メールアドレスの流出を知らせる無料サービス「Firefox Monitor」がリリース

メールアドレスの流出を知らせるサービス「Firefox Monitor」

自分のメールアドレスやパスワードが、知らないうちにどこかから漏れているんじゃないか——そんな不安を感じたことはないでしょうか。私も気になって調べてみたら、思った以上に自分の情報が流出していて、正直かなり焦りました…

そのきっかけになったのが、2018年9月25日に米Mozilla Foundationが発表した自分のアカウント情報が流出していないかをチェックできる無料サービス「Firefox Monitor」です。このサービスは現在「Mozilla Monitor」へと名前を変え、機能も進化しているので、今の姿を含めて紹介していきます。

メールアドレスの流出を知らせるサービス「Mozilla Monitor」

このサービスは、日常的に使うWebサイトからメールアドレスやパスワードが流出する事件が後を絶たない現状を受けて生まれました。照合に使われているのは、セキュリティ研究者トロイ・ハント氏が運営する漏洩情報データベース「Have I Been Pwned」。この裏付けは、名称が変わった今も変わっていません。

ちなみに「Firefox Monitor」という当時の名前は、2023年11月に「Mozilla Monitor」へ変更されました。URLも monitor.firefox.com から monitor.mozilla.org へ移っています。

LINK:Mozilla Monitor

使い方はシンプルです。サイト上で自分のメールアドレスを入力すると、流出被害が確認されている情報のデータベースと照合され、そのアドレスが含まれていれば、流出した日付や漏洩元のサービスなどが一覧で表示されます。アカウントを作って登録しておけば、登録後に新たな流出が起きたときに通知メールで知らせてくれる仕組みもあります。

私もふだんよく使うメールアドレスで試したところ、AdobeやMyspaceなどからアカウントが流出していることが判明しました。過去にはAdobe、Dropbox、Tumblrといった人気サービスからの大規模な流出も報告されています。もし該当していたら、慌てず次の順番で対処するのが確実です。

  • そのサービスのパスワードをすぐに変更する(他サービスで使い回しているなら、そちらも変える)
  • 可能なら二段階認証(2FA)を設定して、パスワードだけでは入られないようにする

この2つをやっておくだけで、被害の広がりはかなり抑えられます。

有料プラン「Monitor Plus」で個人情報の削除まで

Mozilla Monitorになってから、無料の漏洩チェック・通知に加えて、有料プラン「Monitor Plus」も登場しました。これは、あなたの氏名や住所といった個人情報を勝手に載せている「データブローカー」と呼ばれる業者のサイトから、情報の削除を自動で申請してくれるという一歩踏み込んだサービスです。

漏洩を知るだけでなく、ネット上にばらまかれた情報そのものを減らしにいける点が大きな違いです。ただしMonitor Plusは今のところ米国内向けの提供で、料金は年払いにすると月あたり9ドル前後となっています。まずは無料の漏洩チェックだけでも十分に価値があるので、自分のメールアドレスが無事かどうか、一度確かめてみることをおすすめします。