WordPressの link rel=”archives” を削除|headを整理して軽量化

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WordPressのテーマを入れ替えたあと、なんとなくページのソースを開いてみたら——head内に「link rel=”archives”」というタグがズラッと並んでいて、思わず「うわ、なんだこれ」と声が出たこと、ありませんか。私も昔まさにそれで、月別アーカイブの数だけ同じようなタグが増えていくのを見て、ちょっとぞわっとしたのを覚えています。

公開して間もないブログなら、まだタグの数も少なくて気になりません。でもWordPressは、記事を書き続けるほどアーカイブが増えていく仕組みです。つまりこのタグも、月をまたぐたびにジワジワ増えていく。放っておくと、いつのまにかheadの中がアーカイブリンクだらけ、なんてことになりかねません。

見た目のデザインには一切影響しないタグなので、「別にいいか」とスルーしがちな部分ではあります。ただ、ソースを後から自分で読み返すときに余計なタグが並んでいると地味に読みにくいですし、HTMLの容量もほんのわずかですが増えていきます。チリも積もれば、というやつですね。

この記事では、WordPressのhead内に出る link rel=”archives” の正体と、それをスッキリ消すための具体的な手順を、初心者の方にもわかるようにかみくだいて解説します。あわせて、最近のWordPress(6.x系)では何が消えて何が残っているのか、今のソース整理で押さえておきたいポイントもまとめました。

これまで数えきれないほどWordPressのheadと格闘してきた私の視点で、「これは消していい」「これは残しておこう」の線引きも本音でお話しします。作業自体は数分で終わる軽いカスタマイズですが、終わったあとにソースを見返すと、ちょっとした達成感がありますよ。

そもそも「link rel=”archives”」って何者なの?

まずは、このタグがどんな役割を持っているのかをサラッと整理しておきましょう。正体がわかると、消していいのかどうかの判断もしやすくなります。

WordPressでは、記事を投稿するたびに「2026年6月の記事一覧」のような月別アーカイブページが自動で作られます。その存在を示すために、head内へ次のようなタグが出力されることがあります。

<link rel="archives" title="2026年6月" href="https://www.webernote.net/2026/06" />
<link rel="archives" title="2026年5月" href="https://www.webernote.net/2026/05" />
<link rel="archives" title="2026年4月" href="https://www.webernote.net/2026/04" />

見てのとおり、月別アーカイブページへのリンク情報を示すメタリンクの一種です。ブラウザや一部のツールに「このサイトには過去記事の一覧ページがありますよ」と伝えるためのもの、とイメージするとわかりやすいと思います。

ここで気になるのが「これ、消して大丈夫なの?」という点ですよね。結論からいうと、このタグは検索エンジンのクロールやインデックスに必須の要素ではありません。消したからといってSEOが急に悪くなる、なんてことは基本的に起きません。

というのも、いまの検索エンジンはサイト内のリンクやXMLサイトマップをたどってページ構造を把握しています。head内のこのメタリンクが無くても、月別アーカイブページ自体がなくなるわけではありませんし、クロールにも困りません。あくまで「あったら使われるかもしれない補助情報」くらいの位置づけです。

  • 月別アーカイブページの存在を示すメタリンク
  • テーマの作り方によって自動出力されることがある
  • 検索エンジン対策として必須のタグではない

そんなわけで、ソースを整理したい人にとっては「消しても基本的に問題なし」のタグ、というのが実情です。安心して次の削除手順に進んでくださいね。

参考: WordPress開発者ドキュメント(wp_get_archives)

関連記事:WordPressの基本テンプレートタグ一覧|初心者向けに現行仕様でやさしく解説

「link rel=”archives”」が出力される原因を突き止める

このタグを消すには、まず「どこから出ているのか」を突き止めるのが先決です。やみくもにコードをいじる前に、犯人を特定しましょう。

link rel=”archives” がhead内に出る一番よくある原因は、テーマの header.php に書かれた次のような一行です。実際に確認してみると、こんなコードが潜んでいることが多いんです。

<?php wp_get_archives( 'type=monthly&format=link' ); ?>

この wp_get_archives() は、WordPressのアーカイブリンクを出力するためのテンプレートタグです。ポイントは format=link の部分。format に link を指定すると、アーカイブが HTML の link タグ形式で出力される仕様になっています。これがhead内にズラッと並ぶ link rel=”archives” の正体です。

ちなみに format には、ほかにも html(リスト表示用の li タグ)や option(プルダウン用の option タグ)といった指定があります。つまり同じ関数でも、書き方しだいで出力される形がガラッと変わる、というわけですね。だから「サイドバーのアーカイブ一覧」と「head内のlinkタグ」は、別々の場所で別々の format で呼ばれているケースが多いんです。

原因がこの一行だとわかれば、対処はとてもシンプルです。手順にすると次のとおり。

  1. 使用中テーマの header.php を開く
  2. その中から wp_get_archives()format=link で呼ばれている箇所を探す
  3. head内に不要なら、その行を削除(またはコメントアウト)する

慣れている方なら、実作業は本当に数分で終わります。コードを丸ごと消すのが怖ければ、まずは行頭を // でコメントアウトして、ソースから消えたか確認してから完全削除する、という慎重なやり方でも大丈夫です。私はビビりなので、いつも最初はコメントアウト派です。

参考: WordPress開発者ドキュメント(wp_get_archives の format 引数)

関連記事:WordPress高速化の鍵!header.phpとLCP改善完全ガイド

削除する前に確認しておきたいポイント

必須ではないタグとはいえ、いきなり消す前にいくつか確認しておくと安心です。あとで「あれ、表示が消えた!」と慌てないために、ここはサラッと目を通しておいてください。

