全国で大流行しているインフルエンザ。今シーズンのインフルエンザ累計患者数は過去最多を更新し、いつ自分がかかるのか戦々恐々としている人も多いのではないでしょうか。
そんなインフルエンザのもっとも効果的な対策について、10万人の医師が所属する専用コミュニティサイト「MedPeer(メドピア)」が発表しました。これは実践あるのみ!!
最も効果的なインフルエンザ予防法は?
この発表は2018年1月27日に放送された日本テレビ系バラエティー「世界一受けたい授業」において行われたもので、グラフ等の統計は全て医師専用コミュニティサイト「MedPeer」調べになります。
■ 調査概要
調査対象:医師専用コミュニティサイト「MedPeer」に会員登録をする医師
調査期間:2017年12月15日~2017年12月18日
有効回答:1,007人
回答方法:全て択一選択式
インフルエンザ予防に最も効果があると思う対策は?
IMAGE:MedPeer
インフルエンザ予防に最も有効な対策は「手洗い」。
理由として「触れたものから口の粘膜にウイルスが移行する頻度が一番高いと思うから」「接触感染のほうが飛沫感染より頻度が高い」などがあげられています。
以下、人混みに行かない・しっかり休む・予防注射をうつ・加湿する…と続きます。マスクはインフルエンザ予防に効果がないといった話も聞きますが、加湿効果や手の顔への接触が減るなどの効果が期待できるので個人的にはおすすめ。
ここで挙げられた対策は、どれも意識一つで簡単に実践できるものばかり。普段からこれらを意識することが大切ですね。
自身はインフルエンザの予防注射(ワクチン)はうっていますか?
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インフルエンザの予防注射はうっている医師は9割弱。
医師の中にはワクチンに対して否定的な考え方の方もいるようで、「いいえ」と答えた回答の中には「ワクチン接種より体力温存で自分の体は自分で守る」という方もいました。
インフルエンザの疑いがある場合、病院へ行く前に最初にやるべきことは?
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インフルエンザの疑いがある場合、病院へ行く前に最初にやるべきことは「マスクの着用」。3位の「隔離」合わせて、感染拡大を抑えることも大切ということですね。
インフルエンザにかかった時に起こる怖い症状とは?
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インフルエンザにかかった時に起こる怖い症状の1位は「インフルエンザ脳症・脳炎」。
インフルエンザ脳症は治療も確定しておらず、回復しても後遺症が残る可能性があるそうです。また、インフルエンザによる意識障害が再認識されており、子供の異常行動に対しては親が見守る必要あります。
インフルエンザにかかりやすい人の特徴は?
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インフルエンザにかかりやすい人の特徴は「免疫が低下」「人との接触が多い」「予防注射をうっていない」と、インフルエンザ予防に効果がある対策を行っていない人が上位に挙げられています。本人の意識の低さや過信を指摘している医師も。
インフルエンザは恐ろしい病気ですが、基本的な予防策で罹患リスクを下げることができます。かかってから「ちゃんとやっとけば…」と後悔しないよう、日頃から手洗いの徹底などを心掛けたいですね。
LINK:1月27日放送の日テレ「世界一受けたい授業」で発表した 「医師10万人のアンケートで分かる!インフルエンザ対策」 アンケート結果全体を一挙公開!