X(旧Twitter)やInstagram、Facebook、自分のブログ。アカウントを作るたびに地味に悩むのが、プロフィールのアイコン画像じゃないでしょうか。自分の顔写真をそのまま載せるのはちょっと抵抗があるし、かといって初期設定の味気ないアイコンのままだと、どうにも素っ気ない。私自身、何度も「ここ、どうしようかな…」と画面の前で固まってきました。
そんなとき昔よく使われていたのが、Wiiのアバターでおなじみのキャラクター「Mii」風の似顔絵を作れる「My Avatar Editor」という海外発のサービスでした。性別や体格、髪型、目や鼻のパーツを選んでいくと、自分そっくり(人によっては似てない)のアバターができあがる、という遊び心のあるツールだったんですね。
ただ、これがもう使えないんです。久しぶりに「あれでアイコン作り直そうかな」と思って探しても、たどり着けずに困っている方も少なくないようです。私も今回あらためて調べ直して、時代の流れを感じてしまいました。
そこで今回は、まず「My Avatar Editorは今どうなっているのか」をはっきりさせたうえで、2026年の今も現役で使える、無料のアバター・似顔絵作成サービスをまとめて紹介していきます。次のアイコン選びの候補として、使えそうな一つがきっと見つかるはずです。それぞれ絵柄や使い勝手にクセがあるので、自分のSNSの雰囲気に合うものを選ぶコツも一緒に整理しました。SNSアイコンに使うときに気をつけたい著作権の話にも、最後に軽く触れていきます。
「My Avatar Editor」は終了しています
まず結論からお伝えすると、「My Avatar Editor」は現在サービスを終了していて、新しく使うことはできません。期待してこの記事にたどり着いてくれた方には申し訳ないのですが、これは動かしようのない事実です。
もともとは公式サイト(myavatareditor.com)のブラウザ版と、Adobe AIRを使ったダウンロード版がありました。ところがブラウザ版は早々に停止し、頼みの綱だったダウンロード版も、土台になっていたFlashやAdobe AIRの環境そのものが時代とともに役目を終えました。Flashは2020年末で完全にサポートが終わっているので、仮に古いインストーラーが見つかったとしても、今どきのパソコンでまともに動かすのはまず無理だと思ってください。
そもそも「Mii風」という見た目が任天堂のキャラクターによく似ていたこともあり、サービスとして長く続けるには難しい事情もあったようです。懐かしくて探していた方には残念ですが、ここは気持ちを切り替えて、今ちゃんと使える別のサービスに乗り換えるのが正解です。幸い、当時より選択肢はずっと豊富になっています。
今も使える!無料アバター・似顔絵メーカー4選
では本題です。私が実際に触ってみたり、今も多くの人に使われていたりする、2026年現在で現役の定番サービスを4つ紹介します。どれも基本無料で、ブラウザからすぐ試せるものを中心に選びました。
1. Picrew(ピクルー)|とにかく種類が豊富
今いちばん勢いがあるのが、このPicrewでしょう。Picrewはクリエイターが作った「画像メーカー」を、遊ぶ側が自由に使えるプラットフォーム。その数なんと数万種類以上で、可愛い系、アニメ風、ゆるいイラスト、シリアスな絵柄まで、好みのテイストがほぼ必ず見つかります。
使い方は簡単で、気に入った画像メーカーを開いて、髪型や服、表情のパーツを選んでいくだけ。インストールも不要で、スマホでもパソコンでもサクサク作れます。「人とかぶらない、自分好みの絵柄でアイコンを作りたい」人にはまずこれをおすすめします。ひとつ大事な注意点として、利用できる範囲はメーカーを作ったクリエイターごとに決められています。SNSアイコンに使う前に、各メーカーのページに書かれた利用規約や作者からのお願いを必ず確認してくださいね。
参考リンク:Picrew(ピクルー)公式サイト
2. CHARAT(キャラット)|パーツを選んでキャラ作成
「Mii風に、自分でパーツを組み合わせて似顔絵を作る感覚」にいちばん近いのが、このCHARATかもしれません。ブラウザから無料で使えるアバターメーカーで、髪型・目・服などのパーツを選んでいくと、可愛らしいオリジナルキャラクターができあがります。
「CHARAT GENESIS」や「CHARAT STORM」など複数のメーカーが用意されていて、頭身や絵柄を好みで選べるのも嬉しいところ。ゲーム感覚でいじっているうちに、あっという間に一枚仕上がります。公式のFAQでも作った画像はSNSアイコンとして使うことが想定されているので、安心して使えるのもポイントです(ただし再配布や一部の商用利用には制限があるので、規約は確認しておきましょう)。
