ファイナルファンタジーVI(FF6)の登場人物の中でも特に人気があるキャラクター、セッツァー。彼の生き様や名言に感銘を受けた方も多いと思います。
セッツァーと言えば、有名なのがこのセリフ。
「今考えてる事の逆が正解だ。でもそれは大きなミステイク」
この発言については長らく多方面から「どっちやねんwww」とツッコまれてきましたが、今回はこの名言について自分なりの解釈をしてみました。
関連記事:歴代ファイナルファンタジーで一番面白いのは?おすすめFFシリーズ人気ランキング
今考えてる事の逆は正解なのに間違い…どういうこと?
私がFF6をプレイしていたのは高校生の頃。当時は私も「どっちやねんwww」と思っていましたが、年を取った今そのセリフを噛みしめてみると、なかなか味わい深い意味を感じられるようになりました。
「今考えてる事の逆が正解だ。でもそれは大きなミステイク」
「今考えてる事」というのはおそらく自分の直感、最初に思い浮かんだ答えのことだと思います。「その逆」ということは自分の直感の逆、つまり直感を否定することになります。しかし「それは大きな間違い(ミステイク)」と言っているので「自分の直感を否定することは間違い」と考えることができるのではないでしょうか。
「今考えてる事の逆が正解だ。でもそれは大きなミステイク」という発言の真意は「自分の読みや直感を否定することは、仮にそれが正解であったとしても正しい選択とは言えない」と私は解釈しています。つまり「自分の直感を信じろ」ということです。
発言の意味を分かりにくくしているのは、「正解だ」と言い切っている部分でしょう。
「今考えてる事の逆は正解かもしれない。でもそれは大きなミステイク」と言葉尻を変えると、だいぶわかりやすくなるのではないでしょうか。ただ、この言い切りも掘り下げると「正解だったとしても自分の信念を曲げた時点で正解でなくなる」という意志の表れなのかもしれません。
ちなみに『ファイナルファンタジー25th メモリアルアルティマニア』によると「かつてダリル(セッツァーの友人でありライバルの女性)は『考えていることの逆が正しい』とハスに構えがちなセッツァーを、感じたまま物事に向かうようたしなめていた」と書かれているそう。う~ん、味わい深いです。
(´-`).。oO(今度麻雀やってる時に言ってみよう)