「世界中の都市がもし東京にあったら」というテーマで製作された作品「世界東京化計画(Worldwide Tokyo-lization Project)」を紹介。
これらの作品は、石井大五+フューチャースケープ建築設計事務所がヴェネツィア・ビエンナーレ2016に出展した作品。煌々ときらめく看板に広告。あらためて比較してみると、東京は世界の都市の中でもかなり異質な景観なのかもしれませんね。
世界東京化計画
デザイナーの石井氏は、以前から「都市のイメージを決定しているのは、建物のような強い部分よりも、その上の表層的な部分」と感じていたそう。
それゆえ、東京と縁もゆかりもなく似ても似つかない街でさえ「その表層的な部分を東京で見付けたエレメントに交換すると、都市のイメージが変容して東京のような街に見えるのでは?」と考え、この作品を制作したそうです。
ニューヨーク(アメリカ)
the “Tokyo-lization” of New York
コペンハーゲン(デンマーク)
the “Tokyo-lization” of Copenhagen
ブエノスアイレス(アルゼンチン)
the “Tokyo-lization” of Buenos Aires
ラパス(ボリビア)
the “Tokyo-lization” of La Paz, Bolivia
パリ(フランス)
the “Tokyo-lization” of Paris. More specifically, Tokyo’s hanami cherry blossom viewing-ification of Paris’ Champ de Mars
ヴェネツィア(イタリア)
the “Tokyo-lization” of Venice
大きな看板や広告を入れるだけで東京と同じように見えるとは不思議なものです。逆に東京から看板をはずしたら海外の都市のようになるのでしょうかね?
LINK:What Would Cities Look Like if They Were “Tokyo-ized” | Spoon & Tamago