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Pixelのアラームが鳴らない|「不明な理由」の通知が出たとき試す順番

朝の光が差すベッドの上、ピンクの毛布のそばに置かれたスマホ

鳴るはずの時刻をとっくに過ぎて目が覚めたら、Pixelの通知欄に「聞き逃したアラーム。不明な理由によりアラームが作動しませんでした」の文字。電源は入っているし、充電もしてある。前の晩に確かめたアラームもオンのまま……なんてこと、ありませんか?

実はこれ、あなたの設定ミスとは限りません。Googleの時計アプリでアラームが鳴らないという報告は2021年からぽつぽつ続いていて、Pixel 6aからPixel 9シリーズまで機種を問わず出ています。2026年9月の時点でも、Googleから修正や原因の案内はまだありません。ヘルプにも鳴らないときの確認項目は載っているのに、この通知が何なのかは説明なし。

設定で直せるのは、アラームの音量・サイレントモード・電池の3か所。「不明な理由」の通知が出たときは時計アプリ側の不具合なので、キャッシュの削除と、5分以上ずらした予備のアラームで備えるのが現実的です。

症状を見れば、原因の当たりはだいたい付きます。鳴ったはずなのに音が出ない・小さいなら、音量かサイレントモード。通知も出ずに時刻だけ過ぎていたなら、電池の設定。朝見たらアラームそのものがオフになっていたなら、2か所ある「おやすみ時間」の取り違えを疑ってみてください。

私なら、鳴らなかった朝はまず自分の設定を疑います。不具合として備えるのは「不明な理由」の通知が出ていたときだけ。設定の見落としなら5分で確かめられますが、不具合のほうは待つしかありません。だったら、確かめられるほうから先に片づけちゃいたいんですよね。

まず見る3か所:アラームの音量・サイレントモード・時計の通知

Pixelの音量って、実はメディア・通話・着信音と通知・アラームの4本に分かれているんです。

側面の音量ボタンを押して出てくるスライダーは、動画や音楽用の「メディアの音量」。私もAndroidのスマホで、音量ボタンを上げただけで安心して寝てしまい、翌朝かすかな音でやっと目が覚めたことがあります。アラームの音量のほうは、低いままでした…。

Googleのヘルプによると、アラームの音量が30%未満だと小さすぎるかもしれないとのこと。確かめる順番はこうです。

  1. [設定]→[音とバイブレーション]を開く
  2. [アラームの音量]のスライダーを半分より右へ動かす
  3. 画面を上から下へ2回スワイプしてクイック設定を出し、サイレント モードのタイルがオンならタップしてオフにする
  4. [設定]→[アプリ]→[アプリをすべて表示]→[時計]→[通知]を開き、通知がオンになっているか見る
  5. 時計アプリでそのアラームを開き、[アラーム音]が「サイレント」になっていないか見る

着信音がサイレントで、しかもバイブレーションもオフだと、アラームは鳴りません。これもヘルプに書いてあることです。

夜だけサイレントモードをオンにしている人は、もう1段奥まで見ておきましょう。[設定]→[モード]→[サイレント モード]→[通知フィルタ]→[アラームとその他の割り込み]で「アラーム」が許可になっていれば、モード中でもアラームだけは鳴ります。ここがブロックになっていると、その時間帯のアラームは全部止まってしまいます。

参考:Google公式ヘルプ(アラームを設定する・鳴らないときの確認)

電池の設定で時計アプリが止められていないか

通知も出ず、ただ時刻が過ぎていた。このパターンなら、電池まわりがあやしいです。

Googleのヘルプも、アラームが鳴らない原因の一つにバッテリー セーバーを挙げていて、対処は「バッテリー セーバーをオフにするか、時計を必須アプリに追加する」。寝ている間に残量が減って、スケジュールでバッテリー セーバーが自動で入る設定にしている人は、ここが当たりかもしれません。

もう一つは、アプリごとの電池の扱いです。Pixelの「自動調整バッテリー」は、あまり使わないアプリを動かす回数を減らす仕組みで、通知が遅れることがあるとGoogleのヘルプにも書かれています。時計アプリは1日に数秒しか動かないので、「あまり使わないアプリ」扱いされやすいのがなんとも皮肉なところ。