まず気になるのが、サイドバーやウィジェットで表示しているアーカイブ一覧への影響ですよね。これは心配いりません。今回消すのはあくまでhead内のメタリンク(format=link の出力)だけなので、ウィジェットなどで表示しているアーカイブ一覧はそのまま残ります。表示用のアーカイブは別の呼び出しで出力されているからです。

次にSEOへの影響ですが、前述のとおりこのタグの有無で検索順位が変わる、という明確な根拠は知られていません。今の検索エンジンはサイトマップや内部リンクからサイト構造を十分に読み取れるので、安心して整理して大丈夫です。

つまり、次のような目的なら遠慮なく削除してOKです。

  • ソースコードをすっきり整理したい
  • headタグをできるだけシンプルに保ちたい
  • 増え続ける自動出力タグを減らしておきたい

ひとつだけ注意点を挙げるなら、テーマやプラグインの仕様によっては、header.php 以外の場所からアーカイブリンクが出力されているケースもある、ということ。header.php の一行を消したのにまだタグが残っているなら、別の出どころを疑ってみてください。削除後はかならず一度ページのソースを開いて、狙ったタグが消えているかチェックしておくと確実です。

ついでに知っておきたい、今どきのhead整理事情(6.x系の最新仕様)

せっかくheadを覗いたなら、link rel=”archives” 以外の「自動出力タグ」事情も一緒に押さえておきましょう。じつはこのあたり、ここ数年でWordPress本体の仕様がけっこう変わっているんです。古い記事の情報のままだと、すでに存在しないタグを必死に消そうとして「あれ、効かない?」と悩むハメになります。

WordPressは wp_head() という関数を通じて、テーマの head内にいろいろな情報を自動で差し込みます。代表的なものを挙げると、こんな顔ぶれです。

  • RSSなどのフィードリンク(feed_links / feed_links_extra)
  • REST APIのエンドポイントを示すリンク
  • WordPressのバージョン情報(generatorメタタグ)
  • 短縮URL(shortlink)や絵文字用のスクリプト

これらは remove_action() を使って、テーマの functions.php から個別に外せます。たとえばバージョン情報を消したいなら、こんな具合です。

<?php
// WordPressのバージョン情報を非表示にする
remove_action( 'wp_head', 'wp_generator' );
?>

ここからが今回いちばんお伝えしたかった「最新化ポイント」です。昔のhead整理の定番として、よく rsd_link(Really Simple Discovery)と wlwmanifest_link(Windows Live Writer用)の2つを消す snippet が紹介されていました。私も昔は呪文のようにコピペしていたものです。

ところが、この2つは WordPress 6.3(2023年リリース)でコアから出力そのものが取り除かれ、デフォルトではもうheadに現れません。とくに wlwmanifest_link は公式に非推奨(deprecated)扱いとなりました。役目を終えたWindows Live Writerのためのタグだったので、本体ごと卒業した、というわけですね。

つまり今のWordPressでは、この2つを消すための remove_action はもう書く必要がありません。古いhead整理コードをそのまま貼ると、すでに存在しないものを消そうとする「空振りの一行」になってしまいます。動作上の害はありませんが、せっかく整理するなら、いらない記述も置かないほうがスッキリします。

逆に、generatorメタタグやフィードリンク、REST APIリンクなどは今も wp_head() から出力されています。必要かどうかは運営方針しだいなので、「全部消す」ではなく「自分のサイトで本当に使っていないものだけ外す」のが、私のおすすめスタンスです。フィードを配信しているならフィードリンクは残すべきですし、何でもかんでも削ればいいわけではありません。

参考: WordPress開発者ドキュメント(wlwmanifest_link は6.3.0で非推奨) / Cleanup WordPress Header(WP Engineer)

関連記事:WordPress高速化のおすすめプラグイン|SEOにも効く厳選と選び方【最新版】

まとめ:headは小さく整えるだけでも気分がいい

「たかが link タグ一種類でしょ?」と思われるかもしれませんが、head の整理は、続けていくほど効いてくる地味で堅実なメンテナンスです。最後に、今日のポイントをおさらいしておきましょう。

link rel=”archives” はテーマの wp_get_archives(‘format=link’) から出ている月別アーカイブのメタリンクで、検索エンジンに必須ではないため、header.php の該当行を消せば安全にheadをスッキリ整理できます。これが今回いちばんお伝えしたかった結論です。

あわせて忘れないでほしいのが、最新事情のアップデート。かつて定番だった rsd_link と wlwmanifest_link は、WordPress 6.3でコアから出力が取り除かれ、もうデフォルトでは出ません。古い「head掃除コード」をそのままコピペすると空振りするので、今のWordPressに合わせて取捨選択するのが正解です。逆に generator やフィード、REST APIのリンクは今も出力されるので、使っていないものだけを remove_action で外す、というスタンスがおすすめです。

WordPressは便利な反面、テーマやプラグインを増やすほどheadが知らないうちにゴチャついてきます。だからこそ、テーマ変更やリニューアルのタイミングで一度ソースを覗いてみると、「え、こんなタグ出てたの?」という発見が必ずあります。今回の link rel=”archives” も、まさにその一例でした。

小さなカスタマイズですが、自分の手でheadがスッキリ整うと、なんだか部屋を片付けたあとのような気持ちよさがあります。難しい作業ではないので、ぜひ一度、あなたのサイトのソースも開いてみてください。気になるタグを見つけたら、ひとつずつ整えていきましょう。