最新版のFirefox 29は、ベータ版で試されていたAustralisデザインとなり、ユーザーインターフェイスが大きく変更されました。新しいUIについては賛否両論ありますが、やはり以前と違う部分も多く戸惑っている方もいるかと思います。
今回はFirefoxの新しいデザインが馴染めない方のために、UIや機能を自由にカスタマイズできる「Classic Theme Restorer」というアドオンを紹介します。
新しいFirefoxはここがイマイチ…
Firefoxの長所の一つとして、IEなどと比較してユーザーが自由にカスタムできることが挙げられます。しかし、Firefox 29は自由度が減り、Mozillaの推奨するスタイルに合わせろと暗に強制する内容に感じました。特に気になったのが次の3つ。
- 「ブックマークボタン」がロケーションバーから独立
- 「再読み込み」「中止」ボタンがアドレスバー内に配置される
- 「戻る/進む」ボタンがアドレスバー左に配置される
ボタンの配置などは個人によって使い慣れた位置があると思います。それを自由に動かせなくした理由は一体なんでしょうか。
Firefoxアドオン「Classic Theme Restorer」
「Classic Theme Restorer」をインストールすると先述したボタンの位置のカスタマイズはもちろん、タブをスクエアに戻したり、Firefoxボタンやアドオンバーを復活させるなど、自分の好きなようにカスタマイズできるようになります。
アドオンの詳しい設定については下記のサイトが参考になります。
LINK:Firefox 29.0を以前のスタイルに戻すアドオン「Classic Theme Restorer」
Windows 8もそうですが、個人的には新しいデザインには慣れていくべきものだと思っています。Australisデザインは使いやすくなった点もあると思うので、決して負の側面ばかりではありません。しかし、使い方をユーザーに強いるのは製作側のエゴでしかありません。
Mozillaはもう一度Firefoxのあり方、そしてユーザーが何を求めているかを思い返すべきではないでしょうか。
LINK:Classic Theme Restorer (Customize Australis)