眼鏡やコンタクトレンズを利用している方は、処方箋などに「-5.0D」「-2.0D」という数字が書かれているのを見たことがあると思います。
皆さん、なんとなく数が大きいほど目が悪いんだろうなーと認識していると思いますが、実際この数字がどのような意味なのか理解している人は少ないと思います。
今回は目の悪さに関係しているっぽい「-○○D」という表記について調べてみました。
「−」や「D」は何を表してるの?
「-○○D」は屈折度数(屈折率)を表しています。
「−(マイナス)」という表記は近視、「+(プラス)」は老眼を表すそうです。「D」は「ディオプトリ」と読み、屈折率の単位になります。
数字は大きいほど度数は強くなります。例えば「-3.0D」と「-5.0D」であれば、「-5.0D」の方が裸眼視力が悪いということになります。
ただし、この「ディオプトリ」は眼鏡やコンタクトの屈折率を表しているだけのようです。実際の目の屈折率とは別物なので気を付けてください。
LINK:屈折度数と視力の関係
屈折率から視力はわかるの?
近視の屈折度数と裸眼視力の範囲は以下の通りです。
目の屈折率 | 裸眼視力の範囲 |
---|---|
-0.25D | 1.2~0.8 |
-0.50D | 1.0~0.5 |
-0.75D | 1.0~0.4 |
-1.0D | 0.9~0.2 |
-1.25D~-1.5D | 0.8~0.1 |
-1.75D~-2.0D | 0.7~0.08 |
-2.5D | 0.5~0.06 |
-3.0D~-3.5D | 0.3~0.04 |
-4.0D~-4.5D | 0.2~0.04 |
-5.0D~-6.0D | 0.1~0.02 |
-7.0D | 0.06~0.02 |
-8.0D | 0.04~0.02 |
先にも記載しましたが、コンタクトの箱などに書いてある数値はコンタクトの屈折率のため、目の屈折率とは違います。目の屈折率や視力を正確に測るには、眼科などで測定してもらいましょう。