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マイナンバーカードの暗証番号をコンビニで再設定|忘れたときの予約手順

ICチップ付きの白いカードを手に持ち、読み取り端末にかざしている手元

確定申告やマイナポータルで暗証番号を求められたのに、何度入れても通らない。そのうち「パスワードがロックされています」と出て、手が止まってしまった…なんてこと、ありませんか?

少し前まで、ここから先は市区町村の窓口へ行くしかありませんでした。平日の昼に役所へ行く時間を作るのは、仕事をしている人にとってはなかなか重い用事です。

いまはスマホのアプリで予約しておけば、セブン‐イレブンやローソンなどのマルチコピー機で暗証番号をやり直せます。手数料は無料。

コンビニで再設定できるのは署名用(英数字6〜16桁)と利用者証明用(数字4桁)の2つで、やり直したいほうと反対側の暗証番号を覚えていることが条件です。

2つとも忘れていたら、残念ながら窓口に行くしかありません。逆に片方さえ覚えていれば、家でアプリの予約を済ませて、帰り道にコンビニへ寄るだけで終わるんです。

忘れた暗証番号は、マイナポータルの画面から再設定することはできません。

ただし予約には24時間の期限があり、マルチコピー機で操作できるのは朝6時30分から夜23時まで。住所が変わったあとのカードではアプリそのものが使えない、という条件もあります。

引っ越しや結婚で住所・名前が変わった覚えがあるなら、アプリは入れずに、最初から市区町村の窓口の予約を取るほうが早いです。ほかの条件も、下の「使えないケース」で自分が当てはまらないかを見てから、予約に進んでください。

コンビニで再設定できる暗証番号は2つだけ

マイナンバーカードの暗証番号は、1枚に4種類あります。

  • 署名用電子証明書の暗証番号(英数字6〜16桁)
  • 利用者証明用電子証明書の暗証番号(数字4桁)
  • 住民基本台帳用の暗証番号(数字4桁)
  • 券面事項入力補助用の暗証番号(数字4桁)

このうちコンビニで再設定できるのは、上の2つです。住民基本台帳用と券面事項入力補助用は、これまでどおり窓口でしか直せません。

もう1つ大事なのが、やり直したいほうと反対側の暗証番号で本人確認をするしくみになっている点。組み合わせはこうです。

忘れた・ロックした暗証番号 代わりに必要なもの
署名用(英数字6〜16桁) 利用者証明用の4桁+スマホでの顔認証
利用者証明用(数字4桁) 署名用の英数字6〜16桁+カードの読み取り
両方とも分からない コンビニでは不可。市区町村の窓口へ

マイナポータルのログインやマイナ保険証の受付で使うのは、数字4桁の利用者証明用のほう。確定申告のe-Taxで電子署名をするときに求められるのが、英数字の署名用です。どちらで止まったのかを、先に思い出しておくと迷いません。

参考:横浜市の案内

コンビニでは手続きできないケース

ここに当てはまると、アプリで予約しようとしても先へ進めません。

  • 電子証明書の有効期限が切れている(署名用は発行日から5回目の誕生日まで)
  • カードを受け取ったあとに、住所・氏名・生年月日・性別のどれかが変わった
  • 反対側の暗証番号も忘れている、またはロックされている
  • 15歳未満で、署名用電子証明書が入っていない
  • アプリの顔認証に5回続けて失敗して、利用が制限された

見落としやすいのは2つ目でしょう。署名用電子証明書は、住所などが変わった時点で自動的に失効します。カード本体の住所欄を書き換えてもらっていても、署名用は新しく発行し直さないと使えません。

なので、引っ越しや結婚で名前・住所が変わった覚えがあるなら、私はアプリを入れる前に窓口の予約を取ります。この場合は署名用そのものが生きていないので、アプリで何度やり直しても先へは進めないからです。

参考:JPKI暗証番号リセットのよくある質問

住所の変更と忘れた暗証番号で、窓口かコンビニかに分かれる流れ図
住所などの変更が無いかを先に見て、忘れた暗証番号の種類で、窓口へ行くかアプリで予約してコンビニへ行くかが決まります。

準備するもの:アプリとカードが読めるスマホ

持ち物は少なめです。

  • マイナンバーカード本体(通知カードは不可)
  • マイナンバーカードを読み取れるスマホ(NFC対応。iPhoneでもAndroidでも可)
  • アプリ「JPKI暗証番号リセット」(App Store・Google Playで無料)
  • インターネットにつながる環境(オフラインでは予約できません)

アプリは、公的個人認証サービスを運営する地方公共団体情報システム機構(J-LIS)が出しているものです。対応していない機種では、ストアでインストールそのものができないことがあります。

家族のスマホを借りて予約しても問題はありません。予約の中身はカードに紐づくので、コンビニには予約に使ったスマホではなく、カードを持って行けば足ります。

※スマホに入れた電子証明書(スマホ用電子証明書)の暗証番号は、この仕組みとは別物です。岡山市の案内では、窓口でも再設定できず、利用者が自分のスマホから手続きするとしています。

参考:岡山市の案内

手順1:スマホのアプリで事前予約する

予約は家で済ませます。メンテナンス中を除けば、夜中でも受け付けてもらえますよ。

署名用(英数字)を忘れた場合の流れはこちら。

  1. アプリ[JPKI暗証番号リセット]を開き、利用規約に同意する
  2. 初期化する電子証明書の種類で、署名用を選ぶ
  3. 利用者証明用の暗証番号(数字4桁)を入力する
  4. 画面の案内に沿って、スマホのカメラで顔認証をする
  5. 予約完了の画面が出たら終わり

利用者証明用(数字4桁)を忘れた場合は、2で利用者証明用を選び、マイナンバーカードをスマホにかざして読み取らせたあと、署名用の英数字を入力します。

予約がちゃんと入ったかどうかは、アプリのメニューの一番下で見られます。「パスワード初期化予約有効期間」に日時が出ていれば、その時刻までにコンビニへ行けばOK!

