「スパイウェア疑惑」でなにかと話題の中国の電子機器メーカーHUAWEI(ファーウェイ)が、折りたたみ式スマートフォン「HUAWEI Mate X」を発表しました。2019年半ば発売予定で、価格は2299ユーロ(約29万円)です。
21日にはSamsung(サムスン)も折りたたみスマホ「Galaxy Fold」を発表していましたが、その完成度の違いも話題になっています。
折りたたみスマホ「HUAWEI Mate X」
「HUAWEI Mate X」最大の特徴は、ディスプレイの中央から山折りに折り畳めるようになっている点。ディスプレイ自体が曲がるため、広げても境目などはありません。
6.38インチ、6.6インチ、8インチの3つのモードからなり、ノッチもなく、Galaxy Foldと比べて極めて高い完成度を誇っています。
厚さは、広げたときのディスプレイ部分は5.4ミリ、畳んだ状態では11ミリになる模様。解像度は展開時2480×2200、畳むと全面パネルが2480×1148で背面パネルが2480×892。メモリは8GB、容量は512GB、バッテリーは4500mAh。
サムスンが発表した「Galaxy Fold」は谷折りで、畳んでいるときは外面のサブティディスプレイを使う仕様です。技術的に同じディスプレイを使うことは難しいのかと思ったのですが、あっさりファーウェイが実装してきて驚きです。
このような革新的なデバイスを中国企業が世界に先駆けて発表するというのは時代を感じます。ネット掲示板では「Appleの時代終わった」と嘆く書き込みもちらほら。中には「ファーウェイが怖くてスパイチップ疑惑をでっち上げたのでは?」といった憶測すら飛び交っています。
iPhoneはここ数年目新しい機能を追加していません。ファーウェイがこのような製品を出してきて、Apple内部は戦々恐々としていることでしょう。次世代のiPhoneでワクワクするようなアップデートがされないようなら、いよいよスマホのメインストリームが変わるかもしれませんね。
LINK:HUAWEI Mate X | HUAWEI Global