参考リンク:CHARAT(キャラット)公式サイト
3. Iconpon(アイコンポン)|フラットでシンプルな顔アイコン
「ごちゃごちゃした絵柄より、シンプルで落ち着いたアイコンがいい」という人にはIconponが向いています。フラットなデザインの顔アイコンを、パーツを組み合わせて作れる無料サービスです。
派手さはありませんが、その分どんなSNSやブログにもなじみやすく、ビジネス寄りのアカウントにも使いやすい印象です。作ったアイコンはダウンロードして、いろいろな用途に無料で使える素材として配布されています。「主張しすぎない、けれど手抜きに見えないアイコン」がほしいときの選択肢として、覚えておいて損はありません。
参考リンク:Iconpon(アイコンポン)公式サイト
4. いらすとやメーカー|あの定番イラストでアイコンを
資料やブログでおなじみの、フリー素材「いらすとや」。あのテイストでアバターを作れるのが「いらすとやメーカー」です。2026年に登場した比較的新しいサービスで、見慣れたあの優しいイラストの雰囲気で、自分のアイコンを組み立てられます。
いらすとや特有の親しみやすさは、SNSのアイコンにすると不思議と角が立たないんですよね。やわらかい印象を出したいアカウントや、資料・プレゼンのアイコンとして使いたい場面にもぴったりです。「とっつきやすくて誰からも好かれそうな雰囲気」を狙うなら、これが手堅いと思います。利用にあたっては、各サービスの規約に沿って使うようにしましょう。
参考リンク:いらすとやメーカー公式サイト
関連記事:パズドラ風アイコンの作り方|ゲーム風画像が作れる無料ツール5選と著作権の注意点
SNSアイコンに使うときの「著作権」の注意点
最後に、地味だけど大事な話をひとつ。こうした無料のアバター・似顔絵メーカーで作った画像は、「無料で作れる=何にどう使ってもOK」とは限らないということです。ここを勘違いしてトラブルになる人が、けっこういます。
たとえばPicrewのように、利用できる範囲を画像メーカーの作者さんが個別に決めているサービスでは、「SNSアイコンならOKだけど、商用利用や加工・再配布はNG」というケースが珍しくありません。サービス全体の規約に加えて、その作品ごとのお願いまで目を通すのが安心です。少し面倒に感じるかもしれませんが、作ってくれた人への敬意でもあります。
もうひとつ気をつけたいのが、有名なキャラクターやアニメの絵柄にそっくりなものを使うケース。今回紹介を見送った「My Avatar Editor」も、結局はそのあたりの事情と無縁ではありませんでした。個人がSNSアイコンとして楽しむ範囲なら神経質になりすぎる必要はありませんが、「公式の規約の範囲で使う」「他人や企業の権利を踏まない」という二つだけは、頭の片隅に置いておきましょう。
まとめ:お気に入りの一枚で、アイコンを変えてみよう
懐かしの「My Avatar Editor」はもう使えませんが、がっかりするのはまだ早いです。今はPicrew、CHARAT、Iconpon、いらすとやメーカーと、無料で使える優秀なアバター作成サービスがそろっています。当時より絵柄の選択肢も操作の手軽さも、ずっと進化しています。
たくさんの絵柄から選びたいならPicrew、パーツを組んでキャラを作る感覚を楽しみたいならCHARAT、シンプル路線ならIconpon、親しみやすさで攻めるならいらすとやメーカー。自分のアカウントの雰囲気に合わせて選んでみてください。どれも数分あれば一枚仕上がるので、いくつか試して、いちばんしっくりくるものを選ぶのがおすすめです。
そして繰り返しになりますが、SNSアイコンに使うときは、各サービスの利用規約だけはサッと確認すること。とくにPicrewのように作者ごとにルールが違うものは、ここを押さえておくと安心です。これさえ守れば、あとは自由に楽しむだけです。
振り返ってみると、My Avatar Editorで自分のアバターを作っていたあの頃から、ずいぶん時間が経ちました。サービスは消えてしまいましたが、「自分の分身みたいなアイコンを作るのが楽しい」という気持ちは、今も変わらず色々なツールに受け継がれています。素っ気ない初期アイコンのままになっているアカウントがあるなら、これを機に、自分だけの一枚に変えてみませんか。たかがアイコンですが、変えてみると、そのアカウントへの愛着が思いのほか変わってきます。自分の相棒と呼べそうな一枚が見つかれば、SNSを開くのも少し楽しくなるはずです。