iPhoneアプリ「漫画カメラ」は今も使える?写真を漫画風に加工するアプリ

アプリ「漫画カメラ」

スマホで撮った何気ない写真が、ボタンひとつでマンガのワンシーンみたいに変身する。そんな魔法のようなアプリ「漫画カメラ」で、昔さんざん遊んだ記憶がある方も多いのではないでしょうか。

このブログでも当時、漫画カメラで身のまわりのものを片っぱしから撮りまくって、その面白さを紹介していました。我が家のカエルの置き物も、ペンギンのぬいぐるみも、漫画カメラを通すと一気に「ジョジョの奇妙な冒険」みたいな迫力満点の一枚に。なんでもないモノが爆笑のネタに変わる、あの手軽さがとにかく魅力でした。

ところが、あれから時間がだいぶ経ちました。「久しぶりにまた漫画カメラで遊びたい」と思って探してみたものの、今もちゃんと使えるのか気になっている方もいるはずです。当時はあれだけ話題になったアプリですから、なおさら気にかかりますよね。

結論から言うと、漫画カメラはApp Storeの一覧には今も残っているものの、アップデートは2016年で止まっており、最新のiPhoneではまともに動かない可能性が高い状態です。

そこでこの記事では、漫画カメラの今の状況を実際にApp Storeで確認したうえで、正直なところをお伝えします。そして「写真を漫画風・マンガ風に加工して楽しみたい」という本来の目的をしっかり満たせる、今も現役で使えるおすすめアプリも紹介します。読み終わるころには、漫画カメラの代わりに何を使えばいいかがはっきりわかっているはずです。

当時のワクワク感は、別のアプリでちゃんと取り戻せます。むしろAIの進化で、加工のクオリティは昔よりぐっと上がっているくらいです。

そもそも「漫画カメラ」ってどんなアプリだった?

あらためて振り返ると、漫画カメラはスーパーソフトウエア(Supersoftware)が手がけたiPhone・Androidアプリで、写真を撮るだけで自動的にマンガ風・劇画風に加工してくれるのが特徴でした。

太い輪郭線、効果線(集中線)、「ゴゴゴ」と入りそうな大げさなトーン。普通のスナップが、まるで少年マンガの決めゴマのような一枚に化けるのが面白くて、2012年の登場と同時に爆発的にヒットしました。開発元によると、世界で750万ダウンロードを突破したそうです。

難しい操作は一切いらず、撮るだけ・選ぶだけで完成するお手軽さが、人気の最大の理由でした。

カメラが苦手な人でも、漫画カメラを通せばそれっぽく決まる。被写体を選ばず、ペットでも食べ物でも自分の顔でもネタになる。あの「とりあえず撮ってみよう」と思わせてくれる気軽さは、今思い返しても本当によくできていたなと感じます。

参考: スーパーソフトウエア東京(漫画カメラ製品ページ)

「漫画カメラ」は今も使える?App Storeの現状

では、肝心の「今も使えるのか」という話です。実際にApp Storeを調べてみました。

結論を言うと、漫画カメラのページ自体はApp Storeにまだ残っています。検索すれば見つかりますし、ダウンロードボタンも一応表示されます。ただ、ここからが注意点です。

アプリの最終アップデートは2016年2月(バージョン3.9.2)で止まっており、対応OSの表記もiOS 7.0以降という、かなり古い時代のままなんです。

2016年といえば、もう10年近く前。その後iPhoneもiOSも何世代も進化していますから、当時のまま放置されたアプリが今のiPhoneで正常に動く保証はありません。実際、App Storeのレビュー欄には「原因不明のエラーでカメラロールに保存できない」といった、近年のユーザーからの不具合報告がいくつも寄せられています。

つまり、運よく起動はできても、撮った写真をうまく保存できないなど、まともに使えないケースが多いと考えたほうがよさそうです。一覧に残ってはいるけれど、事実上アップデートが終わってしまった「開店休業」状態に近い、というのが正直なところです。

そんなわけで、これからわざわざ漫画カメラをダウンロードするのは、正直あまりおすすめできません。せっかくなら、ちゃんと動く今どきのアプリで楽しみたいですよね。次の章で、現役のおすすめを紹介します。

参考: 漫画カメラ(App Store)

写真を漫画風に加工できる現役おすすめアプリ

漫画カメラがなくても、写真をマンガ風・アニメ風に加工できるアプリは、今のほうがむしろ充実しています。しかもAIの進化のおかげで、加工のクオリティは当時とは比べものになりません。私が調べて、今も活発に更新されている定番アプリを2つ紹介します。

BeautyPlus:豊富なフィルターで手軽にマンガ化

BeautyPlusは、世界で8億人以上が使っているという定番の写真加工・自撮りカメラアプリです。美肌加工のイメージが強いかもしれませんが、AIを使ったイラスト化・カートゥーン化の機能もしっかり揃っています。

