これだけでよかった!WordPressで本当に必要だった厳選プラグイン

WordPress(ワードプレス)のイメージ

WordPressを触りはじめた頃、私は便利そうなプラグインを片っ端から入れていました。SEO、表示速度、SNS連携、セキュリティ……「あったら良さそう」という理由でどんどん追加していくうちに、管理画面はプラグインだらけ。気づけば動作は重く、アップデートのたびに何かが壊れないか冷や冷やする状態になっていました。

WordPress(ワードプレス)のイメージ

パソコンやスマホでも同じことが起きますよね。ソフトやアプリを入れすぎると、便利になるどころか動作がもたつき、トラブルの原因がどこにあるのか分からなくなる。WordPressのプラグインもまったく同じで、入れれば入れるほど不具合や環境依存のリスクが積み上がっていきます。

そこで私は思いきってプラグインを整理しました。「これがないと本当に困るか?」を一つずつ自問して残したものだけを使う。結果、管理はぐっと楽になり、サイトの表示速度も体感で分かるほど改善されました。

この記事では、私が長年のWordPress運営のなかで「最後まで残った=本当に必要だった」と感じるおすすめプラグインを、用途ごとに紹介します。プラグインが多すぎてどれを入れればいいのか分からない、という人ほど読んでほしい内容です。なお、当時の記事ではブロックエディタ登場前の構成でしたが、いまはGutenberg(ブロックエディタ)が標準。その前提も踏まえて見直しています。

残ったプラグインと、消えたプラグイン

最初に正直に書いておくと、昔この記事で紹介していたプラグインのうち、いくつかは現在では使えなくなっています。長く運営していると「定番」と思っていたプラグインが、ある日ぱったり更新を止めてしまうことがあるのです。

たとえばソースコードを綺麗に表示する Crayon Syntax Highlighter は数年単位で更新が止まり、新しいPHPやWordPressと相性問題を起こすようになりました。関連記事を表示する WordPress Related Posts に至っては、セキュリティ上の問題でWordPress.orgの公式ディレクトリから配布停止になっています。当時おすすめしていた手前、これは正直に差し替えなければいけません。

だからこそ「数が少ないこと」だけでなく「いまも現役で、開発が続いていること」を基準に選び直しました。以下が、私がいまWordPressに入れておきたいと考える厳選プラグインです。

SEO対策:All in One SEO(AIOSEO)

タイトルやメタディスクリプション、XMLサイトマップ、構造化データなどSEOまわりをまとめて管理できる定番プラグインです。私は当時から All in One SEO Pack(現在の名称は AIOSEO)を使い続けていて、特に困っていないのでそのまま継続しています。

SEOプラグインは Yoast SEO も非常にメジャーで、どちらを選んでも基本的にできることは大きく変わりません。日本語サイトで設定をできるだけ軽くしたいなら SEO SIMPLE PACK のような国産プラグインも選択肢になります。大事なのは複数のSEOプラグインを同時に入れないこと。役割が重複して、かえってタグが二重出力されるなどの不具合につながります。SEOプラグインは一つに絞りましょう。

LINK:All in One SEO (AIOSEO)

画像最適化:EWWW Image Optimizer

アップロードした画像を自動で圧縮し、WebPなど軽量なフォーマットへの変換にも対応してくれるプラグインです。サーバー上で圧縮を完結できる無料枠があり、有効インストール数は100万を超える定番です。

画像はページの読み込み速度に直結します。記事をたくさん書くブログほど、画像の最適化を「アップロード時に自動でやってくれる」状態にしておく価値は大きいです。私は当時からこのプラグインを使い続けています。

LINK:EWWW Image Optimizer

セキュリティ:SiteGuard WP Plugin / Wordfence

昔の私はサーバー側の制限機能に任せてセキュリティ系プラグインを外していましたが、いまは管理画面への不正ログイン試行が当たり前のように飛んできます。最低限の防御は入れておくべきだと考えを改めました。

日本語環境でとっつきやすいのは国産の SiteGuard WP Plugin です。ログインページのURL変更や画像認証の追加など、効果の高い対策を設定画面から手軽に有効化できます。より本格的にファイアウォールやマルウェアスキャンまで備えたいなら Wordfence Security が世界的な定番です。サイトの規模や運用に合わせて、どちらか一つを入れておけば十分です。

LINK:SiteGuard WP Plugin / Wordfence Security

バックアップ:UpdraftPlus

これも昔の私には抜けていた視点ですが、運営が長くなるほど「何かあったときに元に戻せる」ことの安心感は何物にも代えがたいです。UpdraftPlus は2011年から開発が続く定番のバックアップ・移行プラグインで、ファイルとデータベースを丸ごとスケジュールバックアップできます。

