つい先日Firefox7.0がリリースされましたが、なんと前バージョンでインストールしていたアドオンのいくつかが消えてしまう現象が発生しました。
現在は最新版(7.0.1)で修正されていますが、結構な問題かと思いますので今日までの経緯と対応をメモしておきます。
Firefox7.0の更新
一部のユーザ環境で、昨日公開された Firefox の最新版へ更新すると、ひとつあるいは複数のアドオンが消えてしまう現象が確認されました。この問題はデスクトップ版と Android 版のどちらでも発生し、Thunderbird にも影響します。実際にはそれらのアドオンと関連するデータは残っており、削除されてはいません。
Mozilla では、ユーザの皆さんへの潜在的な影響を最小限に留めるため最新版の配信(自動更新)を中止し、すべてのアドオンを正常に表示、使用できるようにする修正版を早急に公開する準備を進めています。それまでの間、もしインストールされているアドオンがアドオンマネージャから消えてしまったことに気付いた場合は、簡単な方法で元に戻すことができます。
現象が確認されてから、とりあえずの対応策として「Add-on Recovery Tool – Firefox 7(開発終了)」というアドオンをリリースして一時的に復活させました。
その後、本日Firefox7.0.1が発表され修正されたようです。
9/30 8:00 更新:Firefox の修正版を公開し、配信を再開しました。お使いの Firefox は数日中に最新版へ自動更新されます。今すぐ更新したいときは、[ヘルプ] (Mac では [Firefox]) メニューから [Firefox について] を選択してください。
Mozillaは相当焦ったのではないでしょうか。
Firefoxの高速リリースサイクルには賛否両論あり、これを機に他のブラウザに移っていった方もいたようです。
修正されたとはいえ、アドオンが消えるという今回のバグは大変重要な問題です。他のブラウザに移る方がさらに増えることは間違いないと思います。私は今のところ変える気はありませんが、Google ChromeがFirefoxを抜く日もそう遠くないのかもしれません…
※同様の現象が確認されているThunderbirdの修正版も、本日深夜に公開される見込みだそうです。