パソコンを買い替えるときにいちばん腰が重いのが、古いPCから新しいPCへのデータ移行ではないでしょうか。2025年10月にWindows 10のサポートが終了したこともあり、そろそろWindows 11への乗り換えを…と考えている人も多いと思います。とはいえ、移行作業が面倒でつい後回しにしてしまう気持ちもよくわかります。
今回はWindowsのデータ移行を手軽に行えるソフト「EaseUS Todo PCTrans」を紹介します。私が実際に使ってみた感想を交えつつ、無料版でどこまでできるのかという正直なところも書いておきます。パソコンの知識があまりなくても移行を済ませたい、という方の参考になればと思います。
EaseUS Todo PCTransとは
「EaseUS Todo PCTrans」はWindows同士のデータ引っ越しができるPCデータ移行ソフトです。Windows 11をはじめ、10・8.1・7などに対応しています(Macには非対応です)。
データの転送方法はいくつか用意されていますが、2台を同じローカルネットワークにつなげられるなら「ネットワーク経由でのデータ移行」が手軽です。LAN環境がない場合は、いったんイメージファイルを作って移す「イメージ転送」を使うといいでしょう。
今回はこの2種類の移行方法について解説していきます。なお、画面のデザインやボタンの名称はバージョンによって多少変わることがあるので、細かな表示が違っていても大まかな流れは同じと思ってもらえれば大丈夫です。
EaseUS Todo PCTransの使い方
ダウンロード・インストール
ソフトはEaseUSの公式サイトからダウンロードできます。
LINK:EaseUS Todo PCTrans
ダウンロードしたセットアップファイルを開いてインストールを開始します。移行には「データ転送元のPC」と「データ転送先のPC」の2台にインストールしておきます。
ネットワーク経由でのデータ移行
1. データ転送元PCとデータ転送先PCの両方でEaseUS Todo PCTransを起動します。
2. 「PCからPCへ」を選択します。

3. 2台のPCが同じネットワークにつながっていることを確認して「続ける」をクリックします。

4. ソフトが同じネットワーク下のPCを自動で検出するので、接続するPCを選びます。

5. 接続が完了したら転送方向を確認します。このPCから他のPCへ転送するか、他のPCからこのPCへ転送するかを選んで「OK」をクリックします。

6. PC内の分析(アプリ・ファイル・アカウント)が始まります。アプリやファイルが多いと少し時間がかかります。
7. 分析が終わったら転送したい項目を選びます。念のため、復元ポイントを作成する項目にチェックが入っているか確認しておくと安心です。「編集」からは転送するデータを個別に選べます。

8. 「転送」をクリックすると移行が始まります。

9. 転送が完了すると、完了した旨のメッセージが表示されます。
イメージファイル経由でのデータ移行
1. EaseUS Todo PCTransを起動して「イメージ転送」を選択します。イメージ転送の画面が表示されたら「スタート」をクリックします。

2. まずはイメージを作成するので「イメージを作成」を選び「作成」をクリックします。

3. イメージ名と保存する場所を設定して「確認する」をクリックします。

4. PC内の分析(アプリ・ファイル・アカウント)が始まります。
5. 分析が終わったら転送したい項目を選びます。「編集」からは転送するデータを個別に選べます。

6. 「作成」をクリックするとイメージファイルの作成が始まります。

7. 完了画面が出たらイメージファイルの作成は完了です。
8. データを復元するときは、移行先のPCでEaseUS Todo PCTransを実行して「イメージ転送」を選び、画面が表示されたら「スタート」をクリックします。

9. 「イメージファイルから復元」を選び「復元」をクリックします。

10. 「既存のイメージファイルを選択して復元」の画面が表示されるので、先ほど作成したイメージファイルを選ぶと復元できます。

EaseUS Todo PCTrans動画ガイド
操作方法や使い方については、公式サイトにある動画ガイドも参考になると思います。
EaseUS Todo PCTransを使ってみて
実際に使ってみて特に良かったのは、ユーザーインターフェイスがシンプルでわかりやすいことでした。パソコンに詳しくなくても、ガイドに沿って進めれば迷わず移行できるように作られていると感じます。
イメージファイルは、パソコンが壊れたときの復旧用バックアップとして残しておけるのも便利なところです。
一方で、無料版には制限があるので正直に書いておきます。無料版で移せるのはデータ2GBまで、アプリは5つまでで、それを超える分を移したい場合は有料版(Pro)が必要になります。移行したいデータが多い人は、この上限に引っかかる可能性があることを頭に入れておいたほうがいいと思います。
また、ドライバ系のソフトウェアや、PCに最初からプリインストールされている「Microsoft Office」などは、ライセンスの都合で移行できません。前述のとおりMacにも対応していません。今回は触れませんでしたが、アプリの移行やシステムディスクのクリーンアップといった機能も備えています。
操作自体はとにかく簡単なので、パソコンの知識はあまりないけれど手軽にPCを引っ越したい、という方には向いていると思います。まずは無料版で試してみて、2GB・5アプリの上限で足りなければ有料版を検討する、という流れがいいのではないでしょうか。