
スマホでマイナンバーカードを読み取る機会、増えてきましたよね。
マイナポータルへのログイン、確定申告、健康保険証としての利用など、生活のあらゆる場面で必要になることがあります。専用のカードリーダーを買わなくても、手元のスマホで読み取れるのは本当に便利です。
でも、実際に使ってみると「読み取りに失敗しました」とエラーが出て先に進めないことも…。せっかく手続きをしようとしたのに止まってしまうと焦りますよね。
実は私もつい先日、ふるさと納税のワンストップ申請をする際にエラーで読み取れない経験をしました。何度やっても読み取れず「スマホかアプリがおかしいのかな?」と疑いましたが、色々試したところ原因はなんと机でした。
読み取るときに使っていた机は上下にリモコンで動くタイプで、天板に金属が入っていたため、NFC通信が妨げられていたようです。場所を変えたらあっさり解決、思わぬところに落とし穴があるんだなと実感しました。
マイナンバーカードが読み取れないときは、ちょっとした環境や設定の違いで、失敗してしまうことがほとんど。この記事では、スマホでマイナンバーカードが読めない原因と解決方法を初心者の方にもわかりやすく紹介します。
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マイナンバーカードをスマホで読むために必要なこと
まずは基本的なチェックポイントを押さえておきましょう。ここがクリアできていないと、どんなに頑張っても読み取れません。
NFCが搭載されているか
マイナンバーカードはNFCという非接触通信を使って読み取ります。多くのAndroidスマホにはNFCが付いていますが、すべての機種が対応しているわけではありません。
公式サイトの対応機種リストを確認して、自分のスマホが対象かどうかを確かめてみてください。
マイナポータルアプリが必要
読み取りには「マイナポータルアプリ」が必須です。古いバージョンだと電子証明書に対応していない場合があるので、必ず最新にアップデートして使いましょう。
電子証明書の期限切れ
マイナンバーカードに入っている電子証明書は5年で更新が必要です。有効期限が切れていると、スマホ側が反応しても読み取りはできません。役所で更新してから再度試しましょう。
読み取れないときに多い原因
「なぜ読めないの?」と思ったとき、実はこんな理由が隠れていることが多いです。
- NFCの設定がオフになっている
- カードをかざす位置がずれている
- 机やケースなどの金属が通信を妨害している
- スマホケースが厚くて反応しない
- アプリやOSが古くて不具合が起きている
- カード自体に不具合(ICチップ破損、暗証番号ロックなど)がある
解決方法とコツ
原因がわかったら、次は解決方法です。難しい操作は不要。ちょっとした工夫でうまくいくケースがほとんどです。
NFCをオンにする
まずは基本。設定アプリからNFCを有効にしてください。これを忘れると絶対に読み取れません。
カードの位置を工夫する
スマホの背面にあるNFCアンテナ部分に、カードのICチップをしっかり合わせましょう。数秒間は動かさずに静止させることが大事です。
ケースや机の影響を取り除く
金属製の机や厚いケースは通信の大敵です。机から持ち上げて手に持って試す、ケースを外してみるだけで解決することがあります。
余計な接続を切る
USBケーブルやイヤホンが刺さっていると、なぜか読み取りが不安定になることも。試すときはなるべくシンプルな状態にしましょう。
アプリとOSを最新に
アプリを再インストールして、スマホも最新の状態にアップデート。これだけで改善するケースは意外と多いです。
カード自体を確認
暗証番号を3回間違えるとロックがかかります。その場合は役所でしか解除できません。また、電子証明書の更新切れも要チェックです。
まとめ
マイナンバーカードがスマホで読めないとき、ハードやアプリを疑う前にまずは設定や環境を確認してみましょう。NFCの設定やカードのかざし方、机やケースの材質といったちょっとした要因で失敗している場合が大半です。
解決のポイントは「設定を確認する」「環境を整える」「最新状態にする」の3つ。これを押さえておけば、多くのトラブルはその場で解決できると思います。
どうしても改善しない場合は、市区町村の窓口でカードを確認してもらいましょう。電子証明書の期限切れや暗証番号のロックがかかった場合は、自分だけでは対応できません。
スマホでマイナンバーカードを使えると、手続きが一気に楽になります。小さな工夫で「読めない」を「すぐ解決」に変えて、安心してデジタルサービスを活用してみてください!