みなさんはLINE絵文字やLINEスタンプを購入したことがありますか?
私は普段からLINEをよく使っていて、友人とのやり取りで面白い絵文字を見かけるたびに「こういうのを自分でも作れたら楽しそうだな」とぼんやり思っていました。
今は個人でもLINEスタンプやLINE絵文字を販売できる時代ですし、SNSを見ていると「毎月○万円稼いでいます」といった景気のいい話も流れてきます。そういう投稿を見るたびに「本当にそんなに売れるものなんだろうか?」と、疑い半分・興味半分で気になっていました。
そこで思い切って、自分でもLINE絵文字を作って実際に販売してみました!
結果から言うと…販売までは意外なほどスムーズでした。が、その後に待っていた現実はなかなか厳しいものでしたw
今回は実際にLINE絵文字を制作・販売してみて感じたことと、なぜ売るのがこんなに難しいのかを、飾らずに率直に書いてみました。「作れば売れるのかも」と考えている人の参考になればうれしいです。
LINEスタンプ・絵文字は思ったより気軽に作れる
販売してみてまず驚いたのは、参入するハードルの低さでした。
正直なところ、私は最初「イラストレーターさんみたいに絵が描ける人しか無理だろう」と思い込んでいたんです。ところが実際に調べてみると、LINEクリエイターズマーケットの仕組みは想像よりずっとわかりやすく、規定に沿った画像を用意して申請すれば、個人でもちゃんと販売までたどり着けます。
もちろん絵が上手い方が有利なのは間違いありません。それでも「とりあえず作ってみたい」というレベルなら、十分に挑戦できる世界だと感じました。
むしろ難しいのは販売開始後です。
販売申請が通った時はかなり嬉しかったです!自分で作った作品がLINEストアに並ぶわけですからね。ただ、その時はまだ気付いていませんでした。本当に大変なのは、そこから先だったということに…。
実際に作ったLINE絵文字を紹介します
私が作った絵文字がどんなものなのか、せっかくなので一部を紹介させてください。
ちょいブラックなシュールメガネ
最初に作った絵文字「ちょいブラックなシュールメガネ」です。
名前の通り、メガネがしゃべります。
しかも、ちょっと毒舌。
冷静に考えると意味がわからないのですが、制作中はなぜか「これは面白いに違いない」と本気で信じていましたw
返事に困った時や、やんわり本音を伝えたい時に使える絵文字をイメージしています。個人的には一番好きなシリーズなのですが、基本的にはメガネの人(もしくはメガネ好きの人)にしか刺さらないので、我ながらなかなかニッチだなとは思いますw
販売ページ:ちょいブラックなシュールメガネ
ちょいシュールなゆるゆるどうぶつ絵文字
続いて「ちょいシュールなゆるゆるどうぶつ絵文字」。
ちょっとシュールでゆるい表情のどうぶつたちが、毎日のトークをやさしく盛り上げてくれたら…というイメージで作りました。
あいさつや返事、リアクションなど普段使いしやすい内容を意識していて、「とにかく気軽に使える絵文字を作りたい」と考えながら制作した作品です。
今見返すと「もう少しこうしたかったな」という部分もありますが、個人的には結構可愛くできたと思っているので、なんだかんだ愛着があります。
販売ページ:ちょいシュールなゆるゆるどうぶつ絵文字
気持ちだだもれ ゆるゆるどうぶつ絵文字
上の「ちょいシュールな~」の別バージョン「気持ちだだもれ ゆるゆるどうぶつ絵文字」です。
感謝、しんどい、むりかわ、尊いなど、つい口から漏れてしまう感情をテーマにしました。
LINEって、意外と文章を打つのが面倒くさい時ってありますよね。そんな時にポンと送るだけで気持ちが伝わる絵文字があったら便利かな、と思ったのがきっかけです。
感情系の絵文字はネタを考えるだけでも面白くて、この3つの中では一番楽しく作れました。
販売ページ:気持ちだだもれ ゆるゆるどうぶつ絵文字
LINEスタンプ界隈はやっぱりレッドオーシャンだった
LINEストアが膨大な数のスタンプや絵文字であふれかえっているレッドオーシャンだということは、始める前から当然わかっていました。
レッドオーシャン(Red Ocean)とは、競争相手が多く、市場が飽和していて激しい競争が行われている市場のことです。競争によって企業同士が「血で血を洗う」状態になることから、海が赤く染まるイメージで「レッドオーシャン」と呼ばれます。
人気キャラクターもいれば、有名クリエイターも大勢います。その中で、無名の個人が作ったスタンプ・絵文字を見つけてもらうだけでも、かなりの難易度です。
なので、何千個も売れるなんてもちろん思っていませんでした…が、さすがに多少は自然に売れていくかもなー、くらいには期待していました。結果、その見込みは甘々でしたw
販売開始後、反応はまったくなく、静かな日々が続きます。
それでも2週間くらいたって、ようやく1個売れました!たったの1個ですが、めちゃくちゃ嬉しかったです。買ってくれた人、マジでありがとう!