  1. [設定]→[電池]→[バッテリー セーバー]を開き、スケジュールが夜間に掛かる設定になっていないか見る
  2. [設定]→[アプリ]→[アプリをすべて表示]→[時計]→[アプリのバッテリー使用量]を開く
  3. [バックグラウンドでの使用を許可]がオンになっているか確かめ、「制限なし」が選べる機種ではそれを選ぶ

時計アプリの制限を外しても、電池の減りはほとんど変わらないと思います。電池を食うのは動画やSNSのバックグラウンド通信で、時計は決まった時刻に一瞬動くだけですからね。

参考:Google Pixel ヘルプ(自動調整バッテリーとバッテリーの最適化)

おやすみ時間と重なってアラームが消えるケース

朝見たら、アラームそのものがオフになっていた。この症状は、設定が2か所に分かれているせいで起きがちです。

実はPixelには「おやすみ時間」が2つあります。1つは時計アプリの[おやすみ時間]タブ。就寝と起床の時刻を決めると、起床のアラームがここに作られます。もう1つは[設定]→[モード]→[おやすみ時間]で、こちらは通知を止めて画面を白黒にするスケジュール。名前は同じなのに置き場所が違うので、片方を止めたつもりが、もう片方だけ残っていた……という取り違えが起きるわけです。

時計アプリで作った起床のアラームは、[アラーム]タブの一覧とは別に管理されています。普段のアラームと混ぜて使うと、どれが生きているのか分からなくなりがち。起床の1本はどちらかにまとめておくと、見落としが減りますよ。

  1. 時計アプリの[おやすみ時間]タブを開き、起床の時刻とアラームがオンになっているか見る
  2. [設定]→[モード]→[おやすみ時間]→[通知フィルタ]→[アラームとその他の割り込み]で「アラーム」が許可になっているか見る

もう1つ気をつけたいのが、近い時刻に置いた2本のアラームです。Googleのヘルプには、2つのアラームを極端に近い時刻に設定すると最初のアラームが消えることがあるので、5分以上間隔を空けるよう書いてあります。保険のつもりで7時00分と7時01分に入れたら、保険のほうが本命を消してしまうかもしれません。

2025年3月にPixel 9シリーズで集中して出た報告には、鳴らなかっただけでなく、勝手にオフになっていた・遅れて鳴ったというものも混ざっていました。このときは時計アプリの更新と、「Geminiに1本消すよう頼むと全部消える」不具合の両方が疑われましたが、どちらもGoogleは確認していません。

参考:Google公式ヘルプ(モードとサイレント モードの設定)

「不明な理由によりアラームが作動しませんでした」が出たら

この通知が出ているなら、スマホは時刻をちゃんと分かっていたのに、時計アプリが鳴らせなかったということ。音量やサイレントモードが原因なら、アラーム自体は作動して音が出ないだけなので、この文言にはなりません。

経緯を並べると、けっこう長いです。

  • 2021年9月:Google時計アプリでアラームが鳴らない報告がPlayストアとRedditに多数。Pixelに限らずOnePlusやOPPOでも起き、Googleが不具合を認めて修正を表明した
  • 2024年10月:Android 15の配信後にまた多発
  • 2025年3月:Pixel 9シリーズで鳴らない・オフになる・遅れる報告。Android Authorityが手元のPixel 9 Pro XLで試したが再現できず
  • 2025年7月:Android 16でも継続。Pixel 6a・7・8・9シリーズと機種を問わず報告され、数週間は正常でも突然起きるのが特徴
  • 2026年9月25日:Android AuthorityとHelenTechが、まだ直っていないと報道。Googleへの問い合わせに回答なし

Googleがどこまで把握しているかも、公表されていません。2021年のときのように、不具合を認めて修正時期を示す動きは、今回はまだ無し。

同じ時期には、別の形の報告も出ています。アラームは時刻どおりに作動しているのに、アラーム・タイマー・ストップウォッチの音が一切出ない(サイレントモードでもない)、というもの。アラーム音を選ぶ画面では音が鳴るので、設定ではなく、アプリが音を出すところで詰まっているように見えます。

設定を全部見直してもこの通知が出るなら、あなたの側で調整できるところはもう残っていません。再起動や作り直しで一時的に収まることはありますが、同じ端末で数週間後にまた出たという報告がいくつもあります。ここから先は、Googleの修正を待つしかないと割り切るのがよさそうです。

