新年度が始まり1ヶ月。新入社員の皆さまも少しずつ会社に慣れてきたのではないでしょうか。
とは言っても、まだまだわからないことが多いのがこの時期。特に、先輩や上司が連発するビジネス用語やカタカナ語に戸惑うことがあるかもしれません。思わずデスノートのLばりに「何が何だかわからない…」と感じる場面、誰しもが経験するのではないでしょうか。
そこで今回は、そんなビジネスシーンでよく使われるビジネス用語・カタカナ語をまとめて紹介します。「わざわざカタカナにする必要ある?」と思う言葉もあるかもしれませんが、ビジネスシーンでは避けて通れないものもあります。大人らしく割り切って覚えておきましょう(笑)
ビジネスシーンでよく使うビジネス用語・カタカナ語
アウトソーシング
アウトソーシングとは「社内で行っていた業務を外部の企業に委託すること」を指します。一言で言えば「外注」ですね。例えば、IT業界ではシステムの保守管理を専門の外部業者に頼むことがよくあります。このように、自社のコア業務に集中するために、他の業務を外部に委託するという形が多く見られます。
アサイン
アサインとは「役割やタスクを割り当てる」ことを意味します。新しいプロジェクトが始まるときに「○○さんをリーダーにアサインします」と言われることがあります。これは「○○さんにリーダーの役割を任せる」という意味です。チーム内での役割分担や、個々の責任を明確にするために使われる言葉です。
ASAP(エーエスエーピー)
個人的にわざわざ使わなくてもいいだろ用語NO.1(笑)
ASAPは「as soon as possible」の略で「できるだけ早く」という意味です。メールやチャットで「ASAPで対応してください」と言われたら「できるだけ急いで対応してください」という意味になります。「アサップ」「エイサップ」と発音することもあるそうですが、私は聞いたことありません。
アジェンダ
アジェンダとは「計画」「議題」「行動計画」を指します。特に会議の前に配布される「アジェンダ」には、会議で話し合うべき項目が記載されています。会議を効率的に進めるためには、このアジェンダをしっかり確認しておくことが大切です。
エビデンス
結構使う人が多い用語の一つ。ビジネス用語としてのエビデンスは「証拠」という意味で使われます。例えば、取引先との会話や交渉の結果を記録した議事録やメールのやり取りがエビデンスとして扱われます。ビジネスでは、何を誰が言ったのかを明確に記録しておくことが重要ですので、エビデンスは欠かせません。
NR(エヌアール)
NRは「No Return」の略で「直帰する」という意味です。営業職の方が訪問先からオフィスに戻らず、そのまま自宅に帰る際に使われることが多いです。スケジュール表やチャットで「今日の午後はNRで」と言われたら、オフィスに戻らないという意味ですね。
オンスケ
オンスケは「オン・スケジュール(on schedule)」の略で「作業やプロジェクトが予定通り進行している」ことを意味します。進捗確認の際に「今のところオンスケです」と報告されれば、「今のところ予定通り進んでいる」ということです。
コンセンサス
コンセンサスとは「合意」「意見の一致」を指します。例えば、プロジェクトを進める前にチーム内のコンセンサスを取ることで、後々のトラブルを避けることができます。「合意形成」とも訳され、関係者全員の意見を集め、方向性を決めるために重要なプロセスです。
コンプライアンス
コンプライアンスとは「法令順守」のことです。企業が法律や規則を守りながら事業活動を行うことが求められる現代では、特に重要視されています。ニュースでもしばしば耳にする言葉で、特に企業不祥事の際には「コンプライアンス違反」が話題になります。
フィックス
フィックスとは「最終決定する」という意味で使われます。例えば、Web業界では「デザインをフィックスする」といった具合に、デザインの内容を確定させることを指します。フィックスされると、それ以降は変更しないという意味になります。
プライオリティ
プライオリティとは「優先度」「優先順位」を意味します。たくさんのタスクがある中で、どれを優先して処理するかを決めるために使われます。ビジネスの場では、限られた時間の中で複数のタスクを管理するために、プライオリティを明確にすることが重要です。
ベネフィット
ベネフィットとは「利益」「恩恵」を指します。例えば「このサービスを利用するとどんなベネフィットがあるのか?」という形で使われ、お客さまや企業にとってのメリットを説明する際に便利な言葉です。単なる「利益」以上に、相手に与える恩恵や付加価値を指すことが多いです。
ペンディング
ペンディングとは「保留」「先送り」の意味です。進行中のプロジェクトや議題が、一旦進行を止める必要がある場合に使われます。例えば「この件は一旦ペンディングにしましょう」といった使い方で、「保留にしておいて、後で再検討しましょう」というニュアンスを含みます。
リスケ
リスケは「スケジュールの変更」を指します。予定していた会議やタスクを他の日に変更する際に「リスケジュール(reschedule)」の略語として使われます。たとえば「今日の会議はリスケしました」という表現で「会議が別の日に変更された」という意味です。
リテラシー
リテラシーとは「情報を理解し、適切に活用する能力」を指します。「ネットリテラシー」や「金融リテラシー」といった形で、特定の分野における知識やスキルを表す際に使われます。特にデジタル社会では、情報を正しく取捨選択し、活用するリテラシーが重要です。
「ビジネスシーンで特によく使うビジネス用語」まとめ
ビジネスシーンで使われるカタカナ語やビジネス用語は、最初は少し抵抗があるかもしれませんが、実際に使ってみると便利なことも多いです。特に、新しいプロジェクトに参加したり、取引先と話をする際には、こうした用語を知っておくとスムーズにコミュニケーションが取れます。
ぜひ今回紹介した用語を参考にして、ビジネスでのやり取りを円滑に進めていきましょう!