米Appleは9月10日(現地時間)、新型スマートフォンの「iPhone 11」「iPhone 11 Pro」「iPhone 11 Pro Max」を発表しました。目新しい機能はないものの、カメラ機能やスペックが大きく向上した正統進化モデルとなります。
私は3年以上、iPhone 6sを使っているのでさすがにそろそろ変え時かと思っています。とにかくApple Payを使えるようになりたい(笑)
ということで、今回はiPhone 11 Pro、iPhone 11、そして値下げされたiPhone XR、iPhone 8の価格やスペック、特徴などを比較して、どれがもっともコスパの高いベストバイのモデルなのかを考えてみました。
iPhone 11 Pro、11、XR、8の比較表
iPhone 11 Pro、11、XR、8の価格やスペックを以下にまとめました。
※価格はApple Online Storeの金額になります。
iPhone 11 Pro | iPhone 11 | iPhone XR | iPhone 8 | |
---|---|---|---|---|
容量と 価格 (税抜) |
64GB:106,800円 256GB:122,800円 512GB:144,800円 |
64GB:74,800円 128GB:79,800円 256GB:90,800円 |
64GB:64,800円 128GB:69,800円 |
64GB:52,800円 128GB:57,800円 |
ディス プレイ |
5.8インチ Super Retina XDR 2,436×1,125 |
6.1インチ Liquid Retina HD 1,792×828 |
4.7インチ Retina HD 1,334×750 |
|
CPU | A13 Bioticチップ | A12 Bioticチップ | A11 Bioticチップ | |
サイズ | 144.0×71.4×8.1mm | 150.9×75.7×8.3mm | 138.4×67.3×7.3mm | |
重量 | 188g | 194g | 148g | |
カメラ | トリプル12MP 超広角:f/2.4 広角:f/1.8 望遠:f/2.0 次世代スマートHDR ポートレートモード ナイトモード |
デュアル12MP 超広角:f/2.4 広角:f/1.8 次世代スマートHDR ポートレートモード ナイトモード |
シングル12MP 広角:f/1.8 スマートHDR ポートレートモード |
シングル12MP 広角:f/1.8 HDR |
ズーム | 2倍光学ズームイン 2倍光学ズームアウト 10倍デジタルズーム |
2倍光学ズームアウト 10倍デジタルズーム |
5倍デジタルズーム | |
ビデオ | 4K(24,30,60fps) ビデオの拡張ダイナミックレンジ |
4K(30fps) | ||
フロント カメラ |
12MP f/2.2 True Depth |
7MP f/2.2 True Depth |
7MP f/2.2 FaceTime HD |
|
防水防塵 | IP68 (水深4mで30分) |
IP68 (水深2mで30分) |
IP67 (水深1mで30分) |
|
ワイヤレス 充電 |
対応 ※充電器は付属せず |
|||
Apple Pay | 対応 | |||
オーディオ | 空間オーディオ再生 Dolby Atmos対応 |
ワイドなステレオ再生 | ステレオ再生 | |
認証 | Face ID | Touch ID | ||
バッテリー | ビデオ再生:最大18時間 | ビデオ再生:最大17時間 | ビデオ再生:最大16時間 | ビデオ再生:最大13時間 |
発売日 | 2019/9/20 | 2018/10/26 | 2017/9/22 |
iPhone 11 Pro、11、XR、8、それぞれの特徴
各モデルの主な特徴を紹介します。
iPhone 11 Pro
- 超広角、広角、望遠のトリプルカメラ
- A13 Bionicチップ
- 5.8インチのSuper Retina XDR
- 最大18時間のビデオ再生
- 価格は106,800円(64GB)
すごくざっくり言ってしまうと、iPhone 11 Proと11を比較した時の優位点は「望遠カメラ(光学ズームイン)」の有無くらいです。望遠カメラに金額差の価値を見るかがポイントになると思います。
iPhone 11
- 超広角、広角のデュアルカメラ
- A13 Bionicチップ(11 Proと同じ)
- 6.1インチのLiquid Retina HD
- 価格は74,800円(64GB)
iPhone 11は価格とスペックのバランスの取れたモデル。Proと同じA13チップを使っているため、基本性能は同等と考えていいと思います。カメラも光学ズームインはできないものの、超広角、広角のデュアルカメラを搭載しています。
iPhone XR
- スマートHDRカメラ(ポートレートモード対応)
- A12 Bioticチップ
- 6.1インチのLiquid Retina HD
- 価格は64,800円(64GB)
iPhone XRは値下げされたことでかなりお買い得感が出ました。性能やカメラ機能はiPhone 11に一歩劣りますが「そこまでのスペックは必要ない」という人向けのモデルになると思います。
iPhone 8
- HDRカメラ
- Touch ID
- 軽量(148g)
- 価格は52,800円(64GB)
iPhone 8は64GBで52,800円と安価なのが最大の魅力。安いと言っても、FeliCa、防水、ワイヤレス充電対応と基本機能は揃っています。
ベストバイモデルはどれ?
以上を踏まえた上で、私がおすすめするベストバイモデルはiPhone 11です。
iPhone 11 ProはiPhone 11と比較して、カメラ以外の優位点が少ない割に価格が高すぎます(約30,000円差)。
iPhone XRは決して悪くはないのですが、iPhone 11との価格差は10,000円。11とXRのカメラ機能やスペックを比較した結果、価格差以上の価値があると判断しました。
人によってはiPhone 8がベストの場合もあると思います。
カメラは上位モデルと比べると雲泥の差ですが、普段の写真撮影に一眼レフやミラーレスカメラを使うのであれば、カメラの機能向上は大きなアドバンテージになりません。また、Face IDよりTouch IDの方が都合がいい人もいると思います。コンパクトで軽いこともメリットです。
iPhone 8の懸念事項はOSのサポート期間。2019年9月20日にリリースされるiOS 13はiPhone 6のサポートを打ち切りました。これまでのサポート期間から計算すると、iPhone 8はあと3年程度はサポートされると予想されますが、それ以降はOSのアップデートができなくなる可能性があるので注意しましょう。