無料版でも Google ドライブや Dropbox、Amazon S3 といった外部ストレージへ自動保存できるのが心強い。サーバー障害やアップデート失敗で青ざめる前に、自動バックアップだけは必ず仕込んでおくことをおすすめします。

LINK:UpdraftPlus WordPress Backup Plugin

スパム対策:Akismet

コメント欄やお問い合わせを開放するなら、スパム対策はほぼ必須です。Akismet はWordPressに最初から同梱されている老舗のアンチスパムで、APIキーを登録すれば迷惑コメントを自動で振り分けてくれます。

私は以前、サーバー側のコメント制限でカバーできると考えて外していた時期がありました。ただ、サーバーや構成を変えても安定してスパムを弾いてくれるのはやはりこの手の専用プラグインです。コメントを受け付けるなら入れておいて損はありません。

LINK:Akismet Anti-spam

お問い合わせフォーム:Contact Form 7

問い合わせ窓口を置くなら、定番中の定番が Contact Form 7 です。シンプルな記述でフォームを作れて、設置数も国内外で圧倒的。Akismet と連携させればフォーム経由のスパムもまとめて抑えられます。

多機能なフォームビルダーも増えましたが、「問い合わせを受けるだけ」なら過剰になりがちです。必要十分なものを一つ、というこの記事の方針にいちばん合うのが Contact Form 7 だと思います。

LINK:Contact Form 7

日本語環境の強化:WP Multibyte Patch

日本語版WordPressのマルチバイト文字の扱いに関する不具合を、累積的に修正・強化してくれるプラグインです。文字数カウントや抜粋、添付ファイル名まわりなど、日本語ならではの細かな挙動を整えてくれます。

地味ですが、日本語サイトを運営するなら入れておきたい一本。私はWordPressを日本語で使い始めてからずっと有効にしています。

LINK:WP Multibyte Patch

使わなくなったプラグインと、その理由

ここまで読んで「あれ、昔より用途が変わってない?」と気づいた人もいると思います。整理の過程で外したものについても、理由を残しておきます。

記事装飾の AddQuicktag は、HTMLタグの雛形を呼び出せる便利なプラグインでしたが、Gutenberg(ブロックエディタ)が標準になり、再利用ブロックやパターンで似たことができるようになったため必須ではなくなりました。クラシックエディタを使い続ける人には今も有用です。

関連記事表示の WordPress Related Posts は、前述のとおり公式ディレクトリから配布停止になりました。関連記事はテーマ標準の機能や別の現行プラグインで置き換えるのがおすすめです。詳しくは関連記事にまとめています。

関連記事:WordPressで関連記事が表示されない時の対処法と今どきの代替プラグイン

キャッシュ系については、サーバーをwpXに移したタイミングで、Quick Cache や Autoptimize などをすべて外しました。キャッシュ系はクセが強く、外したことで不具合がかなり減りました。いまはサーバー側のキャッシュ機能や、必要なら LiteSpeed Cache・WP Super Cache といった現行の定番に絞る考え方です。

関連記事:WordPress専用レンタルサーバー「wpX」に移転!高速化したのか比較検証

このほか、人気記事表示の WordPress Popular Posts はサーバーのCPUを大きく消費していたため手動運用に切り替え、SNS自動投稿の NextScripts: Social Networks Auto-Poster も、各SNSの自動投稿API制限が年々厳しくなったため運用方針を見直しました。CDN目的で使っていた Jetpack の Photon(現・Site Accelerator)も、サーバーや配信環境の進化で必須ではなくなっています。

出典:WordPress Related Posts(WordPress.org・配布停止の告知) / Crayon Syntax Highlighter(WordPress.org)

まとめ:迷ったら「これだけ」から始める

改めて整理すると、私がいま本当に必要だと考えるのは次の用途です。SEO(All in One SEO)、画像最適化(EWWW Image Optimizer)、セキュリティ(SiteGuard か Wordfence)、バックアップ(UpdraftPlus)、スパム対策(Akismet)、お問い合わせ(Contact Form 7)、日本語環境の強化(WP Multibyte Patch)。これだけ押さえておけば、個人ブログから小規模サイトまで十分にまかなえます。

もし一つだけ最初に入れるならと聞かれたら、私は迷わずバックアップ(UpdraftPlus)を挙げます。何かを壊しても元に戻せる状態さえあれば、安心して他のプラグインを試せるからです。

プラグインは多ければ多いほど良いものではありません。最初はいろいろ試して構いませんが、WordPressに慣れてきたら一度棚卸しして、本当に必要なものだけに絞ってみてください。管理も表示速度も、驚くほど身軽になります。用途別のさらに詳しい選び方は、こちらの記事にもまとめています。

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