QRコード決済の選び方|シェア1位はPayPay、満足度1位は楽天ペイ

スマホ決済のイメージ

PayPayの「100億円キャンペーン」で一気に普及した感のあるスマホのQRコード決済。皆さん使っていますか?

私はPayPay、LINE Pay、メルペイの3つを使っていますが、定期的にキャンペーンが開催されるのでその時一番お得な決済を選んで利用しています。

そんなスマホ決済機能の利用率や満足度についての調査結果が各所で発表されているので、いくつか紹介したいと思います。

私は当時、PayPay・LINE Pay・メルペイの3つを併用していました。いまはLINE Payが終わり、PayPayが日常の支払いのほとんどを占めています。使う人の側でも、この数年で選択肢がかなり絞られました。

面白いのは、いちばん使われているサービスと、いちばん満足されているサービスが一致していないことです。シェアはPayPayが独走している一方、総合満足度の1位は楽天ペイ。この食い違いには理由があります。

この記事では、2019年当時の調査をそのまま残しつつ、いまのシェアと満足度、そして「結局どれを選べばいいのか」を最後にまとめます。乗り換えを考えているなら、後半だけ読んでも判断できます。

※この記事は2019年7月時点の調査をもとに書いています。その後QRコード決済の勢力図は大きく変わり、いまはPayPayが利用率トップに定着。ここで利用率1位だったLINE Payは、日本国内の決済サービスが2025年4月末で終了し、残高はPayPayへ移行されました。当時の記録として残しつつ、末尾に今の状況を書き足しています。

利用しているスマートフォン決済機能

ジャストシステムが2019年7月18日、マーケティングリサーチに関する情報サイト「Marketing Research Camp」でネットリサーチサービス「Fastask」を利用して実施した「Eコマース&アプリコマース月次定点調査(2019年6月度)」の調査結果がこちらです。

利用しているスマートフォン決済機能
IMAGE:ジャストシステム

スマホを活用した決済サービスや電子マネーの利用者に利用しているサービスを聞いたところ「LINE Pay」が41.2%でもっとも多い結果に。男女別の利用率1位は、女性が「LINE Pay」で50.4%、男性は「PayPay」で38.4%でした。

女性のLINE Pay率の高さに驚き。さすがのLINEブランドですね。

QRコード決済サービスの総合満足度

続いて、MMDLaboが2019年7月18日に公開したMMD研究所の「2019年7月 QRコード決済の満足度調査」の結果です。

QRコード決済サービスの総合満足度
IMAGE:MMD研究所

ユーザーの総合満足度は「メルペイ」がもっとも高く71%、2位は「LINE Pay」で68%、以下「楽天ペイ」「PayPay」と続いています。

私がよく使っているQRコード決済

今回の調査結果はちょっと意外でした。

私がよく使っているQRコード決済は「PayPay」。お得なキャンペーンを頻繁に開催しているのもありますが、やはり使える店舗が圧倒的に多いのが便利です。私の場合、行きつけの美容院やカフェで使えるのも大きいですね。アプリのUIや使い勝手も悪くないと思います。

PayPay-ペイペイのアプリアイコンPayPay-ペイペイ(簡単、お得なスマホ決済アプリ)
カテゴリ: ファイナンス, ライフスタイル

「LINE Pay」はバーチャルカードの使い勝手がすごくいいです。バーチャルカード適用のキャンペーンが開催されている時は、ネットショッピング最強のカードだと思います。

LINE Payアプリの使い勝手は悪くないですが、LINE本体とLINE Payどちらで管理するのがいいのかよくわからないのが個人的にはマイナスポイント。

上の調査結果とは逆に私がもっとも使いにくいと感じているのが「メルペイ」。とにかく専用アプリがないのが使いにくい。一度メルカリの画面を開いてコードを表示するのが地味に面倒だったりします。また「メルペイあと払い」とか「メルペイ残高払い」とか「ポイント」とか、どうもややこしくてわかりにくいのが気になります。

iDを使ったらメルペイの使い勝手はかなり良くなるかもしれません。ただ、私はiPhone6sなのでiD使えないのです…orz

今回はこのような調査結果が出ましたが、QR決済サービスはまだまだ黎明期。これからどんどんブラッシュアップさせて、さらに使いやすく便利にお得になってもらいたいですね。

その後、勢力図はこう変わりました(追記)

