麻雀初心者は必見!得点・点数計算を簡単に覚えるテクニック

点棒と麻雀牌

麻雀初心者に立ちはだかる大きな壁「点数計算」。

役を知っていても点数の計算方法は覚えていない人はかなり多いです。なぜ覚えないか…それは計算方法がわかりにくく面倒臭いからです。

麻雀の点数計算は解説書などを見ると難しく書いてありますが、実はとてもシンプルに説明することが出来ます。今回は点数計算が苦手だった私が覚えることができた「麻雀の得点・点数計算を簡単にマスターするテクニック」を紹介します。

1.点数計算表

まずは点数計算の基本となる点数計算表です。

子の点数計算表

1翻 2翻 3翻 4翻
20符 1300
(400/700)
2600
(700/1300)
5200
(1300/2600)
25符
(七対子)
1600
(400/800)
3200
(800/1600)
6400
(1600/3200)
30符 1000
(300/500)
2000
(500/1000)
3900
(1000/2000)
7700
(2000/3900)
40符 1300
(400/700)
2600
(700/1300)
5200
(1300/2600)
満貫
(4000/2000)
50符 1600
(400/800)
3200
(800/1600)
6400
(1600/3200)
満貫
(4000/2000)

親の点数計算表

1翻 2翻 3翻 4翻
20符 2000
(700オール)
3900
(1300オール)
7700
(2600オール)
25符
(七対子)
2400
(800オール)
4800
(1600オール)
9600
(3200オール)
30符 1500
(500オール)
2900
(1000オール)
5800
(2000オール)
満貫
(4000オール)
40符 2000
(700オール)
3900
(1300オール)
7700
(2600オール)
満貫
(4000オール)
50符 2400
(800オール)
4800
(1600オール)
9600
(3200オール)
満貫
(4000オール)

満貫以上

子の点数 親の点数
満貫
(4翻、5翻)
8000
(4000/2000)
12000
(4000オール)
跳満
(6翻、7翻)
12000
(6000/3000)
18000
(6000オール)
倍満
(8翻、9翻、10翻)
16000
(8000/4000)
24000
(8000オール)
三倍満
(11翻、12翻)
24000
(12000/6000)
36000
(12000オール)
数え役満
(13翻~)
32000
(16000/8000)
48000
(16000オール)

「この表を見るだけでやる気なくすわー」と感じる方もいるかと思いますが、実は覚えることはそう多くありません。

極端に言ってしまえば、絶対に覚えなければならないのは子の20符2翻の1300点30符1翻の1000点のみです。あとは翻数は増えると倍になっていく、符が上がると基準となる1翻の列が300点ずつ上がっていくと覚えればOKです。

親は子の1.5倍と覚えるか、20符2翻の2000点と30符1翻の1500点だけ覚えて、符が上がるごとに1翻の列が400~500点ずつ上がっていことを知っていれば問題ありません。

2.符がつく場合

ちょっと面倒な符の計算ですが、これも実は常に細かく計算しなくても大丈夫です。詳しくは後ほど解説しますが、先に符がつくパターンを紹介します。

  1. 副底(基本符)→必ずある基本の20符
  2. 門前ロン→10符
  3. ツモ→2符(門前でも鳴いてても付く)
  4. 雀頭→役牌が頭の場合は2符
  5. ペンチャン・カンチャン・単騎待ち→2符(両面・シャボ待ちには付かない)
  6. 面子による符(下記)

刻子(コーツ)

明刻(ミンコ) 暗刻(アンコ)
中張牌=2符 ヤオ九牌=4符 中張牌=4符 ヤオ九牌=8符

槓子(カンツ)

明槓(ミンカン) 暗槓(アンカン)
中張牌=8符 ヤオ九牌=16符 中張牌=16符 ヤオ九牌=32符

中張牌は二~八牌、ヤオ九牌は一・九・字牌のことです。ミンコとミンカンの一番少ない符を覚えておけば、倍倍で覚えられるはずです。また符は切り上げなので、例えば32符の場合は40符扱いになります(符ハネ)。

