どんな情報でも―『BLEACH』の久保帯人先生、最終回を読めず亡くなったファンの情報求め、漫画公開

先日、惜しまれつつ最終回を迎えた人気漫画『BLEACH』。その作者である久保帯人先生が自身のTwitter上で、最終回を読まずして亡くなったファンに関する情報提供を求めています。

BLEACH(ブリーチ)

Twitterでは連載を無事終えたことの感謝をつづった後、一通の手紙との出会いを描いています。

名前も住所もない一通の手紙

久保先生は、連載10年目のあたりで体を壊しやすくなったと話しており「自分は漫画家失格だ」と思ってしまうほど心身が衰弱し、日々思い悩んでいたそうです。

そんなある日、久保先生のもとに名前も住所も書かれていない一通の手紙が届きます。最初はイタズラかと思った久保先生ですが、それは病により余命1年半を宣告された闘病中の男の子からの手紙でした。

久保先生は、住所や名前を書かなかった差出人を探すことは「僕のわがまま」としながらも、どうしても男の子へのお礼がしたいと話しています。

最後に手紙の実物の写真も公開し「彼についてのどんな情報でも構いません。ご存知のことがあれば、この投稿フォームからメッセージを送ってください」とつづっています。

私も最近は漫画をあまり読まなくなってしまいましたが、子供の頃は大好きな漫画を続きを読むのが楽しみでしょうがなかったことを思い出しました。

久保先生もネットでは叩かれたりネタにされたりと、かなり苦労してきたと思いますが、そんな時、このような手紙と出会ったことは非常に強い力になったと思います。

このブログの読者の中で、なにかご存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひ情報を提供していただければと思います。

2017/12/13:追記

久保先生が12月13日にTwitterを更新。約1年前から情報を集めていた手紙の差出人の件について進展があったことを報告しています。