WHO、ゲームを普段の生活に支障が出るほどやり過ぎてしまう「ゲーム依存症」を疾患と認定

スマートフォンなどのゲームのやり過ぎで日常生活に支障をきたすゲーム依存症が「ゲーム障害」として国際的に疾患として認められました

スマホゲームに夢中なおっさん二人

私もスマホゲームを結構やるので当てはまっていないか心配になってしまいますね…

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生活に支障が出るほどゲームをやり過ぎる人は病気と認定

世界保健機関(WHO)が怪我や病気を分類する国際的なガイドラインである「疾病及び関連保健問題の国際統計分類(ICD)」の改訂版を発表し、普段の生活に支障が出るほどゲームをやり過ぎてしまう「ゲーム障害」を、新しい病気としてガイドラインに加えたことが明らかになりました。

厚生労働省によると、成人約421万人、中高生約52万人がゲームなどのネット依存の恐れがあると推計しています。成人の数が想像以上に多いですね…

厚生労働省の調査では、成人約421万人、中高生約52万人がゲームなどのネット依存の恐れがあると推計されているが、政府は依存を防いだり依存傾向のある人を早期発見したりするための対策をほとんどとっていない。ゲーム障害が国際的に疾患として認められたことで、予防対策や適切な治療を求める声が強まるとみられる。

ゲーム障害は、依存性のある行動で日常生活に障害をきたす精神疾患の一種とされた。日常生活に支障が出てもゲームを優先する状態が12カ月以上みられる場合で、症状が重い場合はより短期で診断できるとした。ただし、飲酒同様、ゲームをする行為自体が問題とされたわけではない。

LINK:WHO、ゲーム依存症を「疾患」認定へ 予防や治療必要

しかし、日本企業も加盟する米国のゲーム業界団体は「ゲーム障害は独自の精神障害とみなすには十分な証拠が揃っていない」と表明し、WHOの決定は性急すぎると批判しています。

街中や駅のホームを見ているとゲームに夢中になっている人たちを毎日見かけます。実際にゲーム障害に当てはまる人はそう多くないとは思いますが、私を含め予備軍は結構いそう。好きなことに没頭するのはいいですが、生活に支障が出ないよう気を付けましょう。

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