物語が生まれます。実際、ネット上ではダンボー写真が大きな人気を集め、写真展のイベントが開かれるほどになりました。写真家アリエル・ネーデルの「ダンボーの365日」シリーズは特に有名です。

そして段ボールという素材感。生活に身近な段ボールがモチーフだからこそ、フィギュアなのにどこか親しみやすく、風景に違和感なくなじみます。机の上でも屋外でも絵になるのは、この「ちょうどいい生活感」のおかげでしょう。

出典・参考:ネットでやたら人気のキャラクター、「ダンボー」って何者?(価格.comマガジン)

ダンボー撮影を楽しむためのちょっとしたコツ

せっかくなので、ダンボーを手に入れたら試したくなる撮影のヒントも紹介します。難しい機材は不要で、スマホ1台でも十分楽しめます。

まずは目線を合わせること。ダンボーと同じ高さまでカメラを下げると、ぐっと感情移入しやすい一枚になります。地面すれすれから見上げる構図も、小さな体が世界を冒険しているように見えておすすめです。

次に、可動を活かしたポーズ付け。手を上げて喜んでいる風にしたり、うつむかせて物思いにふけらせたり。リボルテックの関節を少し動かすだけで印象がガラッと変わります。

背景選びも大切です。空き箱や日用品と並べて生活感を出すもよし、自然の中に置いて旅情を演出するもよし。発光ギミックのあるモデルなら、暗めの場所で目を光らせると一段とドラマチックになります。

フィギュアを使った撮影や映像表現の面白さという意味では、こちらの記事も近い楽しさがあります。

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まとめ:段ボールから生まれた、世界一の写真映えキャラ

『よつばと!』にたった一度だけ登場した段ボールの着ぐるみが、海洋堂のリボルテックによって命を吹き込まれ、いまや世界中で撮影されるアイコンになりました。オリジナルとミニ、Amazonボックスver.、そしてニャンボー!へと広がる展開を見ると、ダンボーがどれだけ多くの人に愛されてきたかがよくわかります。

ダンボーが写真映えするのは、表情の余白・持ち運びやすさ・段ボールならではの生活感という3つの魅力が絶妙に重なっているからです。

かつてこの記事で紹介していた作例写真は、撮影者それぞれの個性が光る素敵なものばかりでした。今は無断での転載は控えていますが、ネットを探せば世界中のファンが撮ったダンボー写真が今もたくさん見つかります。眺めているだけでも「こんな撮り方があるのか」と発見が多く、自分でも撮ってみたくなるはずです。

手のひらサイズのミニなら2,200円ほどで手に入りますし、机の片隅に一体置いておくだけで、ふとした瞬間にカメラを向けたくなる不思議な存在感があります。発光ギミック付きのモデルを選べば、夜のデスクで目を光らせて遊ぶこともできます。安価で長く楽しめるという点でも、はじめてのフィギュア撮影にちょうどいい相棒だと思います。

段ボールから生まれた素朴な仲間と一緒に、あなたなりの一枚を撮ってみてはいかがでしょうか。きっと、写真を撮る時間がいつもよりちょっと楽しくなりますよ。