私の家は東京電力のオール電化向けのプラン「季節別時間帯別電灯(電化上手)」を使用していたのですが、先日そのプランがなくなるとの通達がありました。
東京電力が発表した内容はこちら: 低圧のお客さま向け電気料金プランの一部見直しについて(PDF)
電化上手には、毎月の電力量料金2〜5%(上限2,200円/月)が割引となる「全電化住宅割引」がありました。この割引は2025年3月末で廃止されています。東京電力の言い分を簡単にまとめると「もうオール電化が定着したので割引は必要ないでしょ」ということ。もっともらしい理由ではありますが…要はインフレに伴う実質値上げということでしょう。
つまり、私の立場からすると今後は東京電力にこだわる理由がなくなり、もっとお得なプランを提供する他の電力会社を検討する価値が出てきました。
そこで、今回はオール電化住宅におすすめの新電力会社として評判の高い「Looopでんき」「オクトパスエナジー」「Idemitsuでんき」を比較し、どのプランが自分に合いそうかを整理してみます。なお、電気料金プランは各社とも改定が頻繁なので、以下の料金や単価はあくまで私が調べた執筆時点の目安です。申し込む前に必ず各社公式サイトで最新の内容を確認してください。
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Looopでんきの特徴とおすすめポイント
Looopでんきはもともと「基本料金0円」というシンプルな料金体系が売りでした。ただ、この基本料金0円は2025年3月で終了し、2025年4月からは市場価格に連動する「スマートタイムONE(電灯)」というプランへとリニューアルしています。国の制度対応費を負担していた従量単価部分を実質値下げすることで、使用電力量が多いユーザーは電気料金が安くなる設計だそうです(逆に使用電力量が少ないユーザーは値上げとなるケースもあるようです)。
現行のスマートタイムONEは、30分ごとに電力量料金が変動する市場連動型が最大の特徴です。オール電化専用プランという形ではなくなりましたが、日中や深夜など単価が安くなりやすい時間帯に電気を寄せられる家庭なら、オール電化プラン並みにお得になりやすいとされています。
- 基本料金:現行の「スマートタイムONE」では発生(2025年3月までは0円だった)
- 電力量料金:市場価格に連動し30分ごとに変動(夜間や春秋の昼間は割安になりやすい)
Looopでんきのメリット
- 燃料費調整額などの追加コストがなく、料金の内訳がシンプルで分かりやすい。
- 単価が安い時間帯に電気を寄せられれば、電力使用量が多い家庭でもコストを抑えやすい。
- 再生可能エネルギーの利用を推進しており、環境に優しい選択肢。
- 契約や解約に際しての違約金が一切発生しないため、契約の自由度が高い。
Looopでんきのデメリット
- 市場連動型のため、電力の市場価格が高騰すると単価も上がる変動リスクがある。
- 時間帯によって単価が大きく変わるので、日中や夏季・冬季のピーク時間帯の消費が多いと料金が高くなる可能性がある。
Looopでんきが向いている家庭
深夜時間帯や春・秋の昼間など、単価が安い時間帯に電力消費を寄せられる家庭に向いています。エコキュートや蓄熱暖房機を安い時間帯に稼働させ、割高なピーク時間帯の使用を抑えられるオール電化住宅にとっては相性が良さそうです。
オクトパスエナジーの特徴とおすすめポイント
オクトパスエナジーは、ライフスタイルに応じて複数のプランを柔軟に選べる点が特徴です。オール電化向けには、夜間の料金が割安になる「オール電化オクトパス」と、太陽光が増える日中の料金を割安にした「オクトパスサンシャイン」が用意されています。また「グリーンオクトパス」など再生可能エネルギーを重視したプランもあり、環境に配慮した家庭には魅力的です。
- 基本料金:契約プランやエリアによって異なる
- 従量料金:プランに応じて異なる(オール電化向けは夜間帯が割安)
オクトパスエナジーのメリット
- オール電化専用プランが複数あり、夜型・昼型など生活パターンに合わせて選べる。
