パズドラの流行とネウロに学ぶ「オンラインゲーム(ソーシャルゲーム)依存症の恐怖」

iPhoneゲームアプリ「パズル&ドラゴンズ(パズドラ)」。運営しているガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社の1月の売り上げが85億円という記事を見て、軽く衝撃を受けました。

数日前、たまたまパズドラをやっている友人と「ガンホーがどれだけ儲かっているか」という会話をしました。

店番しながらスマホをいじる美少女

現在のダウンロード数は800万。実際にプレイしているのが仮に半分の400万人だとします。そのうち課金している人が0.01%の4万人いたとして、その人たちが1日平均で1000円課金したとしても4000万円/日の収益。それを月換算すると12億円になる…と。

話しながらもさすがにこれほど稼いではいないと思ったのですが…それ以上の収益を上げていたということになります。凄まじいとしか言いようがないですね。

賛否両論の課金制度

オンラインゲーム(ソーシャルゲーム)の課金制度については賛否両論ありますが、個人的には否定はしません。無料でプレイして気に入ったら個人の責任で課金する。システムとしては特に問題ないと思います。が、当然大手を振って賛成ではなく、その課金内容には問題があるとは思っています。

レアカードやモンスターをゲットするために課金してガチャを回す

こういった「コレクションしたい人間の所有欲」や「他人よりも強くなりたいという心理」をついた商売は自己責任とは言え、やはり健全なシステムとは言いがたいです。必死でゲットしたカードも、インフレで数ヵ月(下手したら数週間)で産廃になるのは日常茶飯事です。

健全と思える課金システムは「シナリオの追加」やせいぜい「当たり外れのないキャラクターやアイテムの購入」あたりかな、と個人的には考えます。

サービス終了はいつ発表されてもおかしくない

オンラインゲームをしている人たちにとって一番怖いのはサービスの終了ですよね。あるいはデータが全て飛ぶ可能性も否定はできません。

実際、データが飛んでサービス終了した会社もあります。最近もAKB48のゲームで不祥事を起こしたメンバーのカードがなくなって発狂している人を見かけました。

オンラインゲームの怖さについて、以前ジャンプで連載されていた『魔人探偵脳噛ネウロ』の一幕を紹介します。

ネットゲームはコアなユーザーが多いので一般の人はあまり馴染みがないかもしれませんが、スマホのゲームは幅広い層に受け入られています。ソーシャルゲームの流行は「ゲーム内課金」という概念を非常に身近なものにしました。

パズドラはガチのオンラインゲームほどお金も時間も使うゲームではないと思いますが、もしもサービスが終了したりデータが飛んだ場合、母数が大きいだけに軽く社会現象になると思います。

今後ソシャゲがどのようなに発展していくのかはわかりませんが、スマートフォンが広く普及されている現状を考えると、そうやすやすとなくなることはないと思います。上の親子のようにならないよう、くれぐれもゲームにのめりこみ過ぎないようご注意ください。

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