スマホの料金プランは各社の新プランやキャンペーンが入り乱れていて、結局どこが自分に合っているのか分かりづらい…と感じている人は多いと思います。数年前、ドコモの「ahamo(アハモ)」を皮切りに、auの「povo(ポヴォ)」、ソフトバンクの「LINEMO(ラインモ)」が登場し、格安SIM・大手キャリアは一気に群雄割拠の時代へ突入しました。その流れは今も続いています。
そんな中で根強い人気を保っているのが楽天モバイルです。登場当初は「Rakuten UN-LIMIT VI」というプラン名で、1GBまで無料という他社を圧倒する設定が大きな話題になりました。その後プランは改定され、現在は「Rakuten最強プラン」という名称に変わっています。データ利用量に応じた段階制で、3GBまで1,078円、20GBまで2,178円、どれだけ使っても3,278円(いずれも税込)でデータ無制限、というシンプルな料金体系です。「最強家族割」を適用すると毎月110円引きになり、無制限でも3,168円まで下がります(2026年時点)。料金や条件は改定されることもあるので、契約前に公式サイトで最新の内容を確認しておくと安心です。
ここでは、私が楽天モバイルを契約した理由と、想定していたお得で便利な使い方を紹介したいと思います。契約当時(2021年)は、ずっと在庫切れだった「Rakuten Hand」がたまたま注文できたので、在庫が復活しているうちにと急いで申し込みました。
楽天モバイルを契約した理由
大きくは次の3つでした。
使った分だけのシンプルな料金
契約当時、楽天モバイルの最大の強みは1GBまで完全に無料という点で、この設定が話題を呼んで契約者が一気に増えました。この無料枠は今はなくなりましたが、現在の「Rakuten最強プラン」も使ったデータ量に応じて料金が自動で変わる段階制なので、あまり使わない月は最小料金で済むという手軽さは変わっていません。
楽天のモバイル事業は長く赤字が続きましたが、まずはユーザー獲得を最優先に据えて積極的なキャンペーンを打ってきました。PayPayがQRコード決済で一気にポジションを築いたのと似た戦略ですね。
お得なキャンペーン
契約当時は「Rakuten UN-LIMIT」の申し込み者を対象に、1名義1回線に限り1年間の月額基本料金が無料になるキャンペーンが行われていました(現在は終了しています)。楽天モバイルは時期によってポイント還元などさまざまなキャンペーンを実施しているので、申し込む前に今どんな特典があるかをチェックしておくのがおすすめです。
ポイント還元と楽天経済圏
当時購入した「Rakuten Hand」は製品価格20,000円に対して、購入時に最大24,999円相当のポイント還元がありました。そのため契約すると実質タダどころか、ポイントが手元に残ってスマホまで付いてくるという、ちょっと訳のわからない状況になっていました(笑)。ポイント還元とはいえ、楽天ポイントは使えるシーンが多いので現金に近い感覚で使えます。Rakuten Hand自体はすでに販売を終えていますが、楽天モバイルは今も端末購入やSPU(楽天市場のポイント倍率アップ)と絡めてポイントが貯まりやすいのが魅力です。

Rakuten Handは当時としてはSnapdragon 720G、FeliCa搭載、顔認証+ディスプレイ内指紋認証…と、なかなか良いスペックの端末でした。画面の小ささが気にならなければ、メイン端末としても十分使える一台だったと思います。
楽天モバイルを便利に賢く利用する方法
段階制で使わない月は料金を抑えられるので、いろいろな使い方が考えられます。私も、どう組み合わせれば便利かつお得に使えるか、あれこれ悩みました。
まず最初に考えたのが、当時使っていたOPPO Reno Aに楽天の物理SIMを入れてデュアルSIMにする運用です。
しかしReno AはデュアルSIMスロット(nano SIM×2)に対応してはいるものの、片方のSIMスロットとmicroSDが排他利用で、SIMを2枚挿すとSDを抜かなければなりません。私のReno Aは64GB。抜くと少し心もとない…ということで、これは断念しました。
次に考えたのが、楽天モバイルで「OPPO Reno3 A(128GB)」か「AQUOS sense4 lite」を購入してデュアルSIM運用にする案。ただ、どちらもReno Aから前向きに乗り換えたいと思えるほどの魅力は感じられず、性能もそれほど変わりません。Reno Aを売って買い替えることも考えましたが、あと一歩踏み出せずこちらも見送りました。
そして最終的に、Rakuten Handで通話&テザリングをメインに使う運用に落ち着きました。
楽天モバイルは「Rakuten Link」アプリを使えば、国内通話が無料になります(一部の特番などは対象外で、アプリを使わない通常発信は22円/30秒)。Rakuten Linkには賛否があるようですが、まずは自分で使って試してみることにしました。
契約当時はパートナー回線(au回線)のエリアに頼る場面も多く、メイン回線として据えるにはまだ不安がありました。その後、楽天は自社回線とプラチナバンド(700MHz)の整備を全国で進めており、以前と比べてつながりやすさはかなり改善してきています。パートナー回線は2026年9月末での終了が予定され、自社回線への移行が進む見込みです。とはいえ電波状況は場所によって差があるので、まずは自分の行動エリアで楽天回線をしっかりつかめるかを確かめてから本格運用に移すのが安全だと思います。
結果次第では、当時メインで使っていたOCN モバイル ONE(現在は新規受付を終了しています)を最安プランに落として、基本通信は楽天でテザリング、という組み合わせも考えていました。
もし自宅で楽天回線が十分な速度で使えるなら、NURO 光を解約して楽天モバイル1本にまとめる…というパターンも頭にはありました(さすがにリスキーなので、実行するかは慎重に見極めたいところですが)。
使っているデバイスや生活エリアによって、楽天モバイルのお得な使い方は変わってきます。かつてのような1年無料・1GB無料といった飛び道具はなくなりましたが、段階制なのであまり使わない月は1,078円から、端末を買わずにSIM(eSIM)だけ契約するのもありです。Rakuten Linkでの通話無料や、着実に広がっているエリアを踏まえると、選択肢として十分検討する価値はあると思います。気になっているなら、公式で自分のエリアの対応状況と今のキャンペーンを確認したうえで、まずは小さく試してみるのが良いのではないでしょうか。