ファイル共有サービス「Firefox Send」が正式リリース!ブラウザから無料で最大2.5GBまで送信可能

2017年から実験的に行われていたMozillaの無料の暗号化ファイル転送サービス「Firefox Send」が、米国時間3月12日に正式に公開されました。

ブラウザから無料でファイル共有できる「Firefox Send」

Firefox Sendは最大2.5GBのファイルをブラウザで共有できるサービス。ファイルは暗号化され、リンクは自動で期限切れとなるよう設定されています。これはなかなか使い勝手がよさそう!

無料のファイル共有サービス「Firefox Send」

Firefox Sendの売りは、なんと言ってもシンプルかつ手軽に使えるという点。

共有リンクを発行してファイルを送るサービスは「Dropbox」「Google Drive」「Microsoft OneDrive」など、すでに多くのサービスが存在しています。しかし、これらのサービスは登録やログインといった手間がかかります。

その点、Firefox SendはWebブラウザでアクセスしてドラッグ&ドロップするだけで、ダウンロードと共有リンクの取得が行えます。

「Dropbox」「Box」「Google Drive」「Microsoft OneDrive」「WeTransfer」など、類似サービスは既に存在する。しかしそれらのサービスは、登録済みでないユーザーには手続きが面倒かもしれない。Firefox Sendでは、少なくとも1Gバイト以下のファイルについては、そうした問題が解消されている(ファイルサイズの上限を2.5Gバイトまでにするには、Firefoxアカウントが必要)。

Mozillaによると、Firefox Sendはプライバシーを重視し、ファイルを保護するために暗号化を使用しているという。「クラウドには何も残らないので、個人情報の秘匿性が維持される」と、MozillaはFirefox Sendの説明動画の中で述べている。

LINK:ブラウザから無料でファイル共有できる「Firefox Send」、正式リリース

アカウント登録なしでも1GBのファイルが共有可能。ただし、ダウンロードできる回数は1回のみで、URLの有効期間も最長で1日間までなのでご注意。

Firefoxアカウントを作成すると、使用容量の上限が2.5GBに増加。また、ダウンロードリンクの有効回数は100回、有効期間は7日間まで設定できるようになります。

私は今まで大容量ファイルのやり取りは「宅ふぁいる便」を使っていたのですが、ご存知の通り、宅ふぁいる便は不正アクセスによる情報漏洩が起こったためサービスを停止しています。今後の代替を検討していたところなので助かりました。

Mozillaによると安全性は十分に確保されているとのことですが、ファイルを外部サーバーにアップロードする時点でリスクは常にあります。機密性の高いファイルを共有する場合は、必ずパスワードなどをかけて送るようにしましょう

LINK:Firefox Send

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