【画像】新しいeneloop(エネループ)のデザインが酷すぎると話題

2011年(平成23年)に株式交換によりパナソニックの完全子会社となった三洋電機株式会社。そんな三洋電機の大ヒット商品と言えばご存知「eneloop(エネループ)」。

eneloop(エネループ)

電池としての性能はもちろん、デザインも洒落ているのが売りの商品なのですが…新しくなったエネループのデザインが酷すぎると話題になっています

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新エネループの概要

新しいeneloopでは、正極の材料を改良することで、繰り返し使用回数が向上。従来モデル「HR-3UTGB」「HR-4UTGB」の約 1,800回から、約21%増の2,100回となった。これは、単三形の容量1,900mAh以上モデル、単四形の750mAh以上モデルでは“業界最高”という。

また、容量が通常モデルよりも少ない廉価モデル「eneloop lite(エネループ ライト)」では、繰り返し使用回数は従来モデルの2,000回から、約2.5倍となる5,000回に増えた。なお、大容量モデルの「eneloop pro(エネループ プロ)」の繰り返し充電回数は、従来通り500回で変わりない。

このほか、充電後の自然放電を抑制する仕様は、従来モデルから継承。パワー残存率は、満充電して1年後で約90%(スタンダードモデルの場合。エネループプロとライトは約85%)で、5年後でも使用可能という。

LINK:パナソニック、繰り返し回数が伸びた「eneloop」と、容量が増えた「充電式EVOLTA」

エネループ新旧比較

比較するとよくわかりますね。

ネットでは「パナソニックという商品に見える(´・ω・`)」「eneloopを買うのに企業名の方が大きいとかアホかと」「これじゃ普通の乾電池じゃねぇか」「パナソニックの業績が上がらない理由を電池ひとつで知るなんて」「本気でこんなのが良いデザインだと思う人間がいるのかな」と、批判的な意見が目につきます。

エネループは国内での認知度も高くリピーターも多いと聞きます。エネループという名前は「energy(エネルギー)を、loop(循環)させる」というコンセプトで付けられたそうです。それをこんなデザインに変えられたのでは、三洋の担当デザイナーも正直がっくりではないでしょうか。

仕事柄、色や字体などに目がいってしまいますが「eneloop」という細身のフォントは、エネルギーの循環をイメージさせ、さらに上品で高級感のある素晴らしいロゴだと思います。持っている人は「エネループを使ってるぞ」という所有感すらあるのではないでしょうか。

それが極太の「Panasonic」という企業名に。単体で見ればそれほど酷くない気がしますが、比較してしまうと前のデザインの方が圧倒的に素敵です。

企業側の都合もあるのでしょう。パナソニックというブランド戦略もあるのでしょう。思惑はわからなくはないですが、消費者視点で見れば間違いなくマイナスだと思います。

エネループを使っている人はその機能性に惹かれて購入している方が大半だと思うので、デザインが変わったからと言って買わなくなることはないでしょう。ただ、新しいデザインを見て、Panasonicというロゴを見て、ブランドのイメージは上がるのでしょうか。

パナソニックは今まで「松下」「National」といった大ブランドを捨ててきたメーカー。そんなパナソニックにとっては、たかだか乾電池の一商品名を隅っこに追いやることなど、大した話ではなかったのかもしれません。

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