売れない理由は作品の良し悪しだけではない
当然ですが、そもそもそのスタンプの存在を知られていなければ、どれだけ良い作品でも購入されることはありません(私の作品が良いかどうかは、いったん置いておいて…)。
これはブログにもよく似ています。一生懸命記事を書いても、検索結果に出てこなければ誰にも読まれませんよね。
LINE絵文字も同じで「作る→見つけてもらう→買ってもらう」という流れがあります。作品の出来だけでなく、知名度や発信力が売上に与える影響がとても大きいんです。ブログならSEO対策という手が使えますが、LINEスタンプの場合はどう露出を増やすのが正解なんでしょうかねー。
この「見つけてもらう難しさ」は、個人でブログを運営して収益化を目指す感覚とほぼ同じでした。作って終わりではなく、そこからが本番、というやつです。
関連記事:個人ブログの広告掲載料金はどのくらい?価格の相場や設定基準について
ということで、とりあえず今こうしてブログ記事にしてみた次第ですw
それでも挑戦して良かったと思う
ここまで読むと散々な話に聞こえるかもしれません(笑)
実際、収益だけを見れば厳しい結果です。でも「やらなきゃよかった」とはまったく思っていません。
どんな絵文字にするか考えたり、表情を作り込んだり、販売ページを準備したり。そういう作業そのものが、思っていた以上に新鮮で楽しかったからです。
そして、自分が作った作品が実際にLINEストアで販売されているのを見ると、やっぱり嬉しかったです。販売直後は「ついに俺も(なんちゃって)イラストレーターになったぞー」なんて浮かれていましたからw
自分が作ったスタンプを、知らない誰かがどこかで使っている。その事実だけで、作ってよかったなーと思えます(1個しか売れてませんがw)。売上以上に「自分で作って世に出した」という経験そのものに価値があった気がしています。
まとめ
今回、LINE絵文字を作って販売してみましたが、率直な感想を言うと「作るより売る方が圧倒的に難しい」でした。
販売までのハードルは意外と低く、個人でも十分に挑戦できます。ただ、販売を始めたからといって自動的に売れるわけではありません。LINEストアには数え切れないほどの作品が並んでいて、その中で見つけてもらうだけでも本当に大変です。売上を伸ばそうと思ったら、作品づくり以上に「どうやって知ってもらうか」という発信の工夫が欠かせない、というのが正直な実感です。
もしこれからLINEスタンプやLINE絵文字を作ってみようと思っているなら「簡単に稼げる副業」と考えるより「まずは作ることを楽しむ」くらいの気持ちで始めるのがおすすめです。ゆるく続けているうちに、ふとしたきっかけで刺さる作品が生まれることもあるかもしれませんしね。
少なくとも私は、売上以上に面白い経験ができたので、やってみて本当によかったと思っています!


