複数のページで構成されているPDFファイルを、1つずつ個別のPDFに分けてサイトに掲載したい時ってたまにありますよね。
Adobe Acrobatを使えば、簡単にPDFファイルを分割できます。この記事では、Adobe Acrobatを使ってPDFを分割する方法を紹介します。
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Adobe AcrobatでPDFを分割する手順
Adobe Acrobatには、複数ページのPDFを分割するための機能が標準搭載されています。以下の手順で、簡単にPDFを分割することができます。
- Adobe Acrobatで分割したいPDFを開きます。
- メニューバーの[文書]をクリックし、[文書の分割]を選択します。
- 表示されたダイアログで、分割基準を選択します。ページ数やファイルサイズなどのオプションがありますが、通常はデフォルト設定でOKです。
- 「OK」をクリックして、分割を開始します。
これで、PDFが自動的に指定した基準ごとに分割され、個別のファイルが出力されます。分割後のファイルは任意の場所に保存し、名前を付けて管理することができます。
分割オプションについて
Adobe Acrobatでは、分割の基準をいくつかのオプションから選ぶことができます。それぞれの特徴を理解して、用途に合った分割方法を選びましょう。
- ページ数ごとに分割:指定したページ数ごとに分割。たとえば、4ページのPDFを3ページごとに分割すると、1つのファイルが2つに分かれます。
- ファイルサイズごとに分割:指定したサイズ(MB)に達するたびに分割。容量が大きすぎる場合などに便利です。
- しおりの階層ごとに分割:しおり付きのPDFは、しおりごとに分割することができます。章やセクション単位で分割したい場合に使います。
これらのオプションを活用することで、効率的にPDFを管理しやすくなります。
分割後のファイルの活用方法
分割したPDFは、さまざまな用途で活用できます。以下は、その一部です。
- 大きなPDFを小分けにして配布することで、読みやすく整理されたドキュメントを提供。
- 特定のページだけを抜き出して共有することができ、無駄なくファイル送信が可能。
- Webサイトに掲載する際、ページごとに分けてリンクを設定し、ユーザーに簡単にナビゲートできる。
分割後のPDFは、それぞれ個別のファイルとして独立して使えるので、管理がしやすくなります。
無料で使えるPDF分割ツールの紹介
Adobe Acrobatは有料ソフトウェアですが、無料で使えるPDF分割ツールもいくつかあります。これらのツールを使えば、コストをかけずにPDFを分割することが可能です。以下に、代表的な無料ツールを紹介します。
- Smallpdf:Webベースのツールで、PDFの分割や結合が簡単に行えます。操作はドラッグ&ドロップだけです。
- ILovePDF:こちらもWebベースで、分割や結合、圧縮など、さまざまなPDF操作が無料で可能です。
- PDFsam:オフラインでも使える無料のPDF編集ソフトで、基本的な編集機能が充実しています。
これらのツールはシンプルな操作でPDFの分割や結合が可能なので、Adobe Acrobatがなくても対応できるのが魅力です。
まとめ:PDF分割の利便性と活用法
PDFを分割することによって、個別のファイルとして管理しやすくなるだけでなく、用途に応じて適切にファイルを整理できます。
Adobe Acrobatを使用すれば、簡単かつ効率的にPDFを分割することが可能ですが、無料のツールでも同様の作業ができるので、目的に応じて使い分けましょう。分割したPDFを上手に活用して、より効率的なファイル管理を実現してください。