スマホでマイナンバーカードを読み取ろうとしたのに、「読み取りに失敗しました」と表示されて先に進めない。そんな場面で手が止まっていませんか。
マイナポータルへのログイン、確定申告(e-Tax)、マイナ保険証としての利用、ふるさと納税のワンストップ申請など、マイナンバーカードをスマホにかざす機会はどんどん増えています。専用のカードリーダーを買わなくても手元のスマホだけで完結できるのは、本当に助かります。
ところが読み取りエラーの原因は、スマホやアプリの故障ではなく、かざす位置・NFCの設定・周囲の環境といったちょっとした要因であることがほとんどです。
私もつい先日、ふるさと納税のワンストップ申請でどうしても読み取れず「スマホが壊れた?」と焦りました。何度やってもダメで、色々と試した結果、原因はなんと机だったんです。使っていたのは天板に金属が入った昇降式デスクで、それがNFC通信を妨げていました。手に持って試したらあっさり成功。思わぬところに落とし穴があるものだと実感しました。
この記事では、スマホでマイナンバーカードが読めないときの原因を整理し、原因別の解決手順を初心者の方にもわかりやすく紹介します。上から順に確認していけば、多くのケースはその場で解決できるはずです。
読み取り前に確認したい3つの基本
まずは大前提となるチェックポイントです。ここがそろっていないと、どんなにかざし方を工夫しても読み取れません。
NFC対応のスマホかどうか
マイナンバーカードはNFCという近距離の非接触通信を使って読み取ります。iPhoneは比較的新しい機種であれば対応していますが、Androidは機種によってNFCが載っていないものもあります。
自分のスマホが対応しているかは、地方公共団体情報システム機構(J-LIS)が公開している「マイナンバーカードに対応したスマートフォン一覧」で確認できます。ここに載っていない機種では、そもそも読み取りができません。
マイナポータルアプリは最新版に
読み取りには「マイナポータルアプリ」が必要です。古いバージョンのままだと不具合が出たり、新しい仕様に対応できていなかったりします。App StoreやGoogle Playで更新が来ていないか確認し、最新の状態にしてから使いましょう。
電子証明書の有効期限をチェック
マイナンバーカードに入っている電子証明書は発行から5回目の誕生日までが有効期限です。期限が切れていると、スマホがカードに反応しても認証は通りません。切れている場合は市区町村の窓口で更新する必要があります。
読み取れないときによくある原因
「なぜ読めないの?」というとき、実際にはこんな理由が隠れていることが多いです。
- NFC(おサイフケータイ)の機能がオフ、またはロックされている
- カードをかざす位置がアンテナからずれている
- 金属製の机の上に置いたまま読み取ろうとしている
- スマホケースが厚く、通信を妨げている
- 充電ケーブルやイヤホンをつないだままになっている
- アプリやOSが古い、または一時的な不具合が起きている
- 暗証番号のロックやICチップの不具合など、カード側に問題がある
原因別の解決方法とコツ
原因の見当がついたら、次は解決です。難しい操作は要りません。ちょっとした工夫でうまくいくケースがほとんどです。
NFC/おサイフケータイロックを解除する
Androidの場合、設定でNFCがオフになっていたり、NFC/おサイフケータイロックにチェックが入っていたりすると読み取れません。まずは設定を開き、NFCを有効にして、ロックがかかっていないか確認してください。ここが盲点になっていることは意外と多いです。
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カードをかざす位置を合わせる
読み取りで一番つまずきやすいのが、かざす位置です。スマホのNFCアンテナと、カード中心のICチップをぴったり重ねる必要があります。
- iPhone:本体の上部にカードの中心を当てる
- Android:背面の「モバイル非接触IC通信マーク」にカードの中心を当てる
位置を合わせたら、読み取りが完了するまで動かさないのがコツです。認証には5秒以上かかることもあるので、途中で離さず静止させておきましょう。Androidはアンテナの位置が機種ごとに違うため、うまくいかないときはカードを少しずつずらして反応する場所を探してみてください。
ケースや机など周囲の環境を見直す
私がハマったように、金属は通信の大敵です。金属製の机やスチールラックの上では読み取れないことがあります。木製の机に移す、もしくはカードを手に持って読み取ると解決するケースが多いです。
スマホケースが厚い場合や、ケースに金属パーツ・ICカードが入っている場合も反応しにくくなります。一度ケースを外して試してみてください。
ケーブル類を外してシンプルな状態に
充電ケーブルやイヤホンをつないだままだと、読み取りが不安定になることがあります。読み取るときは、余計なものを外してスマホ単体の状態にしておくと確実です。
アプリとOSを最新にする・再起動する
それでも読めないときは、マイナポータルアプリとスマホのOSを最新へアップデートし、端末を一度再起動してみましょう。一時的な不具合であれば、これだけで直ることも少なくありません。混み合う時期は、少し時間をあけて試すのも有効です。
暗証番号ロック・カードの不具合を確認
暗証番号(署名用は英数字6~16桁、利用者証明用は数字4桁)を一定回数続けて間違えると、ロックがかかります。ロックされると自分では解除できず、市区町村の窓口での手続きが必要です。心当たりがあるときは、無理に何度も入力せず窓口に相談しましょう。ICチップの傷や汚れが原因のこともあるため、あわせて確認しておくと安心です。
出典:マイナポータル よくある質問(読み取れないとき)/公的個人認証サービス ポータルサイト(NFCトラブル)
まとめ
スマホでマイナンバーカードが読めないとき、ハードやアプリの故障を疑う前に、まずは設定と環境を見直すのが近道です。NFCの設定、カードをかざす位置、机やケースの材質といったちょっとした要因で失敗している場合が大半だからです。
解決のポイントは、「NFCの設定を確認する」「かざす位置と環境を整える」「アプリとOSを最新にする」の3つに集約できます。この3点を順にチェックしていけば、多くのトラブルはその場で片づくはずです。
それでも改善しない場合は、電子証明書の有効期限切れか、暗証番号のロックを疑ってみてください。このどちらかは自分だけでは対応できないため、市区町村の窓口で確認・手続きをしてもらう必要があります。
私自身、原因が「机の金属」だと気づくまでかなり遠回りしました。同じように「スマホが悪いのかも」と悩んでいる方は、一つずつ環境を変えて試してみてください。小さな工夫で「読めない」が「あっさり成功」に変わることは、本当によくあります。
スマホでマイナンバーカードが使えるようになると、役所や税金まわりの手続きが一気に楽になります。焦らず順番に確認して、快適に活用していきましょう!