Facebookに電話番号を登録したものの、非公開にしているから安心、と思っていませんか。実はその番号、非公開でも思わぬ形であなたと結びついてしまうことがあります。個人の写真やプライベートな投稿が電話番号とひもづくと考えると、かなり落ち着かない話です。設定を一度も見直していないなら、確認しておくことをおすすめします。
そもそも何が問題だったのか
以前のFacebookには、電話番号を入力するとその番号の持ち主のアカウントを検索できる機能がありました。しかも、番号自体を非公開にしていても検索の対象になってしまうという仕様でした。
理由は、プライバシー設定の「電話番号を使って私を検索できる人」が初期設定で「全員」になっていたためです。デフォルトが「全員」なので、変更していない人、そもそも設定項目の存在を知らなかった人も多かったはずです。適当な番号を打ち込んでヒットすれば個人が特定できてしまうわけで、当時これはかなり危険だと感じました。
この問題は2016年ごろに広く指摘され、その後Facebook側も対応を進めました。
LINK:Facebookの検索機能で非公開の電話番号が分かってしまう可能性が指摘される(ねとらぼ)
電話番号による「検索」は現在は廃止されている
その後、2018年にケンブリッジ・アナリティカ問題をきっかけとした個人情報保護の見直しの中で、Facebookは電話番号やメールアドレスを使ってアカウントを直接検索する機能を廃止しました。つまり、番号を打ち込んで人を探すという以前の使い方は、今はできません。
ただ、これで完全に安心というわけでもありません。今は形を変えて、電話番号がアカウントの結びつけに使われる場面が残っています。
いまも残る「知り合いかも」経由のリスク
たとえば、誰かがあなたの電話番号をスマホの連絡先に登録していて、その人がFacebookに連絡先をアップロードしたとします。すると、あなたのアカウントがその人の「知り合いかも」に候補として表示されることがあります。番号を直接検索するのとは別ルートですが、電話番号を手がかりに存在を知られてしまう点は共通しています。
この範囲を管理するのが、プライバシー設定の「あなたへの検索方法」にある項目です。ここを絞っておけば、電話番号やメールアドレスを起点に見つけられる相手を制限できます。
電話番号で見つけられないようにする設定手順
設定は、Facebookアプリのメニューから次のようにたどります。
- メニュー(≡)を開き、「設定とプライバシー」→「設定」を選ぶ
- 「プライバシー」または「あなたを検索できる人(Facebookでのあなたの検索)」の項目を開く
- 「電話番号を使って私を検索できる人」「メールアドレスを使って私を検索できる人」の公開範囲を確認する
- 「全員」になっていれば、「友達の友達」や「友達」に変更する
パソコンのブラウザからでも、右上のメニューから「設定とプライバシー」→「設定」と進み、プライバシー関連の項目でおおむね同じ設定にたどり着けます。
なお、メニューの名称や画面の並びはアプリの更新でたびたび変わります。上のとおりに見つからない場合は、設定内の検索窓で「検索」や「電話番号」と入力して該当項目を探すと早いです。項目名が手元の画面と違っていても、「あなたへの検索方法」まわりを見ていけば同じ設定が見つかります。
ついでに確認しておきたいこと
連絡先アップロードそのものを止めたい場合は、Facebookやメッセンジャーに連絡先を同期していないかもあわせて見ておくとよいです。同期をオフにしておけば、自分の連絡先を経由して他人の候補に自分が出ることも防げます。
電話番号は二段階認証などで登録する機会が多く、いつのまにか結びついていることもあります。年に一度でもプライバシー設定を見直しておくと、こうした思わぬ露出を減らせます。