パソコンを閉じるとき、毎回[スタート]→[電源]→[シャットダウン]とたどるのが地味に面倒だ、と感じたことはないでしょうか。私は一日に何度も電源を落とす使い方をしているので、この数クリックがずっと引っかかっていました。
そこで使っているのが、デスクトップに置いたシャットダウン用のショートカットです。ダブルクリック一発で電源が落ちるので、慣れると元には戻れません。ここでは、その作り方とちょっとした応用を紹介します。Windows 10で説明しますが、手順は基本的にWindows 11でも同じです。
「シャットダウン」のショートカットを作成する方法
やることは、デスクトップに新しいショートカットを1つ作り、そこに電源を落とすコマンドを登録するだけです。順番に進めていきます。
- デスクトップの何もないところを右クリックし、[新規作成]→[ショートカット]を選ぶ
- 「項目の場所を入力してください」の欄に、次のコマンドをそのまま入力する
shutdown /s /t 0 - [次へ]を選ぶ
- ショートカットの名前を入力する(「シャットダウン」など分かりやすい名前で)
- [完了]を選ぶ
これでデスクトップにショートカットができます。ダブルクリックすれば、そのまま電源が落ちます。
コマンドの中身も少しだけ触れておくと、/sがシャットダウン、/t 0が「0秒後に実行」、つまり待ち時間なしで即実行という意味です。ここを/t 30にすれば30秒後に落ちる、といった調整もできます。
アイコンをシャットダウンらしく変える
作ったばかりのショートカットは、味気ない標準アイコンのままです。電源ボタンっぽいアイコンに変えておくと、ひと目で分かって押し間違いも減ります。
- ショートカットを右クリックして[プロパティ]を開く
- [ショートカット]タブの[アイコンの変更]を選ぶ
- 「このファイル内のアイコンを検索」の欄に
%SystemRoot%\System32\shell32.dllと入力してEnter - 電源マークなど好みのアイコンを選び、[OK]→[適用]で確定する
Windowsに最初から入っているアイコン集なので、追加のダウンロードは要りません。
ショートカットキーを割り当てて、キーボードだけで実行する
さらに一歩進めて、キーの組み合わせでシャットダウンできるようにもできます。マウスに手を伸ばさず、キーボードだけで完結するので便利です。
- ショートカットを右クリックして[プロパティ]を開く
- [ショートカット]タブの[ショートカット キー]の欄をクリックする
- 割り当てたいキー(たとえば S)を押すと、自動で
Ctrl + Alt + Sのように設定される - [OK]で確定する
なお、この方法で割り当てたキーは、ショートカット自体をデスクトップかスタートメニューに置いたままにしておかないと効かない点だけ注意してください。
再起動・サインアウトなど、応用のコマンド
コマンド部分を書き換えるだけで、シャットダウン以外の操作も同じ要領でショートカットにできます。よく使いそうなものを挙げておきます。
再起動
shutdown /r /t 0
サインアウト
shutdown /l
休止状態
shutdown /h
ちなみに、シャットダウンを少しでも速くしたい場合は shutdown /s /t 0 /hybrid とすると、次回の起動が速くなる高速スタートアップ相当の落とし方になります。用途に合わせて使い分けてみてください。
スタートメニューやタスクバーにピン留めする
デスクトップに作ったショートカットは、スタートメニューやタスクバーにも置けます。デスクトップを他のウィンドウで隠しているときでも、すぐに押せるようになります。
- ショートカットを右クリックする
- [スタートにピン留めする]、または[タスクバーにピン留めする]を選ぶ
これで、作業中の画面からでもワンクリックで電源が落とせます。
まとめ
シャットダウンのショートカットは、作ってしまえばあとは押すだけ。地味ですが、毎日の数クリックがまるごと減るので、電源のオンオフが多い人ほど効いてきます。要点をおさらいすると、こんなところです。
- デスクトップを右クリック→新規作成→ショートカットで
shutdown /s /t 0を登録する - アイコンを電源マークに変えておくと押し間違えにくい
- ショートカットキーを割り当てればキーボードだけで実行できる
/rや/lに書き換えれば再起動やサインアウトにも応用できる
まずはシャットダウン用を1つ作ってみて、便利だと感じたら再起動用も足していく、という流れがおすすめです。