老若男女問わず遊べるゲーム「トランプ」。「ババ抜き」や「七並べ」など定番のトランプゲームは、みんなルールを知っているので気軽に遊べていいですよね。
しかし、遊びのゲームとはいえやっぱり負けると悔しいものです。
そこで、今回は定番のトランプゲームの必勝法をこっそり伝授します。今年はコロナ禍で旅行を控えている方も多いと思うので、こたつを囲って家族でトランプして過ごす正月もいいかもしれませんね。
定番トランプゲームの必勝法
ババ抜きの必勝法
まずはトランプゲームの大定番「ババ抜き」。
ババ抜きは運の要素が強いゲームなので絶対的な必勝法はありません。そのため、ババ抜きでは「表情」「態度」そして「目線」を観察することが大事になります。
人にもよりますが、ジョーカーを引いてしまうと表情や雰囲気があからさまに変わる人は結構います。口元がちょっとニヤついたり、急にしゃべりだしたり、あるいは逆に黙り込むといった変化はその典型。そのような変化が見られた人からカードを引くときは注意が必要です。
そして、自分がカードを引くときは相手の目を見てみましょう。人間は隠しておきたいものほど目で追ってしまうため、ジョーカーを持つ人は手札の中のジョーカーに無意識に目がいく傾向があります。相手の目線から、左右どちらにジョーカーがあるか見破ることができるかもしれません。
また、心理学的にババ抜きのようなゲームでは、プレーヤーは真ん中のカードを引く傾向があるそうです。これは「極端性の回避」と呼ばれ、極端に突出したものや端にあるものは警戒されやすいという心理を応用したものになります。そのため、自分がジョーカーを引いてしまった時は、真ん中にジョーカーを置くと引いてもらえる確率が増えるかもしれません。
大富豪の必勝法
4~5人で遊ぶトランプゲームとして人気の「大富豪(大貧民)」。私も大好きなゲームです。ローカルルールもかなり多いので、ここではベーシックな大富豪でも使える定石を紹介します。
大富豪で勝つために重要なのは「パス」をうまく利用することです。大富豪は自分の手札を先にすべて場に出した人が勝ちになるゲームです。そのため、親(台札を1番最初に出せる人)になり、不要な手札をいかに効率よく捨てるかが重要になってきます。
出せる手札があった場合でも、自分より強い札を持っていそうな人がいる場合はあえてパスをして、自分が親を取れそうなターンで勝負をするように心がけると勝率がグッと上がると思います。
七並べの必勝法
七並べもトランプでは定番のゲームです。七並べで勝つコツを一言で表すと相手をどれだけ妨害できるかです。言い方はあまりよくありませんが、七並べは計算高く狡猾な人ほど強い傾向があります(笑)
七並べでは大富豪以上に「パス」の使い方次第で勝ち負けが決まるゲームです。
意識すべきは「自分が出すカードで助かる人を減らせば勝てる」ということ。もっと言うと「自分の持っている札まで相手に出させるが、それ以上は出さないこと」です。
例えばハートの[6~3]を持っていた場合は、自分が場に出すのはハートの[4]で止めます。そうすることで、他のプレイヤーの出せるカードは徐々に減っていき、脱落したプレイヤーのカードが解放されることで選択肢がさらに増えて、有利にゲームを進めることができます。
これを徹底してると性格が悪いと罵られることもしばしばありますが(汗)そういうゲームなので仕方ないですね…
ブラックジャックの必勝法
ブラックジャックは、手持ちのカードの数字の合計が[21]を超えない範囲で[21]に近い方が勝ちというカードゲーム。ここで紹介している他のカードゲームと比較すると、運要素が少ないゲームのため、定石をきちんと実践することが重要になります。
まず超基本的な定石ですが、手札が [11]以下は絶対にヒット(カードを引くこと)します。
ブラックジャックの絵札(J、Q、K)はすべて[10]としてカウントするため[10]よりも大きい数字のカードは存在しません。それは、手札が[11]以下の場合はヒットしてバースト(合計の数字が[21]を超えること)することは、絶対にないことを意味します。また[11]以下の状態からヒットして、その状態よりも手が悪化するということも100%あり得ません。
したがって、手札が[11]以下の状態では、いかなる場合においても絶対にヒットをします。
もう一つ、簡単かつ有効な戦略がディーラーがバーストするのを待つというものです。
ブラックジャックには「ディーラーは手札が[17]以上になるまでヒットしなければならない」というルールがあります。このルールで考えると、およそ28%の確率でディーラーはバーストする計算になります。この数値を最大限生かしたアクションを選択することで期待値を高めていきます。
ディーラーのバーストが予想される局面(例えばアップカードが[6]の場合)では、プレーヤーはわざわざ自分からバーストの危険を冒してまで強い手をねらうよりは、スタンドしてディーラーのバーストを待つほうが得策ということになります(※もしプレイヤーが先にバーストしたら無条件で負けになります)。
逆にディーラーがバーストしてくれそうもない局面では、自分がバーストしてしまう危険を冒してでも[17]以上の目指さないと勝ち目はありません。その見極めがブラックジャックでは大事になります。
さらにブラックジャックの鉄板の必勝法に「ベーシックストラテジー」というものがあります。ベーシックストラテジーとは自分に配られたカードの合計点数と、ディーラーに配られたアップカードの数から予測・判断し、それに合ったアクションを起こすことです(詳しい解説は長くなるので割愛します)。
このようにブラックジャックはシンプルなルールながらも戦略性が高いため、勝利の定石を覚えることが勝率を上げるポイントになります。
ポーカーの必勝法
カジノで定番のポーカーは定石も必要ながら運も大きく絡むゲームです。毎回強い役を作ることは不可能なため、勝率を上げるには「ブラフ」が重要になってきます。
ブラフとは、手元のカードが弱くても強気に勝負を挑み、相手プレイヤーを降ろしにかかるテクニックです。ブラフを使って勝利する展開は映画や漫画では定番ですね。
ブラフのポイントは、どれだけ相手を惑わして「強いハンドを持っている」と思わせるかです。相手プレイヤーと話せる場であれば、強い手札を持っていると思い込ませる発言をするのもいいでしょう。あるいは、チップを多くベットするという手段もあります。
ただし、もちろんブラフには大きなリスクがあります。そのため、ブラフを実行するタイミングは見極めなければなりません。相手が強い手札を持っている時にブラフを行っても意味はありません。ポーカーは心理戦です。会話や仕草、相手のベット数などから相手の手札の強さを計ったうえで、ブラフを実行することで大きな効果を発揮します。
ブラフが上手く決まると、相手プレイヤーはブラフかそうでないかの判断がより難しくなり、その後のゲームも有利に展開できるようになります。
トランプゲームの必勝法まとめ
たかがトランプゲーム、されどトランプゲーム。
皿洗いを賭けて友達とトランプをすることもあるでしょう。子供の前でカッコよく勝ちたい場面もあるでしょう。もしかしたら「カイジ」みたいにトランプで人生を賭ける時がくるかもしれません。
そんないつ訪れるかわからない瞬間に備え、トランプ必勝法を頭に入れておくといつの日か役に立つ…かもしれません。まぁ、なによりゲームは負けるより勝つ方が楽しいですしね。