使い方はかんたんで、加工したい写真を選んだあと、「AIアート」から「カートゥーン」カテゴリーを開き、「マンガ」「マンガ+」といったスタイルをタップするだけ。あとは仕上がり具合を調整すれば完成です。輪郭をくっきりさせたコミック調から、やわらかいアニメ調まで選べるので、好みの雰囲気を探す楽しさがあります。

基本的な加工は無料で試せるので、まずは手持ちの写真を1枚マンガ化してみると、その手軽さがすぐにわかります。

なお、AIアバターやカートゥーンフィルターの一部は有料(プレミアム)の機能になっています。とはいえ無料の範囲でも十分に遊べるので、漫画カメラの代わりとして気軽に試す最初の一本としておすすめです。

参考: BeautyPlus(App Store)

SNOW:AIスタイルでアニメ・漫画風に変身

もう一つのおすすめが、全世界で多くの人が使うカメラアプリ「SNOW(スノー)」です。リアルタイムでエフェクトをかけながら撮影できるのが持ち味で、近年はAIを使ったアニメ風・マンガ風のフィルターが次々と追加されています。

こちらは「AIスタイル」のメニューから、たとえば「青春アニメ」のようなフィルターを選ぶと、やわらかな色合いの漫画風タッチに仕上げてくれます。自分の写真をもとに複数パターンのアバターを生成する機能もあり、SNS用のアイコン作りにも向いています。

漫画カメラのような「劇画・コミック調」とは少し方向性が違い、SNOWはどちらかというと今っぽい「アニメ・イラスト調」が得意です。同じ写真でもガラッと印象が変わるので、BeautyPlusと両方入れて撮り比べてみるのも面白いと思います。

どちらのアプリも、漫画カメラと同じく「写真を選んで加工を選ぶだけ」というお手軽さは健在です。難しい設定はいらないので、当時の感覚でそのまま遊べますよ。

参考: SNOW スノー(App Store)

加工アプリを選ぶときのちょっとしたコツ

「漫画風アプリ」と一口に言っても、仕上がりの方向性はアプリごとにけっこう違います。せっかくなので、自分の好みに合うものを選ぶための見方を少しだけ紹介しておきます。

まず意識したいのが、「コミック・劇画調」と「アニメ・イラスト調」のどちらが好みかという点です。漫画カメラのような太い線と効果線でドラマチックに見せたいのか、それともやわらかい色合いのアニメ風にしたいのか。ここがはっきりすると、アプリ選びでも迷いにくくなります。

次にチェックしたいのが、無料でどこまで使えるかという点。今のアプリは高機能な代わりに、凝ったフィルターやAIアバターが有料(サブスク)になっていることが多めです。まずは無料の範囲でいくつか試して、「これは気に入った」と思えたものだけ課金を検討するのが賢い使い方です。

あわせて気をつけたいのが、写真の扱いです。AIで加工するアプリは、写真をいったんネット上のサーバーに送って処理する場合があります。人の顔が写った写真や、外に出したくない写真を加工するときは、各アプリの説明や利用規約にざっと目を通しておくと安心です。

最後にもう一点。配信が終わったり更新が止まったりするアプリは、今回の漫画カメラのように案外多いものです。長く使いたいなら、できるだけ最近もアップデートされている、利用者の多いアプリを選んでおくと失敗が少なくなります。

まとめ:漫画カメラの楽しさは、今のアプリで取り戻せる

かつて一世を風靡した漫画カメラは、App Storeの一覧にこそ残っているものの、2016年でアップデートが止まり、今のiPhoneではまともに動かない可能性が高い状態でした。これから新たにダウンロードするのは、あまりおすすめできません。

とはいえ、写真を漫画風・マンガ風に加工して楽しむという目的なら、BeautyPlusやSNOWといった現役のアプリで、当時よりもっと手軽に、もっときれいに実現できます。

おさらいすると、くっきりしたコミック調も今っぽいアニメ調も選びたいなら、まずは無料で試せるBeautyPlusとSNOWを入れてみるのがおすすめです。BeautyPlusは「AIアート」のカートゥーンからマンガ風に、SNOWは「AIスタイル」からアニメ風にと、どちらも写真を選んでスタイルを選ぶだけのお手軽操作。漫画カメラで遊んでいた頃と同じ感覚で、すぐに楽しめます。

同じ一枚の写真を両方のアプリで加工し比べてみると、仕上がりの個性の違いがよくわかって、それだけでもけっこう盛り上がります。ペットや食べ物、自分の顔など、被写体を選ばず気軽に試せるのも昔のままです。

アプリを選ぶときは、コミック調かアニメ調かという好みの方向性と、無料でどこまで使えるか、そして写真の扱いの3点を意識しておくと失敗しにくくなります。長く使うなら、最近もこまめに更新されている利用者の多いアプリを選ぶのが安心です。

お気に入りだった漫画カメラがそのまま使えないのは少し寂しいですが、その分、写真加工の技術は確実に進歩しています。新しいアプリで、また気軽にマンガ風の一枚を作って遊んでみてください。あなたのスマホに眠っている何気ない写真が、きっとまた面白い一枚に化けてくれるはずです。

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