参考:HelenTech(Pixelの時計アプリでアラームが鳴らない不具合、現在も継続中)

不具合に当たったときの手当て:キャッシュの削除と予備のアラーム

根本的な修正はまだ出ていないので、こちらでできるのは2つだけ。時計アプリをいったんまっさらにすることと、アラーム1本に頼らないことです。

効いたという報告が多いのはキャッシュとデータの削除ですが、効かなかった人もいます。試す価値はあるものの、これで解決とまでは言い切れません。

  1. [設定]→[アプリ]→[アプリをすべて表示]→[時計]→[ストレージとキャッシュ]を開く
  2. [キャッシュを削除]をタップする(アラームは消えない)
  3. それでも再発したら、アラームとタイマーの時刻・曜日をメモしてから[ストレージを消去]をタップする(全部消える)
  4. 時計アプリを開き直し、アラームを作り直す

予備のアラームは、前の節で書いたとおり本命から5分以上ずらしておきます。音も変えておくと、寝ぼけていてもどっちが鳴ったのか区別がつくのでおすすめ。

そのうえで、どうしても寝坊できない朝は、スマホ以外にもう1台あると安心です。千円台の目覚まし時計で十分ですし、家族のスマホに1本入れてもらう手もあります。スマホを信用していないわけではないのですが、鳴らなかった朝の損のほうがずっと大きいので、私は保険を別の機械に持たせる派です。

参考:HelenTech(Android 16でも継続するアラーム不具合と回避策)

アラーム音をSpotifyやYouTube Musicにしているなら端末内の音へ

2021年に大量に報告が出たときの原因は、Spotifyと連携したアラーム音でした。Googleも修正までの回避策として、アラーム音を端末に保存された音から選ぶよう案内しています。

いまの時計アプリでも、YouTube Musicで曲を選ぶにはPremiumが必要です。Spotifyの無料アカウントだと選べるのはプレイリストだけで、広告が流れることもあります。ログインが切れていた、夜中に通信が不安定だった……そんな事情が、鳴らない原因に混ざることもありえるわけです。

好きな曲で起きるのは気分がいいんですけどね。不具合を切り分けている間だけでも端末内の音に戻しておけば、疑う原因が1つ減ります。

  1. 時計アプリで[アラーム]を開き、対象のアラームをタップする
  2. [アラーム音]をタップする
  3. [デバイスのサウンド]の一覧から音を選ぶ

戻しても出るなら、配信サービスのせいではなかったと分かります。それも収穫です!

参考:GAZLOG(Pixelでアラームが鳴らない不具合が再び報告)

まとめ

アラームの音量、サイレントモードの例外、時計アプリの電池の扱い。設定で直せるのはこの3つで、どれもGoogleのヘルプに鳴らない原因として載っています。全部見ても5分あれば終わりますよ。

「おやすみ時間」が時計アプリと設定アプリの2か所にあるのは、不具合ではなく仕様です。起床のアラームはどちらか片方にまとめておけば、取り違えは起きません。

「不明な理由によりアラームが作動しませんでした」の通知が出たら、設定の問題ではなく、2021年から続いて2026年9月の時点でも直っていない時計アプリの不具合。キャッシュの削除で様子を見つつ、5分以上ずらした予備のアラームと、スマホ以外の目覚ましで朝を守るしかありません。

Pixel 6aから9シリーズまで出ていて、Googleからは原因も修正時期も示されないまま。数週間は普通に鳴っていても、ある朝いきなり当たります。当たった人にとっては毎朝のことなのに、当たらない人には無いのと同じなので、報告が増えてもなかなか直らないのだと思います。

Googleのヘルプにある「2つのアラームを近い時刻に置くと最初の1本が消えることがある」という一文は、私も今回初めて知りました。保険のつもりで1分後に入れた2本目が本命を消すのだとしたら、鳴らなかった朝の何割かは、不具合ではなくこの仕様のせいだったのかもしれません。確かめようはありませんが、5分空けるだけで避けられるなら、空けておいて損はないですよね。

OPPOのスマホで鳴らない場合は、ColorOSの省エネ機能も絡んでくるので、確認する場所が変わります。

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