朝起きてスマホをチェックして、通勤中もスマホ。お昼休みにSNSを見て、帰宅後は動画やゲーム。そんなふうに、スマートフォンって1日中そばにありますよね。なくてはならない存在だからこそ、「最近バッテリーの減りが早い気がする…」と感じたときのストレスは、意外と大きいものです。
でも実は、バッテリーの持ちを左右しているのは、日ごろのちょっとした使い方だったりします。寝る前につないだまま朝まで放置していたり、気づけば0%になるまで使い切っていたり。無意識のうちに、バッテリーへ余計な負担をかけているのかもしれません。
今のスマホに使われているリチウムイオンバッテリーには、劣化しやすい条件があることがわかっています。裏を返せば、その特性を少し意識するだけで、寿命の減り方をゆるやかにできるということ。
この記事では「スマホのバッテリーをできるだけ長持ちさせたい」という方に向けて、今日からすぐに実践できる5つのコツを私なりにまとめました。特別なアプリは必要なし。ほんの少し習慣を見直すだけなので、気軽に読んでみてください。
スマホのバッテリー寿命を延ばす5つのコツ
バッテリーは消耗品ではありますが、使い方しだいで持ちはずいぶん変わります。ここでは、知っておくだけでバッテリーにやさしい5つの習慣を紹介します。
1. 充電は「20〜80%」を目安にこまめに
「使い切ってから充電したほうがいい」という話を聞いたことがあるかもしれませんが、今のスマホには当てはまりません。リチウムイオンバッテリーは、0%まで使い切る過放電も、100%を長く保つ満充電も、どちらも負担になりやすいんです。
おすすめは、残量20〜80%のあいだでこまめに充電すること。昼休みに少し足したり、帰宅後に充電したり。この「ちょこちょこ充電」がバッテリーには一番やさしい使い方です。就寝中につなぎっぱなしで100%を何時間も保つ、というのは避けたいところですね。
2. スマホの「充電を賢くする機能」を使う
最近のスマホには、バッテリーの負担を自動で減らしてくれる機能が用意されています。せっかくなので、これを使わない手はありません。
- iPhoneの「バッテリー充電の最適化」。毎日の充電傾向を学習し、必要になる直前まで80%を超える充電を遅らせてくれます(iOS 13以降)。iPhone 15シリーズ以降では、充電上限を80%に固定する設定も選べます。
- Android(Pixelなど)の「アダプティブ充電」。就寝中などの長い充電では、起きる頃に満充電になるよう速度を調整してくれます。機種によっては80%で止める上限設定もあります。
お使いの機種の設定を一度のぞいてみて、オンになっているか確認しておくと安心です。
3. 高温を避ける(安全面でも大切)
バッテリーがもっとも苦手なのが「熱」です。Appleは、iPhoneなどが快適に動く温度帯を16〜22度あたりとしていて、35度を超える環境ではバッテリー容量に回復できないダメージが及ぶ場合があると説明しています。Googleも、Pixelが過熱しそうな状況は避けるよう案内しています。
- 夏の車内や直射日光の当たる場所に置きっぱなしにしない
- 充電しながらの動画視聴やゲームなど、本体が熱くなる使い方は控えめに
- 厚みのあるケースをつけたまま充電して熱がこもるときは、外して風通しよく
発熱は劣化だけでなく安全面でも気をつけたいポイントです。もし充電中に本体が異常に熱い、ふくらんでいると感じたら、無理に使い続けず、状態を確認してください。充電器は、PSEマークや各社の認証済み製品を選んでおくとより安心です。
4. 画面の明るさと自動ロックを見直す
電力をいちばん使うのは、実は画面です。ここを少し調整するだけで、1日の減り方がぐっと変わります。
- 画面の明るさを下げる、または自動調整をオンにする
- ダークモードを使う
- 画面が自動で消えるまでの時間(自動ロック)を短めに設定する
どれも設定アプリからすぐに変えられます。明るさを一段下げるだけでも、体感で持ちが良くなるはずです。
5. 位置情報とバックグラウンド更新を整理する
使っていないのに、裏側でこっそり電力を消費しているアプリは意外と多いものです。
- 位置情報は「常に許可」ではなく「使用中のみ」に切り替える
- ふだん使わないアプリのバックグラウンド更新をオフにする
- iPhoneの「低電力モード」、Androidの「自動調整バッテリー(バッテリーセーバー)」を活用する
すべてを止める必要はありません。使っていないアプリから見直すだけでも、無駄な消費を抑えられます。
ちょっとした工夫でバッテリーは長生きする
スマートフォンは毎日使うものだからこそ、バッテリーの調子が落ちると不便を感じやすいですよね。でも、少し意識を変えるだけで、寿命の減り方はゆるやかにできます。
- 充電は20〜80%を目安にこまめに
- 充電の最適化・いたわり充電機能を使う
- 高温を避ける(安全面でも重要)
- 画面の明るさと自動ロックを見直す
- 位置情報とバックグラウンド更新を整理する
バッテリーが元気だと、動作もスムーズですし、充電の手間も減ってストレスが少なくなります。新しい機種に買い替えるより、今の1台を長く大切に使えるのは、やっぱり気分がいいものです。
どれも今日からすぐに始められることばかりなので、気になったものから試してみてください。