ホームページリニューアルの難しさ。自己満足のページにならないように注意しよう

mixiのユーザー数問題が話題になっています。

「すぐには帰れませんよ浜辺ですから」と正直に答えるWebデザイナー

この話題について、2ちゃんねるで気になるレスを目にしました。ソース元が2ちゃんねるなので内容の真偽は怪しいですが、少なからずWebに携わっている者として思い当たる節はありました。

ホームページリニューアルの難しさ

無理やり機能追加?

そのレスがこちら。

【完全にオワコン】mixi、1ヶ月に1回以上ログインしてない人が全体の4割もいることが判明

145:名無しさん@涙目です。(東京都):2011/11/28(月)

ミクシィで働いている奴が言ってたけど
機能をそのままにしておけば今でも十分人気だったのに
毎週会議があって毎回新機能の提案をしなきゃいけないらしい。
それでどんどん変わっていって悲惨な状態になった。
機能を追加するのが自分達の仕事って勘違いしたんだろうな
社員すら見辛すぎてログインしない状態。
糞機能を追加中のツイッターも同じ道を辿ってる。

真偽はわかりませんが、実際にあってもおかしくない話だと思います。

HPのリニューアルをしてみたら

以前、私が運営していたサイトの話なのですが、公開から年月がたち古臭くなってきたのでリニューアルをすることにしました。

アクセス数もそれなりにあるサイトだったので、気合を入れてWordPressで再構築。jQueryを入れたり画像を増やしたりと色々やってみました。

「よし!ちょっとは今っぽいサイトになったかな!」

意気揚々とサイトを公開したのですが、結果はPV数減少・直帰率増加と散々なものでした。少なくとも前のサイトよりはよく出来ていて見やすくなったと思っていたのですが…いったい何が原因だったのでしょうか。

自己満足のページになっていないか

そのページをWebに詳しくない友人が見たところ

「なんかちょっと業者っぽいページになったね」

と言われてハッとしました。

以前作ったページは、趣味で作っていた頃のデザイン。かたやリニューアル後のページは、Webの仕事に携わるようになってから作ったデザインでした。リニューアル後は確かに今っぽくなっていたかもしれませんが、前のページの方が素人っぽさも手伝い、温かみがありとっつきやすかったのかもしれません。

デザインだけの問題ではないと思いますが「一般の人の目にはそうやって映るんだ」と気が付いた瞬間でした。

ユーザー目線のページ作りが大切

最近はさすがに少なくなりましたが、フルフラッシュのサイトはわかりやすい例ではないでしょうか。突然音が出ようものなら最悪。私だったらよっぽどそのページを見たいという意図がない限り、そのページから即離脱します。

mixiも日々機能を追加したりレイアウトを変えたりしていますが、正直周りの評判はよくありません。今のレイアウトは日記をどこから見ればいいのか、全くわかりません。

つぶやき…つぶやき…つぶやき…

これ、Twitterでいいんじゃないの?w

制作者が思うよりユーザーは変化を嫌います。
わからなくなったらページを見ることをやめる人も多いです。

mixiの中の人たちが頑張っているのはわかりますが、もう少しユーザー目線で運営していかないとこれからさらに厳しくなるのではないでしょうか。

もしホームページを作ったら公開前に1人でもいいので、一般ユーザーの意見を聞くことをおすすめします。たいてい自分の目線では気が付かないコメントが返ってくるはずです。また、基本的なところですがユーザビリティのチェックをすることも大切です。

LINK:最低限クリアしたい40項目のチェックシート

せっかくサイトを制作したのですから、自己満足だけのページにならないよう注意したいものですね。