3.特殊な場合

計算が特殊な場合があります。

ピンフ(平和)ツモの場合

ピンフツモの場合は20符になります。
つまり最低でもツモとピンフの2翻からということになります。

例えば、ピンフツモドラ1だと20符3翻で2600点。点数計算を覚えたときに衝撃だったのがピンフツモの安さ。メンタンピンツモの4翻でも5200点にしかなりません…orz

七対子(チートイツ)の場合

七対子は形がちょっと特殊なため、ツモも出アガリも25符で計算します。また、七対子は2翻役なので25符1翻は存在しないことになります。

例えば、チートイドラドラだと4翻で6400点になります。

4.麻雀の点数計算のポイント

さて、麻雀の点数計算の中で特に面倒くさい符ですが、実は常に細かく計算する必要はありません。その理由は、符が上がるのは「アンコが複数ある時」や「カンツがある時」など、限られた場合が多いためです。そのため、基本となる符だけわかっていれば、いちいち計算する必要はないのです。

厳密に計算するに越したことはありませんが、点数計算を覚える取っ掛かりとしてはこの認識でいいと思います。

ピンフと七対子は符が決まっているため、それ以外のパターンで考えていきましょう。

ピンフ・七対子以外の門前ロン

ピンフか七対子でなければ、「基本符の20符」+「門前ロンの10符」+「加符」で、だいたい40符になります。加符というのはペンチャン・カンチャン待ちや暗刻などにつく符です。

「なぜ加符が付く前提なのか?」と思う人もいるでしょう。そう感じた人は、符の考え方をかなり理解していると思います。

加符が付く理由はピンフでない両面待ちの場合、どこかに暗刻があるか雀頭が役牌になっているという考え方にあります。全て順子でもピンフでない以上、ペンチャン・カンチャン待ちになっているはずです。シャボ待ちであれば上がった時点で暗刻になります。なので、ほぼなんらかの加符が付くことになるという前提で計算ができます。

ピンフ・七対子以外の門前ツモ

ピンフか七対子でなければ、門前ツモは「基本符の20符」+「ツモの2符」+「加符」で、だいたい30符になります。

鳴いてる場合

「基本符の20符」+「加符」で、だいたい30符になります。

ちなみに20符の列はピンフツモのみになります。なので、それ以外のあがりは最低でも30符になることも覚えておきましょう。

麻雀の点数計算のまとめ

まとめるとこのようなります。

ピンフか七対子の場合

  • ピンフツモなら20符
  • ピンフロンなら30符
  • 七対子なら25符

この場合、符は確定しているので丸暗記で問題ありません。

ピンフでも七対子でもない場合

  • 門前ロンなら(だいたい)40符
  • 門前ツモ、あるいは鳴いているなら(だいたい)30符

この場合は符は確定ではないので、符が上がりそうな時(暗刻が多い時など)は改めて計算する必要があります。

以上のような考え方で、ほぼ問題なくマージャンの点数計算が出来るようになると思います。あとは実践で試していけば、あっという間に覚えることができるはずなので頑張ってください!

おまけ:符計算の流れと点数の導き方

「だいたい40符・30符くらい」で覚えてOKとお伝えしましたが、「符の計算って結局どうやって点数を導き出すの?」と疑問に思った方もいるかと思います。

最後に実際に符がどのように計算され、点数に変換されるのかの基本的な流れを1つだけ簡単に紹介します。

符計算の例:門前ロン40符・3翻のケース(子)

1.符数:暗刻や待ちによって符を合計していきます。

  • 副底:20符
  • 門前ロン:10符
  • ペンチャン待ち:2符
  • 中張牌の明刻:2符
    → 合計:34符 → 切り上げで40符

2.翻数:例えばリーチ・一盃口・ドラ1で3翻とします。

3.点数を計算:40符1翻(子)は1300点なので、3翻はイチサン・ニーロク・ゴーニーで5200点になります。

こんな感じで仕組みがわかると意外と簡単に計算でます。まずはピンフか七対子か、どちらでもなければ門前ロンは(だいたい)40符、門前ツモか鳴いているなら(だいたい)30符と覚えておくと慣れていくと思います!