英語は続けたいけれど、英会話スクールに通うとなると月に何万円もかかる。そう思って二の足を踏んでいる人は多いと思います。私自身も独学派で、お金をかけずにコツコツ続けてきました。この記事では、私が実際に使ってきた無料の英語学習アプリと、スキマ時間でできる勉強法をまとめて紹介します。
スマホ1台あれば、通勤電車の中でもお風呂の中でも英語に触れられる時代です。最近は生成AIを相手に英会話の練習までできるようになりました。お金をかけずに英語を生活に組み込むハードルは、昔よりずっと下がっています。
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無料で始められるおすすめ英語学習アプリ
まずは私が定番として使っている、基本無料で始められるアプリを紹介します。どれもスマホひとつで完結するので、思い立ったその日から始められます。
1.Duolingo(デュオリンゴ)
英語学習アプリの定番といえば、やはりDuolingo(デュオリンゴ)です。緑のフクロウのキャラクターを見たことがある人も多いのではないでしょうか。
ゲーム感覚で問題を解きながら、リスニング・リーディング・スピーキング・ライティングをまんべんなく練習できます。1回数分の短いレッスンに区切られているので、信号待ちやレジの行列のようなちょっとした待ち時間でも進められるのが魅力です。
以前は無料だと初級どまりという印象がありましたが、2026年4月のアップデートで、英語を含む主要9言語についてCEFRのB2レベル(中上級)まで無料で学べるようになりました。広告は表示されるものの、学習内容そのものはしっかり使えます。広告なしやオフライン利用などが欲しくなったら、月額制のDuolingo Superを検討すればよいと思います。
毎日少しずつ続けると連続記録(ストリーク)が伸びていく仕組みもよくできていて、「今日もやらなきゃ」という気持ちにさせてくれます。とにかく続けることが大事な英語学習において、この継続のしやすさは大きな武器です。
2.バイリンガルニュース(ポッドキャスト)
リスニング強化におすすめなのが、ポッドキャスト番組のバイリンガルニュースです。スマホ標準のPodcastアプリやSpotifyなどから無料で聴けます。
2013年から続く長寿番組で、2026年時点でも700回を超えるエピソードが配信されています。私が以前紹介したときからずっと現役なのがうれしいところです。
アメリカと日本のハーフであるマイケルと、東京育ちのバイリンガル・マミが、日本ではあまり報じられない面白いニュースを紹介していきます。マイケルは英語、マミは日本語で会話を進めるバイリンガル形式なので、英語が全部は聞き取れなくても2人の会話の流れから内容を推測でき、聞き続けても苦になりません。
内容は英語学習者でなくても楽しめる充実したもので、2人のやり取りそのものが面白いです。クリアな英語を話してくれるので、慣れてくるとマイケルの言っていることが少しずつ分かるようになってきます。専用アプリを使えば全エピソードの文字起こしを読むこともでき(こちらは有料)、聞き取れなかった部分を文字で確認できます。
3.HelloTalk(ハロートーク)
HelloTalkは世界中の人と言語を教え合える、言語交換アプリです。
自分の母国語と学習中の言語を登録すると(私の場合は母国語が日本語、学習中の言語が英語)、それと逆の組み合わせのユーザー、つまり日本語を学びたい英語話者とマッチングしてくれます。そこから気の合うパートナーを見つけて、リアルタイムでメッセージのやり取りを楽しめます。
チャット画面では文字や画像はもちろん、自分の声を録音して送ることもできます。添削機能を使えばお互いの文章を直し合えますし、お気に入りの表現を保存して後から自分だけのフレーズ集として使うこともできます。
出会い目的の人がいるのでは、と心配な人向けに、異性からの検索をブロックする設定もあります。最初はいろいろな人にメッセージを送ってみて、本当にレベルや話の合う数人に絞り込み、その人たちと集中的にやり取りするのが効果的だと感じています。
4.YouTube
英会話を教えてくれるチャンネルはたくさんありますが、私のおすすめは英語を話すお気に入りのユーチューバーを見つけることです。
同性・同年代のユーチューバーなら、自分が実際に使えそうな自然な言い回しを学べます。「この人の話し方が好き」「見ているだけで元気をもらえる」という気持ちも、立派な継続のモチベーションになります。あとはチャンネル登録して、新しい動画を待つだけです。