- 実質再生可能エネルギー100%の選択肢があり、環境意識の高い家庭に向いている。
- 契約期間の縛りや解約金がないので、プランの変更が容易。
- 友達紹介キャンペーンなどで、契約者に特典がある。
オクトパスエナジーのデメリット
- 基本料金や従量料金がエリアや契約プランによって大きく異なるため、適切なプランを選ばないとコストが高くなる可能性がある。
- プランによっては市場価格の影響を受け、想定より高くなることもある。
オクトパスエナジーが向いている家庭
環境に配慮したい家庭や、特典を活用したい家庭におすすめです。夜型・昼型それぞれにオール電化プランがあるので、生活リズムに合わせて選びたい家庭にも向いています。
Idemitsuでんきの特徴とおすすめポイント
idemitsuでんきは、ガソリンスタンドでおなじみの出光興産が提供する電力サービスです。オール電化向けのプランが用意されており、夜間(深夜帯)の電力量料金が抑えられているため、オール電化住宅に適しています。
- 基本料金:地域や契約内容によって異なる
- 電力量料金:夜間(おおむね深夜1時〜朝6時)が割安に設定されている
Idemitsuでんきのメリット
- 車を使う家庭向けに、給油が割引になる「ガソリンコース」や電気代が割引になる「EVコース」を選べる「クルマ特割」があり、年間で最大2,400円ほどお得(コース・条件により変動)。
- 燃料費調整のしくみがあり、市場連動型に比べると料金が比較的安定している。
- 全国(沖縄を除く)で対応しており、引っ越し後も同じプランを継続できる。
Idemitsuでんきのデメリット
- 契約内容によっては、解約時に違約金が発生する可能性がある。
- エリアによって提供されるプランが異なるため、事前に確認が必要。
Idemitsuでんきが向いている家庭
夜間に電力を多く消費する家庭や、車をよく利用する家庭に向いています。市場連動型ほど単価が乱高下しにくいので、料金の安定を重視したい家庭にも合いそうです。
まとめ:オール電化に最適なプランの選び方
それぞれの電力会社には特徴があり、ライフスタイルに応じて選ぶことが重要。
各社のオール電化向けプランを比べてみましたが、最終的にどこを選ぶかは、家庭の電力使用パターンや重視するポイントによって変わります。以下に、各社をおすすめするケースをまとめてみました。
- Looopでんきは市場連動型なので、単価が安い時間帯にエコキュートや電気温水器の使用を寄せられる家庭と相性が良く、電力使用量が多くても工夫次第でコストを抑えやすい。ただし、市場価格が高騰する局面や、夏冬の日中の使用が多い家庭は料金が上がるリスクもあるため注意が必要。
- オクトパスエナジーは、夜型・昼型それぞれにオール電化プランがあり、契約の柔軟性も高い。電力使用パターンが季節ごとに変わる家庭や、環境への配慮を重視する家庭向き。特典やキャンペーンも豊富なので、総合的なコストメリットを得られる場合もありそう。
- Idemitsuでんきは、夜間の電力料金が安く設定されており、さらに車をよく利用する家庭には「クルマ特割」(年間最大2,400円ほど)のメリットがある。夜間の電力消費が多い家庭や、料金の安定性を重視する方に向いている。
とりあえず、今契約している東京電力の電化上手プランが使えるうちは様子見状態ですが、正直どこも一長一短で悩ましいところ。かつてのLooopでんきは基本料金0円が分かりやすい魅力でしたが、市場連動型に変わったことで「安い時間帯にどれだけ寄せられるか」が肝になりそうです。一方でIdemitsuでんきは料金が安定していて評判も悪くないので、変動リスクをどう見るかが決め手になりそう。
電気料金プランは改定が頻繁なうえ、市場連動型は月ごとに実際の負担も変わります。ここに書いた料金や単価はあくまで私が調べた執筆時点の目安なので、乗り換えを検討するときは必ず各社の公式サイトで最新のプラン内容と単価を確認してください。
※記事の内容は執筆時のものです。詳細は各公式ホームページにてご確認ください。