カードの読み取りで止まる場合は、スマホケースを外す、カードを当てる位置を変えるといった対処で通ることが多いです。読み取りの失敗は別の記事に原因ごとにまとめています。

手順2:24時間以内にコンビニのマルチコピー機で再設定する

予約してから24時間を過ぎると、手順1からやり直しです。

署名用の暗証番号をやり直すときの操作は、次のとおり進みます。

  1. マルチコピー機のトップ画面で[行政サービス]を押す
  2. [マイナンバーカードのパスワード再設定]を押す
  3. [署名用パスワードの初期化・再設定]を押す
  4. 注意事項を読んで[同意する]を押す
  5. マイナンバーカードを所定の位置に置く
  6. 利用者証明用の暗証番号(数字4桁)を入力する
  7. 新しい署名用の暗証番号を入力する
  8. カードを取り外して終了

利用者証明用をやり直すときは、3で[利用者証明用パスワード初期化・再設定]を選び、6で署名用の英数字、7で新しい4桁を入れます。

操作できるのは6時30分から23時までで、23時から6時30分まではメンテナンスの時間帯。夜遅くに予約したなら、翌朝の出勤途中か、その日の帰りに寄る段取りにすると24時間に収まります。

新しい暗証番号を入れ終わってホッとしたところで、カードを機械に置いたまま立ち去ってしまう人もいるはず。最後の[カードを取り外す]までが手続きです。

参考:公的個人認証サービス ポータルサイト(キオスク端末での操作)

使えるお店は大手コンビニ4社と一部のスーパー

署名用・利用者証明用のどちらも再設定できるのは、次のお店です。

  • セブン‐イレブン、ローソン、ファミリーマート、ミニストップ(全国)
  • イオン・イオンスタイルなど(本州・四国のイオンリテールの店舗)
  • イオン北海道、イオン東北、フジの一部店舗

ダイエーは署名用の再設定だけに対応しています。地域のお店は、端末が置かれている店舗に限られるので、近所のイオンで済ませたい人は公的個人認証サービスのポータルサイトで店舗を確かめておくと確実です。

住民票の写しを取るときと同じマルチコピー機を使うので、コンビニで証明書を取ったことがある人なら画面にも見覚えがあると思います。

新しい暗証番号を決めるときの注意

4種類の暗証番号のうち、数字4桁の3つを同じ番号にしている人は多いはずです。

コンビニで変わるのは、選んだ電子証明書の暗証番号だけ。利用者証明用の4桁を新しくしても、住民基本台帳用と券面事項入力補助用は元の番号のまま残ります。

4桁を忘れたということは、残りの2つも同じく思い出せない可能性が高いですよね。この2つを使う場面(券面の情報を読み取る手続きなど)で改めて困ったら、そちらは窓口での再設定になります。

私なら、コンビニで新しい4桁にしたあと、転入や更新で窓口へ行く用事ができたついでに残りの2つも同じ番号にしてもらいます。番号がばらばらのままだと、次にどれを入れればいいのか迷う場面がまた来るからです。

参考:世田谷区の案内

まとめ

片方の暗証番号を覚えていれば、もう片方はコンビニでやり直せます。

対象は署名用(英数字6〜16桁)と利用者証明用(数字4桁)の2つ。住民基本台帳用と券面事項入力補助用、そして2つとも忘れた場合は、これまでどおり市区町村の窓口です。

アプリ「JPKI暗証番号リセット」で予約し、24時間以内にコンビニのマルチコピー機で[行政サービス]→[マイナンバーカードのパスワード再設定]と進めば、手数料なしで暗証番号を新しくできます。

引っかかりやすいのは、住所や氏名が変わったあとのカード。署名用電子証明書がその時点で失効しているので、アプリでの予約からして通りません。有効期限切れの電子証明書や、顔認証で5回続けて失敗した場合も、行き先は窓口です。

マルチコピー機が動いているのは6時30分から23時まで。予約の時刻から逆算して寄る時間を決めておけば、24時間の期限切れで予約し直す羽目を避けられますよ。

使えるのは、セブン‐イレブン、ローソン、ファミリーマート、ミニストップの全国の店舗と、端末のある一部のイオンなど。ダイエーは署名用だけの対応なので、4桁を直したい日はコンビニ4社のどれかに向かうのが確実でしょう。

平日に役所へ行かなくても暗証番号を直せるようになったのは、かなりありがたい変化だと思います。とはいえ、コンビニで新しくなるのは選んだ1つだけで、住民基本台帳用と券面事項入力補助用の4桁は元の番号のまま残ります。

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