海外ドラマや映画で学ぶ方法もよく紹介されますが、ネイティブ同士のスラング混じりの会話を理解するにはかなりの英語力が要ります。その点ユーチューバーは1人で視聴者に向かって分かりやすく話していることが多く、世界中の視聴者を相手にしているぶん聞き取りやすいです。字幕表示にも対応していて、自動生成なので完璧ではありませんが、聞き取りに迷ったときの補助としてとても役立ちます。
番外編:AIを英会話の練習相手にする
ここ数年で大きく変わったのが、生成AIを英会話の相手にできるようになったことです。
たとえばChatGPTのようなチャットAIに「私の英語学習パートナーになって、簡単な英語で話しかけて、間違いがあれば優しく直して」とお願いするだけで、何度でもつき合ってくれる練習相手になります。人間相手だと気が引ける言い間違いも、AIなら何度間違えても気兼ねなく試せるのが大きな利点です。ChatGPTは無料の範囲でも十分に会話練習に使えます。
スピーキングに特化したいなら、AI英会話アプリのSpeakのような選択肢もあります。発音までフィードバックしてくれて評判は良いのですが、こちらは無料体験のあとは有料になるので、まずは無料で使えるChatGPTから試してみるのがおすすめです。AIの上手な使い方は別記事にもまとめています。
関連記事:ChatGPTを効果的に使いこなすためのコツと質問テクニック
スキマ時間でできる、お金をかけない勉強法
ここまではアプリを使ったインプット中心の方法でした。ですが、日本人の英語学習者に最も足りていないのはアウトプットの機会だと感じています。普段の生活で英語を使う場面はほとんどなく、かといって英会話教室はそれなりの出費が必要です。そこで、お金をかけずに自分でできるアウトプットの方法を紹介します。
英語で日記を書く
一番手軽なアウトプットが、英語で日記を書くことです。単語や表現をいくら暗記しても、一度も使ったことのないものをいきなり口に出すのは難しいですよね。
まずは1行でいいので、その日あったことや感じたことを英語で書いてみる。実際に文章を組み立てる作業を通して、覚えた単語やフレーズが少しずつ自分のものになっていきます。書いた英文をChatGPTに添削してもらえば、独学でもフィードバックがもらえます。お気に入りのノートを用意してもいいですし、いつもの手帳にひと言だけ書き足すところから始めても十分です。
英語で独り言を言う
日記よりさらに手軽なのが、英語で独り言を言うことです。
入浴中など1人になれる時間に、頭に浮かんだことをそのまま英語で口に出してみる。始めてみると、思っていることが意外と言葉にならないことに気づきます。でも、それでいいんです。続けるうちに、自分の言葉で表現する力が確実についていきます。お金も道具もいらない、今日から始められる練習法です。
NHKのラジオ講座を無料アプリで聴く
地味ですが侮れないのが、NHKのラジオ英語講座です。無料アプリ「NHKゴガク」を使えば、放送された講座を翌週から1週間、好きなときに聴けます。
「ラジオ英会話」など5〜15分の番組が平日に毎日配信されているので、通勤中や家事の合間に1日1本というペースで無理なく続けられます。教材としての完成度が高く、お金をかけずに体系的に学びたい人にぴったりです。
出典:NHKゴガク公式サイト
まとめ:練習あるのみ、まずはひとつ続けてみる
英語学習での私のモットーは“practice makes perfect”、練習あるのみ、です。単語や文法を覚えることももちろん大切ですが、練習なしにそれを実際に使えるようにするのは、ほぼ不可能だと思っています。
今回紹介した方法を、目的別に整理しておきます。
- 基礎をまんべんなく:Duolingo。ゲーム感覚で毎日続けやすく、無料でも中上級まで学べる
- リスニング:バイリンガルニュース、YouTube
- スピーキング・会話:HelloTalk、ChatGPTなどのAI
- アウトプット:英語日記、独り言
- 体系的に学ぶ:NHKゴガク
どれも基本無料で始められるものばかりです。全部を一度にやろうとすると続かないので、まずはこの中からひとつだけ選んで、毎日少しずつ触れてみてください。個人的な一押しは、続けやすさで群を抜くDuolingoと、何度でも気軽に相手をしてくれるChatGPTの組み合わせです。
私は中学で英語を始めてから、ほぼ独学で人よりたくさん英語に触れてきました。TOEICは850点を取れましたが、普段話す機会は少なく、スピーキングはまだまだだと感じています。だからこそ、続けて練習することの大切さをいつも実感しています。お金をかけなくても、英語を続ける方法はいくらでもあります。この記事が、あなたが続けるきっかけになればうれしいです。