この記事を書いた2019年から数年で、状況はずいぶん変わりました。

当時、利用率トップだったLINE Payは日本国内の決済サービスが2025年4月末で終了。残高はPayPayへ移行され、送金・決済はPayPayに一本化されました。私が「使い勝手がいい」と書いていたバーチャルカードも、この終了にともなって役目を終えています。

入れ替わるように伸びたのがPayPayで、いまではQRコード決済の利用率トップに定着。MMD研究所の2025年7月の調査でも、QRコード決済の利用率はPayPayが65.2%で断トツ、次いで楽天ペイが35.9%、d払いが28.2%という並びでした。私が当時から「使える店舗が多い」と感じていた強みが、そのままシェアにつながった形ですね。

メインで使っているサービスに絞った調査では、PayPay・楽天ペイ・d払い・au PAYの上位4つで93.2%を占めます。実質、この4つから選ぶ話になりました。

参考:2025年7月 決済・金融サービスの利用動向調査(MMD研究所)

満足度の1位は楽天ペイ

ところが満足度で見ると、順位が入れ替わります。

MMD研究所の調査では、総合満足度(満足+やや満足)の1位は楽天ペイの78.0%。PayPayとd払いが74.6%で並び、au PAYが70.0%と続きます。シェアで倍以上の差をつけているPayPayが、満足度では2位というねじれです。

理由は想像がつきます。PayPayは使える店の多さで選ばれていて、必ずしも使い心地で選ばれているわけではないからです。逆に楽天ペイは、楽天ポイントとの往復がはっきりしている人にとって不満が出にくい。

シェアは「どこでも使えるか」、満足度は「自分の生活に合っているか」を映していると考えると、この食い違いは筋が通ります。多数派に合わせる必要はない、ということでもあります。

参考:QRコード決済のシェアは「PayPay」、総合満足度は「楽天ペイ」(MMD研究所)

結局どれを選べばいいのか

選ぶ軸は3つに絞れます。

1つ目は使う店で対応しているか。ここは今もPayPayが有利です。個人経営の店やタクシー、地方の商店まで含めると、対応の広さで差がつきます。1つだけ入れるならPayPay、という結論はいまも変わりません。

2つ目はポイントの行き先です。楽天経済圏なら楽天ペイ、ドコモならd払い、auならau PAY。貯めたポイントを使う場所が生活の中にあるかどうかで、還元の実感がまるで違います。ポイントが貯まっても使い道がなければ、それは値引きになっていません。

3つ目はチャージ元です。銀行口座、クレジットカード、残高。どれからチャージすると還元が付くかは各社で条件が違い、しかも改定が多い。ここは公式のキャンペーンページを一度見ておくのが確実です。

なお、キャンペーンは各社とも常設ではありません。大型還元が読めない前提で、常時の還元率とチャージ元の条件を基準に選ぶほうが、結果として振り回されずに済みます。

私はいまPayPayをメインに、楽天市場の買い物まわりだけ楽天ペイ、という分け方に落ち着きました。2つで足ります。3つ以上入れると、レジ前でどれを出すか迷って、結局いちばん出しやすいものしか使わなくなります…。

まとめ

2019年の調査では、利用率1位がLINE Pay、満足度1位がメルペイでした。いま振り返ると、どちらも当時限りの順位だったことになります。LINE Payは2025年4月末で国内サービスを終え、残高はPayPayへ移りました。

代わりに定着したのがPayPayで、利用率は65.2%。メイン利用で見れば、PayPay・楽天ペイ・d払い・au PAYの4つで93.2%を占めます。乱立していた黎明期は終わり、選択肢はすっかり絞られました。

ただし満足度の1位は楽天ペイの78.0%で、PayPayは2位。使える店の多さと、使っていて心地よいかは別物だという結果です。数字の1位をそのまま自分の1位にする必要はありません。

選ぶときは、使う店で対応しているか、ポイントの使い道が生活の中にあるか、チャージ元の条件はどうか。この3つを見れば十分です。還元率のわずかな差を追いかけるより、支払いのたびに迷わない構成にするほうが、結局は取りこぼしが減ります。

もうひとつ、サービスが終わるときの動きも見ておきたいところ。LINE Payのときは残高がPayPayへ移されましたが、いつも同じ扱いになるとは限りません。残高を大きく積んだままにしないのも、地味に効く自衛です。

黎明期には「これからどんどん便利になってほしい」と書きましたが、いまは便利になりすぎて選ぶのが面倒、という段階に来ました。メインを1つ決めて、必要なら2つ目を足す。それくらいの構えがちょうどいいです。

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